開発難航のイプシロン 従来型エンジンで26年度中の試験飛行目指す

飛行するイプシロンロケット6号機のイメージ=宇宙航空研究開発機構提供 拡大
飛行するイプシロンロケット6号機のイメージ=宇宙航空研究開発機構提供

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4日、開発が難航している小型固体燃料ロケット「イプシロンS」について、従来型のエンジンを使うことで、2026年度中に試験機の打ち上げを目指す方針を明らかにした。イプシロンは25年12月に打ち上げに失敗したH3と並ぶ基幹ロケットで、日本が宇宙への輸送手段を持たない状態を早期に解消すべく計画を見直した。

 同日の文部科学省の有識者会議で報告した。イプシロンは22年、6号機の打ち上げに失敗。改良型となるイプシロンSのために新型の第2段エンジンを開発していたが、23年と24年に相次いで試験中に爆発し、打ち上げの見通しが立たない状態が続いていた。

 従来型のエンジンでは、当初の予定よりも打ち上げ能力が低下する。能力を強化したロケットは、爆発した原因調査の状況を踏まえながら段階的に開発を進める。イプシロンSはベトナムの人工衛星の打ち上げを受注していたが、JAXAによると積載物は現段階では未定としている。【信田真由美】

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