拳銃奪われたと警察はいつ認識したか 富山交番襲撃巡る控訴審始まる
砂山風磨
富山市で2018年に交番が襲撃された事件で、近くにいた警備員が殺害されたのは、富山県警の初動に問題があったためだとして、遺族が県などに約2600万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審が4日、名古屋高裁金沢支部で始まった。昨年9月の一審・富山地裁判決は、県への請求を棄却していた。
事件は18年6月26日午後2時過ぎに発生。奥田交番で男性警部補(当時46)が男に刃物で殺害され、近くの小学校で警備をしていた中村信一さん(当時68)が警部補の拳銃で射殺された。元自衛官の島津慧大(けいた)被告(29)が強盗殺人罪などに問われ、地裁での差し戻し審の手続きが進んでいる。
遺族側は一審で、交番にいた相談員の110番通報から中村さんが撃たれるまでの約17分間の県警の対応を問題視。危険性を認識できた県警が周囲に警告していれば、中村さんが亡くなることはなかったと訴えていた。
一審では、最初の通報を受理…