仕事のできない人は答えを知りたがり、仕事のできる人は原理を知りたがるという話。
仕事ができない人は、分からないことがあると「答え」を知りたがる。これはごく自然な反応だし、誰にでも当てはまる。
ただ、仕事ができる人とそうでない人の決定的な違いを挙げるとすれば、仕事のできない人は答えを知りたがり、仕事のできる人は「原理」を知りたがる、という点にある。
なぜこの答えにたどり着くのか。どんな前提があり、どんな因果関係が積み重なっているのか。そのメカニズムを理解できれば、似た構造の問題に遭遇したとき、自力で解けるようになる。
世の中に本当の意味で唯一無二の問題は、ほとんど存在しない。多くの問題は、何かの問題の派生であり、延長線上にある。見た目は違っても、構造は驚くほど似ていることが多い。
だから、答えを集めるだけでは成長は止まる。原理を掘ろうとする姿勢が、思考を蓄積に変える。この探求心が日々の行動となり、それが何年も続いたときにどうなるか。結果は、わざわざ説明するまでもない。
仕事の差は才能ではない。「何を知ろうとするか」という癖の差が、静かに、しかし確実に差を広げていく。