ロシアによる「無許可」のスターリンク使用、阻止する取り組みに成果 ウクライナ国防相

ロシアに衛星通信サービス「スターリンク」が使われるのを阻止する取り組みについて、ウクライナのフェドロフ国防相は成果が出ていると明らかにした/Daniel Cole/Reuters

ロシアに衛星通信サービス「スターリンク」が使われるのを阻止する取り組みについて、ウクライナのフェドロフ国防相は成果が出ていると明らかにした/Daniel Cole/Reuters

(CNN) ロシアによるウクライナへの攻撃で無人機(ドローン)の誘導に米スペースX社の衛星通信サービス「スターリンク」が使われるのを阻止する取り組みについて、ウクライナのフェドロフ国防相は3日までに、「実際の成果が出ている」と明らかにした。

フェドロフ氏は、スターリンクを保有するスペースXと協力し、ロシアのドローン対策に向けた初期段階の措置を講じたと説明した。

フェドロフ氏によれば、次の段階として、ウクライナ領内で認可された端末のみが運用できるようにするシステムを導入するという。

フェドロフ氏は、近日中にウクライナの利用者がスターリンク端末を認証登録するための手順を公表すると明らかにした。未認証の端末は無効化されるという。登録手続きについては、簡単で迅速、利用者に優しいものになるとしている。

これに対し、スペースXを所有するマスク氏はフェドロフ氏への返信で、「ロシアによるスターリンクの不正使用を止めるために講じた措置は効果をあげている」と述べた。マスク氏は「さらに必要なことがあれば知らせてほしい」と、X(旧ツイッター)に投稿した。

フェドロフ氏はマスク氏に対して「あなたは真の自由の擁護者であり、ウクライナ国民の真の友人だ」とつづった。

ウクライナでは開戦以降、軍の通信やドローン運用、政府業務のほか、病院や学校、民間人、企業、公共機関がターリンクの衛星通信サービスに依存してきた。

米国の制裁により、スターリンクはロシアで販売や使用が禁止されている。しかし、専門家やウクライナ当局は、ロシアがスターリンクを自国に有利に使う方法を模索し、攻撃用ドローンに端末を搭載してウクライナ領内のより深部を攻撃していると警告してきた。

スターリンクを搭載したドローンは、無線や有線で誘導するドローンより航続距離が長く、妨害の影響を受けにくい。高速通信により、ロシア国内からリアルタイムで操作することも可能で、飛行精度が高まるという。

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