高市早苗首相(自民党総裁)が「円安で助かっているのは外為特会(外国為替資金特別会計)。今は、ほくほく状態」と発言し、政府が火消しに追われています。政府・日銀が円安を止めようと努力している中、首相自ら円売りを誘発する発言をしたことで波紋が広がっています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「高市首相の円安発言とその影響」を解説します。
Q 高市首相の発言が話題になっているね。
A 高市首相は1月31日、川崎市内での衆院選の応援演説で「今は円安だから悪いと言われるけれども、輸出産業にとっては大チャンス」と強調し、「もっと助かっているのが外為特会の運用。今ほくほく状態だ。だから円高が良いのか円安が良いのかは分からない」と述べました。
Q 外為特会ってなんだっけ。
A 外為特会(外国為替資金特別会計)は、政府・日銀が為替介入の原資として保有する米国債などの資産を管理する特別会計です。
Q 首相の発言で何が起きたの?
A 首相の発言が「円安を容認する発言」と受け止められ、市場では円が下落しました。
Q 政府や日銀はどう思ったの?
A 政府や日銀の幹部たちは、首相の発言に衝撃を受けました。物価高(インフレ)を助長する過度な円安は、中低所得者や中小企業に打撃を与える恐れがあり、必死に食い止めている局面だからです。
Q 首相はその後どうしたの?
A 首相は一夜明けた2月1日、Xで「円高と円安のどちらが良くてどちらが悪いということはなく、『為替変動にも強い経済構造を作りたい』との趣旨で申し上げた。円安メリットを強調したわけではない」と釈明しました。海外向けに英語の釈明文も投稿しました。
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