落第騎士の英雄譚 意識低い系風味   作:一般落第騎士

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第十二話

 

 

 突然現れた《夜叉姫》西京寧音によって、状況は目まぐるしく推移していった。

 

 まず、黒鉄王馬とステラ・ヴァーミリオンが『ずっとアタシを見てたわよね』『フン……』とか色々言い合って、対決のために離脱。

 

 生徒会メンバーを筆頭とした合宿参加者たちと暁学園が、それに合わせて各々戦闘を開始。

 

 黒鉄一輝と黒鉄珠雫は別行動。

 西京さんが『有栖院の気配が感じ取れねぇ』と言ったのを機に、《解放軍》の粛清者的存在によって連れ去られたのではないかと捜索を開始。どこかに去っていった。たしかあっちは、ガチのテロリストなので敬遠していた《十二使徒》のヴァレンシュタインさんが居る方角だ。

 

 

 割と廃墟よりのビジュアルとなった破軍学園のあちこちで、選抜戦メンバー&生き残った破軍学園生徒たち VS 暁学園生徒の戦いが繰り広げられている。

 

 

 そんな中。

 

 

「……てめぇは、動くなよ」

「はい……」

 

 

 俺は、何故か西京寧音さんと一対一でずっと睨み合っているのだった。

 気まずっ。

 

「此処でうちとお前が暴れれば、破軍学園が廃墟を超えてチリも残らねぇ平地になる。破軍学園の生徒が何人も死ぬだろうが、代わりにてめえのとこの生徒も何人かブチ殺してやる。だから、てめぇはここでうちとお留守番だ」

「うーん……それなら、もうこっちはとっとと撤退したいんですけど……」

 

 破軍学園が廃墟になった時点で割と試合終了だ。名誉に泥を塗りたくるという目的は果たした。

 ここから西京さんと戦って暁学園の生徒を巻き込む事に利点はない、と言われれば確かにそう。

 

 だがそれを言えば、今更破軍学園の選抜戦メンバーと戦うメリットだってこっちには無いのだ。《道化師》平賀だって帰りたそうにしていた。彼らが戦闘狂だから嬉々として戦ってるだけで、そもそも『まだ帰んな、折角だから一当てしていけよ』と言ってきたのは西京さんなのだ。

 

「……動くな、って言ってんだろ……。此処からでも、お前の仲間、全員潰してやれんだぞ」

 

 ジッとこちらを見据え、一挙手一投足も見逃さないとばかりに睨んでくる《夜叉姫》。

 この人の狙いが分からない。

 

 奇襲による重力攻撃。あれを、西京さんはしばらくして()()()()

 続けていれば王馬と俺を除く暁学園生徒は失神・気絶していただろうに、ほどほどのダメージを与える程度に調整して止めたのだ。

 

 そのうえで、『折角だから戦っていけよ』と暁学園と破軍代表メンバーの私闘を行わせた。所々で口を出し、組み合わせを誘導したりさえして。

 

 何だろうな……対人関係雑魚の俺からしても、凄く『気を遣ってる』のが分かる。誰に? と聞かれても答えられないのだが。

 

「…………うちは、今は()()()だからな」

 

 訝しんでいるのが伝わったのか、西京さんが苦々しい口調でそう語る。

 

「目先の勝利より、ガキどもの成長を取る。うちがここで盤面をひっくり返さない……つまりは暴力を留保する代わりに、お前らは『経験』を支払って行け。てめえらの戦法、力量、伐刀絶技……。何でも良い、情報を落として帰れ」

「……東堂会長たちに、経験を積ませるのが狙いって事ですか?」

「ああ。とーかちゃんの作戦じゃ、うちは最後の最後まで取っておく切り札だった。だが、初手の奇襲でお前を止められなかった時点で、もうそんな段階じゃねえ。手仕舞いの仕方を考える局面だ」

「ふーむ……話は分かりましたけど、なんで俺に言うんです?」

「お前が拒めばこの話は終わるからだ。お互いの雑魚を消し飛ばしあって、うちとお前で周りをブッ壊しながら戦う事になる。だから、ずっとお前の一挙手一投足から目ぇ離さないようにしてんだ」

 

 成程。

 

 この人は、今からでも全部"ブチ壊せる"のだと言う。

 あんまり審美眼に自信はないが、多分そうなのだろう。

 

 破軍学園を、完全に平地に還して。あと暁と破軍からそれぞれ数名死者を出して、その十倍くらいの再起不能者を積み重ねる。そういう覚悟で暴れれば、策も陰謀も、何もかもを力で叩き潰して御破算に出来るんだろう。

 

 だけど、この人はそうしなかった。『コーチ』だから、らしい。

 

 コーチだから、負けの盤面を根こそぎひっくり返すような真似はしない。その代わり、『価値ある負け』にするために、ここで破軍代表たちと戦わせた。()()……つまりは《七星剣武祭》における勝利の糧にするために、材料を落としていけと。

 

「……でも……言いづらいんですが、それも多分こっち(暁学園)が勝ちますよ?」

「だろうなぁ。だが、別にそれで良いんだよ。黒坊やとーかちゃんたちなら、敗北(そこ)から何かしら使えるモンを掴むだろうからな」

「はぁ……成程です。すごい、本当に『コーチ』というか、指導者なんですね。あ、襲撃側で凄いとか言うのも失礼か……」

「良いよ、てめぇのコミュ力がカスなのは何となく分かる。外面じゃ無く、言葉の中身を汲み取ってやるさ」

 

 ……この人、多分めっちゃくちゃ良い人なんだろうな。

 口も上手いし。確かに、西京さんの言うとおりなのだ。周囲全てをぶち壊すのは俺もごめんだ。万が一死者が出たら取り返しがつかない。こんな仕事で初めての殺人は嫌だ。

 

 なんか上手く転がされてるようで迷いどころではあるが……まあ、仕方がない。

 

「分かりました。じゃあ、俺はここで大人しくしてます」

「ああ、それでいい……もうすぐ、ここにくーちゃんも来る。そしたら解散だ、てめーらは帰れ」

「くーちゃん?」

「お前の元担任だ。新宮寺黒乃でくーちゃん」

 

 と、思っていたのだが。

 

 新宮寺先生が来ると聞いて、俺の気が変わった。

 

 

「あ、なんだ。新宮寺先生も来るんですか」

 

 

 あの先生が居るなら、死者が出てもどうとでもなるな。

 

「ああ。だから妙な真似は―――――――――ッ!?」

 

 ピ、と西京さんの首に赤い線が走った。

 

 視線で斬った。

 

「ぁ?」

「先生が来るなら《幻想形態》じゃなくても大丈夫ですね」

 

 そのまま数度、腕とか足を斬っておく。

 

 月影総理の目的は、あくまで《連盟》の教育不備の指摘。破軍学園の生徒たちは将来の国防を担う前途有望な若者であり、死者は出さないよう強く厳命されている。西京さんもそうだ。Aランク騎士であるこの人は、現在進行形で国防の重要な戦力。生徒でも教師でもないこの人を害する事は任務の本筋ではないし、むしろ国益を大きく損なう。

 

 そう思って大人しくしていたのだが、新宮寺先生が来るとなれば話は別。

 

 そもそも、俺たちはここでさっさと帰った方が100倍マシなのだ。異能の詳細が不明な事だって俺たち(暁学園)の強み。わざわざ開示するなんて百害あって一利なしだ。その妨害をして来る西京さんは、本当なら倒した方が良い相手。

 

 どしゃり、と西京さんが崩れ落ちた。

 

「西京さんの言ってたことは、正しいと思いますけど……全部、"貴女が暴れれば多数の被害が出る"って事が前提です」

 

 俺の見解は違う。

 

「こうやって一瞬で終わらせれば、そもそも交渉の必要性自体が発生しない」

 

 『暁学園はAランク騎士さえ打倒した』と言う情報は、次に控える月影総理の政治戦においてさぞ有力なカードとなってくれるだろう。そう思い、"手練手管を尽くすのが戦場の礼儀じゃんね"と不意打ちで斬った。

 

「……キャハッ……」

 

 ……の、だが。

 

 

 

「――――舐めんじゃねェぞ、クソガキ……ッ!!」

 

 

 

 ちょっと、予想が外れた。

 

「えぇ……? 」

 

 斬ったはずの線が、薄くなって消える。赤い線が無くなり、元の綺麗な首に戻る。

 失血を微塵も感じさせず、西京さんが立ち上がった。

 

 意味が分からん。

 確かに斬ったはずだ。首を切られてから立ち上がるなど、人体構造上有り得ない。肉体的強度が高いとか、そんな次元じゃない。生命の(くびき)を飛び越えた異常な生命力。RPGのボスじみた耐久性を感じる。

 

 落ちそうになった首を重力で繋げて、そのまま手足を強引に癒着させて傷を塞いだのか? そんな事出来るわけないのだが、しかし事実としてそうなっている。

 

「人間?」

「テメェが言うなよ」

 

 死なないから死なない。治ると思ったから治る。そういう、道理を超越した無茶苦茶さを感じる。明らかな不条理を、平然と成し遂げる異様さ。己の意志一つで、現実全てを打ち砕く怪物じみた理不尽さだ。

 

 

「これがてめぇの返答か、甘木? 良いぜ……なら、トコトンまで相手してやるよォ!!」

 

 

 霊装である一対の鉄扇を出現させ、烈火のごとく怒った西京さん。彼女が、重力を解き放った。周囲数十メートルの地面が陥没し、黒々とした球体が彼女の周囲を漂い始める。

 

 ヤバい。

 

 藪をつついて蛇を……いや、()を出した。

 

「―――《黒刀・八咫烏(やたがらす)》!!」

「うわうわうわ」

 

 鉄扇を芯に、刃として纏わされた重力の力場。彼女が扇を閉じると、それは刃渡り3メートルを優に超える黒い極光の大剣となった。そんな掠っただけで服とか千切れとびそうな恐ろしい(つるぎ)を手に、彼女は踊るように舞う。なんか、武と踊りは密接な繋がりがある的なアレだ。静かに動いているように見えて、その剣速は驚くほど速い。

 

 ピピピピピ、と彼女の顔や腕に何本も赤い線が走る。

 振り回される剣を避けながら、俺が視線で斬っているのだ。彼女の身体に幾つもの刃傷が走り……そして、暫くすると自然と塞がっていく。なんでやねん。重力……いや、質量? 重い物ほど動きにくいというが……上手く言い表せないけれど、とにかく斬れば斬るほど斬り辛くなっていく。適応されている。

 

「効くかよそんな大道芸が!! てめぇから仕掛けて来たんだ、本気でやれやァ!!」

 

 そう叫ぶと同時、彼女の周囲に黒い蝶が舞い始める。一つ一つが彼女の《重力》を込めて造られた、一種のエネルギー機雷。無数の蝶が羽ばたき、俺の逃げ場を次々と塞いでいく。

 

 ヤバすぎ。

 ちょっと、こう、迂闊だったかもしれない。

 

 首を斬った後に耐えて反撃するとは夢にも思わなかった。

 

 『戦闘は一瞬で終わるだろうし、万一の万一死者が出ても、新宮寺先生が居ればどうとでもなる』。そう思っていたのだ。今後の対応を量っていた天秤から、『死者が出る懸念』が取り除かれた故の浅慮。前提が甘かったのは俺の方だった。西京さんのタフさを測り違えた。

 

 視界の隅、避けた黒蝶が木にぶつかり、大樹が中心から()()()()と捻じ曲がった光景が見える。これ他の生徒大丈夫かな。なんか周囲の風景がダリの絵みたいになってるんだけど。

 

 

「大人しくしてれば良かった―――――来い、《自在天(じざいてん)》」

 

 

 呟き、己の霊装を呼び出す。特に変わったデザインや装飾も無い、無骨(ぶこつ)な日本刀だ。

 

 それを一振りすると、周囲に浮かんでいた蝶が一匹横にズレる。そのまま他の蝶にぶつかり、爆発する。その爆発が別の蝶を揺らし、それがまた別の蝶にぶつかって、その爆発がさらに別の……という感じで、大体200匹以上いた黒い蝶は全て重力場を撒き散らしながら爆散した。

 

「はぁ!? ハハ、なんだそりゃ! 意味わかんねえ!!」

「そっちも大概ですよ」

 

 振るわれる剣を、半身になって避ける。

 瓦礫が宙を舞い、ひとりでに動き出して俺へ殺到する。重力操作による質量弾だ。大抵は視線で斬り、デカい物は剣を添えて受け流す。

 

「アハッ、おもしれっ!」

 

 攻撃を滑るように受け流していく俺に対し、西京さんが獰猛に笑う。

 

「いいねいいね、まだまだまだまだ……こっからギア上げていくぞォ!!」

 

 《夜叉姫》は、踊るように戦う。

 横に落ちて、宙に浮いて、高く跳ねる。地球の重力に囚われず自由に舞う。

 

 重力を操る武術の達人に、極論『間合い』の概念は必要無い。すり足さえ彼女には不要だ、ただ落ちる方向を変えるだけで、身動き一つ取らずに相手へ近づく事が出来る。

 

 ノーモーションで距離を詰められる。こっちが地を蹴った瞬間、重力を操作されて間合いを崩される。出来の悪いコマ飛びのアニメを見ているような、異様で読み辛い、不気味な動きだ。

 

「余計な事した……本当に余計な事した……!」

 

 既に、視線による切断も対策されてしまっている。今の彼女は、全身に重力の力場を纏っている。視線に込められた力はランダムに変化する空間の捩れに巻き込まれ、ただ霧散する。もともと、弱い部分を徹すからこそ成立する技なのだ。

 斬れない訳じゃないが、空間の捻れを計算して斬るのが非常に面倒くさい。それくらいなら普通に斬ったほうが早い。

 

 魔力による切断も同様だ。テンションを上げた西京さんは異様に勘が鋭く、近くまで魔力を持っていくと必ず避けられる。

 

「アッハハハハハハハハ! 馬鹿げた器用さだなてめぇ! これは!? これは避けられるか!?」

 

 良い人であるのは間違いない。しかし同時に、戦闘狂でもあるのだろう。首を斬られた時の怒りはどこへ行ったのか、西京さんは実に楽しそうに笑っている。

 

 ヤバいかも。

 

 せっかく怪物が自制していたのに、俺がその枷を取っ払ってしまった。

 

 

「ごめーん!」

「ァがッ……!?」

 

 

 移動しながら戦っているせいで、色々巻き込んでしまう。なんか今、多々良が吹っ飛んでいったような。あと彼女と戦っていた生き残りの破軍生徒たちも、手足が極めて危ないねじれ方をして飛んでいった気がする。

 

「よそ見すんなよ寂しいなあ! 全力出せるのなんて久しぶりなんだ、もっと楽しもうぜぇ!」

「今からでも一緒にお留守番しません?」

「えっへへへ……やーだっ!!」

 

 満面の笑みで夜叉が笑う。

 コーチとしての彼女と、怪物としての彼女。その二面性をひしひしと感じる。今の彼女は後者に振り切れているとも。

 

 流す、流す、流す。笑いながら怒涛の勢いで振るわれる西京さんの拳と鉄扇、そして重力場を、一刀を以て捌いていく。

 

 決まった型の無い、天衣無縫に振るわれる舞のような武。

 破裂しまくる花火みたいな人だ。不規則で、荒々しく、そして華がある。KOKで人気があるのも頷ける戦い方(スタイル)だ。

 

「折角うまく話が纏まりそうだったのに、てめぇがちゃぶ台ひっくり返しやがったんだ! ちゃんと責任とって相手してけよォ!!」

「し、死人が出ますよー!!」

「うるせぇ!!」

「ですよね!!」

 

 ちゃんと斬るかぁ。

 

「ぅ、ォ――――――ッ!?」

「ひィ〜」

 

 右手に携えた刀を《幻想形態》で一振りすると、遠く離れていた西京さんの右手に切り傷が走る。遠当ての応用だ。だが、首を狙ったはずなのに寸前で避けられた。

 

 やっぱやめときゃよかったなぁと思いながら二刀目。今度は西京さんの鉄扇が軌道上に割り込んできたが、避けて袈裟切りにする。こう、相手の防御に当たる直前でぬるっとうまく動かすと、相手の防御を素通りできるのだ。

 

「……ッ、ァ゛アアア! バカが、今更こんなもんで止まるかよ!!」

「ええ……《幻想形態》のダメージって無効化できるもんなんだ……」

 

 結構深く切り裂いたはずなのだが、西京さんは構わずに突っ込んでくる。《幻想形態》による攻撃は全て精神ダメージに変換される。よって、気が強ければ耐える事も出来る。彼女は『気の持ちよう』だけで、精神ダメージ全てを強引に堪えているのだ。信じられないタフさだし、思いついても普通やるか?

 

 どうしよう。

 視線とか魔力で斬るのはもう対策された。《幻想形態》も効かない。となると、もう俺に西京さんを止める手段があんまり無い。

 

「平賀ー!! 多々良ァー!! あと風祭さんとか誰でも良い、誰か説得ロール頼むー!」

「おいおいおいおい、殺し合い(デート)中に他の女の名前出すなよなぁ! 妬いちゃうぞ!?」

 

 《地縛陣》。避けても避けても追ってくる重力の網が、地面を圧縮して均していく。

 体捌きと魔力放出で距離を離しながら、脳内で解決法を模索する。

 

 視線斬りが対策されたというのが最大の誤算だ。かといって、《実像形態》も使えない。

 

 刀で殺すと、もう()()()()のだ。バスで風祭さんが言っていたように、己の魂の事は何となく分かる。視線や魔力、手刀なら大丈夫。しかし《自在天》で()()()斬ると、絶対に元の形には戻らなくなる。

 

「謝るんで今からでもどうにかなりません!?」

「むりー!! 楽しいもんこれ! 全力出して届かないってサイコー!!」

 

 一縷の望みを懸けて頼むが、良い笑顔でそう断られる。

 頼れるコーチは消えた。今の彼女は破壊を楽しむ虐殺獣だ。

 

 彼女が纏う黒い重力場は戦いを経て洗練され、おどろおどろしいオーラとなって肢体を覆っている。眼の光彩は燃えるように爛々と輝き、見間違いでなければ、頭のあたりから二本の()()()()()が生えているようにも見える。濃く結集した魔力がそう見せているのか?

 

 うーむむむ。

 

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……クソッ、格闘戦じゃオラァ!!!」

「おっほー! 良いねェ良いねェ、そういうのおねーさん大好き!!」

 

 

 手刀ならセーフ!! 手刀ならセーフ!!

 そう思いながら、距離を詰めてインファイトの殴り合いを始める。これなら周囲の被害は抑えられる、後はこの超接近戦を制すだけだ。

 

「ヒャッハァー!!」

「……………ッ!!」

 

 強く息を吐きながら、繰り出された鉄扇の側面を叩く。

 ひらひらと舞う重力蝶を指先で逸らす。

 

 轟音を上げて迫るボディーブローを防ぐ。反撃の拳を繰り出すが、捻じ曲げられた空間により避けられる。未だ時間さえかければ有効な視線による刃が彼女の頬を切り裂き、流れた血を舐めた夜叉姫が鬼々(きき)として笑う。

 

 斬る、斬る、突く、躱す、逸らす、防ぐ、払う、躱す、穿つ。

 

「アーッハハハハ、ズルすんなよなぁ!! 重力だぞ!? どうやって触ってんだよ!!」

「あるんだから殴れる! あるんだから殴れる!!」

 

 インファイトの応酬は加速していく。

 

 魔力はありとあらゆる物理法則に従わず、使用者の意志に応じて自由に変化するエネルギーだ。緻密な制御さえあれば、それは万能流体として振る舞う。重力に触れる瞬間のみ、魔力を指先に纏わせて保護具とする。また、刃として急所を斬れば、力場そのものを霧散させることも出来る。

 

 殴る、蹴る、突く、躱す、刈る、肘打つ、殴る、斬る、防ぐ、払う、受ける、躱す、薙ぎ払う、粉砕する、いなす、ねじ伏せる。

 

「あ゛あ゛あ゛やめとけば良かった!!! 余計な事しなきゃ良かった!!!」

「つれねぇ事言うなよ……! こっちが最大限警戒して気ィ遣ってやるのはもう終わり! 心配すんな、破軍学園はうちの金で建て直してやるよォ!!」

 

 加速していく。加速していく。

 西京さんの動きが、だんだんと洗練されていく。

 

「なるほどなるほど、こう動きゃ良いのね!! じゃあこうしたらもっと動きにくくなるか!?」

「つらい!!」

 

 圧壊させる、へし折る、蹴り崩す、踏み砕く、突き崩す、叩き伏せる、すり抜ける、受け流す、打ち抜く、穿つ、踏み込む、払いのける、裏拳を放つ、正拳を突き込む、潜り込む、密着する、掌底、避け滑る、絡めとる、突き上げる、三連撃、蹴り上げる、圧倒する、殴り倒す―――!!

 

 少しずつ、振るわれる拳が重くなっていく。

 少しずつ、魔力の動きが逸らし難く、避けにくくなっていく。

 見稽古。こちらの技術を次々に吸収し、より速く、鋭くなっていく夜叉。俺もまた彼女の技術を取り込みながら、負けじと拳を振るう。

 

 既に破軍学園は、基礎工事からやり直すべき段階に入っていた。ごめん。

 

「おおぉおおぉ……ッ、りゃぁああぁぁああッ!!」

「ぐッ……!?」

 

 動きが変わった。

 振るわれた拳をあえて受け、両腕から血を垂れ流した西京さんが俺を蹴り飛ばす。体重の乗っていない、距離を取るためだけの軽い前蹴り。そしてそのまま、彼女は重力操作で宙に飛び上がっていく。

 

「キャッハハはハハッはハハハハ!! あー……楽しい!! なんかもう、なんか大好きだわお前のこと! ぜってぇブチ殺してやるからな!!」

 

 彼女の掲げた両手に、禍々しい魔力が渦巻いていく。大技の前兆。

 

 ……俺は二度と、二度と『イケるやろ』の精神で強そうな人にちょっかいをかけないことを誓う。

 

 

「盛り上がっちゃったからさァ!! ホントは駄目なんだけど、これ使わなきゃ嘘じゃんね!!」

 

 

 遥か上空に浮いた西京さんが、明らかに常軌を逸した甲高い声でそう叫ぶ。

 

 ……《夜叉姫》の一番の大技と言えば、あまりにも有名だ。大気圏外に浮遊するスペースデブリを重力によって引っ張って、敵に叩きつける。使いようによっては一国を滅ぼす事が出来る、対国家級の超暴力。《禁技(シールドアーツ)》として使用を禁じられているはずの、彼女の切り札。

 

 

「ごめんね!! でもまぁ、てめぇなら何とかしてくれるって信じてるから!!」

「今回一番の戦犯は俺かもしれんねこれ」

 

 

 重力が逆巻く。夜叉が嗤い、浮き上がった瓦礫が彼女の周囲を漂っていく。

 

 遠くの方、破軍生徒たちが退避していくのが見える。

 暁学園の生徒たちも、既に撤退を開始しているのが分かる。

 今のところ、両校にまだ死者は出ていない。

 

 だが。この大技が堕ちたら、周囲数kmは簡単に更地になる。デブリという超重量物が落ちてくる以上、《幻想形態》もクソも無い。いくら新宮寺先生でも、数千人の死者は厳しいのではないだろうか。どうかな。新宮寺先生ならギリいけそうな気もする。いけるって。

 

 ……無理か。

 じゃあ、迎撃するしかない。

 

 刀を抜く。

 

 

「―――個は救えず、群は残さず」

 

 

 魔力が燐光となって周囲に漂う。指に魔力を集中させ、刀身に文字を書いていく。

 多くの魔導騎士が技名を叫ぶのは、それ自体が呪文、まじないの言葉となっているからだ。これはその別バージョン。魂によって何となく分かる『力ある文字』が描かれ、紋様として白く光る。

 

 

「天の星は消え、地の花は枯れる。慈悲は消え、静寂だけがそこに在る」

 

 

 俺の伐刀絶技は、非常に使い勝手が悪い。

 効果範囲が()()()()のだ。これは手加減とかじゃなく、単に周囲を絶対に巻き込むから使えない。チェーンソーでお料理するアホはいないし、核ミサイルで焚き火する馬鹿も居ない。よって、使うときはこのように、詠唱で制御する必要がある。

 

 大技で迎え撃つ気配を彼女も感じ取ったのだろう。西京さんが楽しそうに哄笑する。

 

 臨死体験を経てハイになっているのか、それとも何か異能の核心を掴んだのか。

 彼女の手足は先端から黒い魔力に覆われており、手足には赤黒い葉脈のようなものが脈動している。

 

 

「キャッハハハハハハ! いいねいいね、大技のぶつけ合いだ! 真似するぜ―――

 

 ―――いざやおいでませ、星辰の(いまし)め!」

 

 

 天に浮かんだ西京さんが、息を大きく吐いた。大きく吸うために。そして両手を掲げ、魔力をより一層強く渦巻かせる。宙空を支配するのは自分だと示すように、大きく、シンボリックに。

 

 彼女が纏う赤黒い魔力が、臨界点を超えて唸りを上げ、天を軋ませる。

 

 それを見据えながら、俺は身体を前にたわませた。弾け出そうとする光を抑えるために。低く構えた刀の切っ先から、白い光が溢れ出していく。触れる全てを滅ぼすために、清く、神聖に。

 

 青白い刃はあくまで冷徹に、解放の時を待ち望みながら、地を震わせる。

 

 

天津甕星(あまつみかぼし)千引(ちびき)(いわ)! 虐殺の象徴とは鬼なれば! この大土(おおつち)にかくも(かしこ)き火の御柱(みはしら)(つち)となりて天降(あまくだ)()しし事を(かしこ)み恐み(もう)す!」

「硫黄と火、塩の柱。裁きの象徴とは天なれば。災いを受け入れろ――――」

 

 

 臨界点。

 

 

「ブッ潰れろ―――《覇道天星》ィイイイィイイ!!」

 

「全奇滅殺。幕を下ろせ―――《絶滅領域》」

 

 

 天へ昇る(はげ)しい光。そして、地へ堕ちる星。その二つがぶつかり合う。

 

 

 

 その結果は。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ゛~……賢者タイム~……」

「おぇええぇっ……あー、緊張で吐くかと思った……」

 

 地面に膝を付いてえづく俺と、仰向けで気持ちよさそうに寝転がった西京さん。

 

 二つの超技は互いを食い合い、地上に被害をもたらすことなく消滅した。

 衝撃によって雲が散らされた上空では、抜けるような青空が広がっている。

 

「えっへへへ……地べたって気持ち~」

 

 ゴロンと寝転がった西京さんからは、これ以上の戦闘継続の意思は見えない。ついでに俺にも勿論戦闘の意思はない。気軽にちょっかいかけた相手が大怪獣だった。普通にトラウマになる。

 

 死者が出ずギリ重軽傷者で済んでいるのは、俺と西京さんがインファイト中心に戦った事と、そしてそれ以上にただの奇跡でしかない。でもやっと終わりやね……終わりやね……。

 

「……あの……立てますか……?」

「もうちょい寝てたいからいーよ」

 

 手を差し伸べるが、機嫌よさそうにそう断られる。

 

 とはいっても、着物がはだけているので早く何とかしてほしいのだが。さっきまでバチバチに殴り合っていた時はそれどころじゃなかったが、この人も普通に超美少女なのだ。なんか口が乾いてきたな……。

 

「んー? いいよ、見る?」

「はいいえ」

 

 あっぶな。何だこの人。余裕が違う、着物を一瞬チラッとしてきた。サラシも巻いていない素肌が見えた。何だ……? どういう貞操観念だ……? 怖い。嬉しいけど。

 

「あっははは。なーんだ、こうやって戦ってたら簡単に勝てたんじゃねぇの?」

「まさかそんなまさか」

「冗談冗談。あー……楽しかったぁ。くーちゃんとはまた違う感じだったなぁ。くーちゃんがボクシングだとしたら、お前はボルダリングって感じ」

「ボル……?」

「対人競技と個人競技の違い、みたいな? というかスコアアタック? わかんねー。うちに言語化させんな、何となく分かれ」

 

 ゴロゴロと身を伸ばしながら、西京さんはそうよく分からない事を言う。

 俺達が散々に暴れたせいで、破軍学園はほとんど更地になった。あれほど生い茂っていた木々も根こそぎ倒れ、見晴らしの良い風景が広がっている。これ《世界時計(ワールドクロック)》様のお力で何とかならないかな。

 

「ありがとう。ごめんな。可哀想に。どれが良い?」

 

 身を起こした西京さんが、遠くの風景を眺めながらそう言う。

 

「どれ、とは……?」

「ん〜……ま、良いや。うそうそ。そういやお前敵だったわ、『くたばれ』が正解だったな」

 

 そう言って、西京さんは勢いをつけて跳ね起きる。

 首斬った直後の悪鬼のような表情とは雲泥の差の、清々しい顔。

 

「とーかちゃんとの会話聞いたんだけどさ。お前、仕事で戦ってんの? じゃあさ、金積んだら破軍学園戻って来る?」

「え? うーん……いいえ。一度受けた仕事を反故(ほご)にすると、信頼に関わるので」

「KOK三位って超稼げるからさぁ、大卒男性の生涯年収くらいはポンと出してやれるけど?」

「え、マジですk……い、いいえ。社会的信頼は、金に代えられない価値がありますから」

 

 俺は社会基盤というものを超重要視している。いくら金を持っていたとしても警察に追い掛け回される人生はごめんだし、資産のみに頼って違法な立場へ踏み外してしまうと、法律アタックを食らって財産を没収される可能性もあるからだ。なんかゲーム部の雑談でそういう話聞いたよ。

 

 よって、仕事中の鞍替えはナシ。特に、今回のクライアントは総理だ。しかも国内をほぼ統括しきってる怪物的な政治家。長い物に巻かれたい俺にはすり寄る以外の選択肢が無い。

 

「仕事って暁学園関連だろ? 何年かかんの?」

「いや、《七星剣武祭》が終わるまでだと思います」

 

 最終的なオーダーは《七星剣武祭》優勝だ。その後はどこの学園に行っても良いと言われている。まあ多分破軍学園には戻らないだろうが(気まずすぎる)、その辺りは総理と相談して決めればいい。

 

 ……追加命令とかあるのか? どうなんだろ、その辺りはまだ分からん。

 

「ふーん、じゃあいいか。んじゃ、またな〜」

 

 結局何が聞きたかったのかを問う暇も無く。

 そう言って、西京さんはひらひらと手を振りながら歩いて行ってしまった。

 彼女が向かった先に、魔力の気配がする。新宮寺先生が到着したのだろう。

 

「……俺も帰るかぁ」

 

 新宮寺先生、何だかんだで良くしてくれたからな。鉢合わせても気まずいし、バレないように撤退しよう。

 

 そう考えて踵を返すと、近くの茂みがガサガサと音を立てる。人の気配。

 

ドーウケシケシケシ! いやぁ、お疲れ様でした《七星剣王》様! 肩もみましょうか? あっ、バッグ持ちますよォ」

「うわっびっくりした。な、何その三下ムーブ? バッグなんて持ってないし」

 

 茂みからピエロ人形がニュッと飛び出してきた。アメリカのホラー系ドッキリ?

 

「いやいや、さすがは《天譴》様ですねぇ。最初から僕は信じてましたよ。ぜんっぜん動かず《夜叉姫》と睨み合いしてた時には『嘘だろこいつここで日和るのかよ馬鹿じゃねえの』とか思ったり……は、勿論してませんが! いやぁ、良いものを観させてもらいました!」

 

 そう言って、ヘラヘラと胡散臭い笑みを浮かべる《道化師》平賀。

 こいつ、西京さんの奇襲でバッキバキに圧壊してたのに……もう復帰したのか。家に人形何体あるんだ? あと、マジでその笑い方で行くのか?

 

「いやいや、実にお手柄でしたねぇ! 総理もお喜びになることでしょう!」

「え……そうか……? 俺が余計な事したせいで破軍学園は更地になったし、あと多分多々良も重傷負ったんだけど。下手打ったなぁと反省してたのに」

「彼女もプロです、流れ弾で恨み言言ったりしません。そして、失敗だなんてとんでもない! あそこで一生睨めっこしてた方が最低でしたよォ。今回の戦果は、『()』にとても効果的なのです」

 

 ショーめいた大袈裟な身振り手振り。

 どこか機嫌良さげに、平賀がそう言って笑う。

 

「次?」

「ええ。今や、その国の伐刀者が国力を象徴する時代。国家とは、突き詰めれば合法化された暴力装置。そんな折に、貴方は『こんな事を出来る騎士が日本にはいるぞ』と国内外に示したのです。これは大きいですよ? 戦闘痕や衛星データを各国が必死で解析するでしょうねぇ。日本の地位は大きく高まり、莫大な利益を生みます」

「……なる、ほど?」

「分かりやすく例えて言いましょうか? 現在日本では、連盟を離脱する動きが強まっています。その後、仮に《同盟》に身を寄せるとして。その際に日本が舐められていれば、どこの国も相手にしてくれません。逆に有力な国と見られていれば、関税削減や国家間扶助など、ありとあらゆる好条件()を持って向こうから取り込みに来てくれます。『国威』とは大変重要な物なのですよォ」

「…………」

「《覚醒超過》に至りかけた《夜叉姫》に、あの実に興味深い《伐刀絶技》。しかも、あなたは結局()()()()()! ああ、日本の戦力価値は急上昇! 世界情勢は大混乱でしょうねェ! フフフッ、ギャヒヒッ、アーッハッハッハッハッハッハ!」

 

 そう言って大笑いする平賀を、半目で見つめる。

 

 平賀の機嫌がいい理由が分かった。国威とかどうとか、そういうのは恐らく後付けに過ぎない。

 

「死人が出ればもっともっと最高だったんですが……月影総理も甘いですねェ、甘木悠だけに。ギャッハッハ!」

 

 こいつはただ、世界に火種が一つ増えた事が嬉しくて仕方ないだけだ。

 

「……………」

 

 瓦礫となった破軍学園を見つめる。

 恐らくあの人は、自分が暴れればこうなると分かっていたのだろう。だから、『コーチ』として自分を律していた。俺が、短慮によってその枷を外してしまった。

 

「……いや」

「ンンン?」

「手柄なんかじゃない。西京さんが立派だった。俺とは違って」

「ふぅん。ああそう。ま、いいんじゃないですか? 物の解釈は人によって違いますからねェ」

 

 語るだけ語って満足したのだろう。

 平賀の返事は、感情の無い平坦な物だった。

 

 

 

 

 

 

 総括。

 

 破軍学園襲撃の報は、衝撃と共に国内を一瞬で駆け回った。

 全国的な大ニュースとして報道されたこの事件に対し、七星剣武祭運営委員会はすぐさま、暁学園メンバーの学生騎士資格剥奪を発表。激しく責任追及を行う。

 

 逮捕、厳罰、拘禁。

 七星剣武祭の出場など夢のまた夢。本来であればそうなって何らおかしくない蛮行。

 

 しかし。

 暁学園の『理事長』が現れた事により、状況は一変する。

 

 内閣総理大臣、月影獏牙。

 【暁学園】とは彼が設立・運営する日本初の国立学園であり、連盟の教育に異議を唱えるために創られた物だと、彼はTV上で流々と語り上げた。この学園による七星剣武祭制覇を以て、《国際魔導騎士連盟》に支配されている現状の伐刀者養育体制を終わらせ、日本の主権を取り戻すのだと。

 

 警察、司法、マスメディア。全てが、彼の支配下にあった。

 破軍襲撃は誤報であり、全ては練習試合の中で発生した事故だという事になった。

 

 

 《夜叉姫》と《天譴》による災害級の被害も、全て事故によるものだと。

 

 

 あまりに荒唐無稽な言い訳に、《連盟》は憤慨。激怒し、経済制裁さえ検討した。

 だが。この騒動に《大国同盟(ユニオン)》が言及。アメリカ・中国・ロシアという、世界に名だたる大国たちが揃って、《連盟》による制裁を『若者の成長意欲を削ぐ。若芽を摘む行いだ』と非難した。

 

 《同盟》と日本は想像以上に接近している。そう考えた《連盟》は、態度を軟化。

 

 無法は断じて非難する。だが、騎士である以上、決着は神聖なる決闘でつける。

 ―――暁学園の、《七星剣武祭》への参加を承認する。

 

 そういう事になった。

 

 月影獏牙の類稀なる政治手腕に、《天譴》という何度でも使える切り札(ジョーカー)。その二つが、想定以上の被害を与えてしまった《連盟》を黙らせ、なおかつ今後接近予定の《同盟》から擁護も引き出すという離れ業を見せたのだ。

 

 

 かくして、全ては《七星剣武祭》に委ねられた。

 

 

 表も裏も、大人も子供も、政治も戦争も。

 全ての願いや野望が螺旋の渦を巻き、七星の頂へ集う。

 

 

 事前棄権者を抜いた最終参加人数、三十二名。

 学生騎士の頂点を。そして、この国の行く末を決めるトーナメントが、始まろうとしていた。

 

 

 




一万三千字……? なぜ……
すみません、切る所が見当たらず長くなってしまいました
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