衆院選の「最重点地区」、福岡へ党首ら続々 会場に人だかりも
27日に公示された衆院選は、選挙戦序盤から与野党の党首が相次いで福岡入りし、街頭で政策や支持を訴えた。多くの党が県内の選挙区を「最重点区」などと位置づけており、2月8日の投開票まで熱戦が続く。
30日午後6時、繁華街・天神の近くにある警固公園(福岡市中央区)。聴衆を前に、自民党の高市早苗総裁は「高市内閣の方針は、責任ある積極財政。皆さんこれを審判してください」と呼びかけた。
福岡1~3区の候補3人を紹介し、「22世紀になっても安全で豊かな日本であるように、私たちは働く。勝たせてください」と述べた。
この日は、行橋市のJR行橋駅や北九州市の公園など計4カ所で演説。行く先々で会場やその周辺に人だかりができた。
中道改革連合の共同代表、野田佳彦氏と斉藤鉄夫氏は29日夕、福岡市早良区の福岡タワー近くで演説した。福岡を「最重点区」(野田氏)と位置づけ、2人でマイクを握ることにしたという。
斉藤氏が中道の考え方について、「強い経済、強い国家は大切。しかしその目的はそこに住む一人ひとりの幸せにある」と説明。野田氏は「(解散は)暮らしは後回しということ。暮らしを最優先にする生活者ファーストの我々が勝たないといけない」と述べ、食料品の消費減税を訴えた。
国民民主党の玉木雄一郎代表は28日、JR博多駅前と小倉駅前でマイクを握った。
ガソリンの暫定税率廃止や、103万円の壁引き上げなどの実績を強調。「私たちは国民生活の安定のために戦う。政策を堂々と掲げて、論争をやっていきたい」と訴えた。
演説後、報道陣に「福岡は人口が多く、最重点地域のひとつ」と強調。「4人の選挙区での(全員)当選と、比例票の底上げを考えて、初期の段階で(福岡に)入った」と話した。
参政党の神谷宗幣代表は29日、警固公園でマイクを握り、「ここで自民党に勝たせたら、また政治が元に戻ってしまう」と自民批判を繰り広げながら支持を呼びかけた。
「日本人の中間層、普通に真面目にコツコツ現場で働いている人たちが安心して暮らせる国に戻す」と訴え、減税や移民の受け入れ規制、選択的夫婦別姓反対などを掲げた。
報道陣に「福岡は本当にたくさんの支持をいただいている。まず福岡2区をしっかり取っていきたい」と話した。
日本共産党は2月3日に田村智子委員長が博多駅前で演説予定。日本維新の会は中司宏幹事長が1月30日、県内の応援に駆けつけた。