2025年11月29日:パート3
夕方。高崎の自宅に戻った。大きく背伸びをして、パソコンのブログ更新画面を呼び出した。
同じ草津温泉で生まれ育った同郷の山本龍元市長のことは、以前からよく知っている。市長時代には、こちらから何度も市長室に足を運び、県と前橋市の連携を図って来た。
年齢は自分より1つ若い66歳。自分と同じくらい「そそっかしい」が、明るくて前向きだし、いいところも一杯ある。何しろ、自分にとっては、草津小学校の後輩なのだ。
同じ政治家として、次の「出直し市長選」に出馬したい気持ちは、痛いほど分かる。市長として「やり残した仕事」だってあるに違いない。なかなかどうするかを決断出来ず、悩み抜いている様子が目に浮かぶ。(ため息)
が、今回、市長へのカムバックを目指して立候補するのは、絶対に止めたほうがいい!!(キッパリ)本当に申し訳ないが、現状を総合的に分析すると、当選する望みはほぼないと思う!!
前橋市を含む過去6回の全県選挙を全てトップで勝ち抜き、ここ4回の選挙において前橋市内で7割を超える得票率をマークしている山本一太が言うのだから、間違いない!!(断言)
理由は明快かつシンプル。山本龍元市長は、2023年に行われた前回の市長選で、現職候補として大多数の市議の応援を受けながらも、当時は新人候補だった小川前市長に大差で敗れた!
そこからまだ、2年弱しか経過していないことに加え、現職候補だった山本龍氏に敗北をもたらした要因(状況)が、全く変わっていないからだ!!
過去のブログでも触れたが、山本龍元市長が負けた主な原因は、次の3つだった。
(1)(実質的に)現職の副市長を含む職員の汚職事件が続く異常な事態に関する市長の説明と対応に、多くの市民が不信感を抱いていたこと。大多数の前橋市民は、繰り返される市役所の不祥事や市政の利権体質に辟易していた!!
(2)数多くの市民が、山本龍元市長が(最初の選挙で)「2期までしかやらない」という約束をして当選したという認識を持っていたこと。小川前市長の陣営は、山本龍氏が、明快な説明もなく(?)「4度目の立候補」をしたことを、厳しく批判していた記憶がある。
(3)ラブホ問題が生み出したほどの衝撃や混乱はなかったとしても、山本市長をトップとする市役所の司令塔機能が、上手く機能していなかったこと。職員たちの不満や文句は、知事である自分の耳にも、頻繁に届いていた!!
振り返ると、山本龍元市長は、実績不足や政策の中身を批判されて不覚を取ったわけではない。公約の中身も実績も、相手陣営を遥かに凌駕していた。
が、多くの市民は、政策の内容より、市役所幹部の逮捕に象徴される前橋市の「不透明でモヤモヤした空気」の刷新を望んでいた。
だからこそ、より若くて、清廉でクリーンなイメージを持つ(実際は違ったが)「初の女性市長」を選んだのだ!!
あの選挙が終わった直後の敗戦の弁で、山本龍氏は「少し長すぎたのかもしれない!」という趣旨の発言をした。そのことを憶えているひとは多い。
今回、山本龍元市長が立候補すれば、「当初の約束と違う!」とか、「市長として4期は長過ぎるのでは?」みたいな批判が再び巻き起こるのは、目に見えている。
過去のブログで、(山本龍氏の心情を察していながら)本人の再出馬に反対する強烈なブログを綴った。そのことは、申し訳なかったと感じている!!(ごめんなさい!)
上述したブログへのその後の反響(細かいことは言わないが)を考えると、知事のこの発信に大きなインパクトがあったことは疑いの余地がない!!(ふう)
特に、同ブログで放った「言霊」は、前回の市長選で山本龍候補を応援した「中核の人たち」の胸に響いた気がする。あのメッセージを掲載してから、ムードが変わったと感じた。
実際、前回の選挙では山本龍元市長の支援に回った大多数の市議も、今回は「丸山氏」の応援に回る流れになりつつある。少し前から「主要な会派を一本化する」努力が続いているようだ。
ご本人の後援会の幹部や、前回選挙の選対を仕切った主要な支持者の方々も、「山本龍氏の出直し市長選への出馬に慎重論を唱えるか、明確に反対している!」と聞いた。
もう一度、ハッキリ言わせてもらう。上記の状況を見れば、山本龍元市長が復活出来るシナリオは、極めて考えにくい!!
え?もちろん、政治は情念の世界だ。「勝算がなくても、後悔を残さないようにやる!」という選択肢だってあるだろう。山本龍氏が出れば、(一部の市議を含め)「応援に回る人たち」だっているかもしれない。
が、それで落選した場合には、山本龍氏自身が政治的に復活する可能性は絶たれると思ったほうがいい!
加えて、選挙に敗れた候補を担いだ親しい味方の人たちも、「少なからぬダメージ」を被ることは間違いない!そこらへんのことも、考えておくべきではないか?!
龍ちゃん、冷静に考えてみて欲しい!我々全員が共有している最も重要な目的は、「小川前市長が今の状態で出直し選挙に勝って続投し、前橋のイメージダウンと停滞がズルズルと続く」という最悪の事態を回避することだ。そうでしょう?!
小川前市長とその陣営は、「山本龍元市長の出馬」を心待ちにしている。きっとそうだ。「6歳児の直感」は外れない。
そりゃあ、そうだろう。「小川前市長の醜聞とその後の態度」に怒っている大勢の市民の票を分散出来るし、「自分が再選されなければ、もう一度、古い前橋市政(山本市政)に戻る」キャンペーンを展開するに違いない!!(苦笑)
繰り返すが、山本龍元市長が「もう一度、市長に戻りたい」気持ちは、よく分かる。が、望みを遂げられないことに気がついているなら、すっかり地に堕ちてしまった県都前橋のプライドとブランドを取り戻すために、ここは思い切って身を引き、「候補者の一本化」に協力して頂けないだろうか?!
その上で、政治(人生)の先輩として、勇気を持って立候補を決断した次世代の候補者(まるやま彬氏)を、応援してあげてもらえないだろうか?!市長時代にやり残した「志」は、39歳の前橋生まれ、前橋育ちの若手に託してもいいのではないか?!
龍ちゃんのその「苦しい決断」は、必ず(自分も含む)人々、心ある前橋市民の記憶に残る。そして、そうすることこそ、将来の政治家 山本龍復活の芽を残すことに繋がるのではないか?!自分は、そう考えている。
仮にも市長時代には、知事として様々な分野で連携し、前回の市長選でも応援し、かつ同郷の小学校の後輩にもあたる山本龍市元市長に対して、2度もこんなに厳しいブログを掲載してしまった!!自分だって、スゴく心苦しいのだ。(ため息)
が、これだけは言っておく。誰だって、悪者にはなりたくない。だから、陰ではコソコソ言っても、本人の前ではいい顔をしようとする。
幸か不幸か、多くの人が本当に感じていることを山本龍氏本人にそのまま伝えられるのは、(どう考えても)山本一太しかいない!
それが分かっているからこそ、(この最も重要なタイミングで)山本龍元市長への「お詫びとお願い」のブログを掲載することにした!!
場合によっては、(むこうは嫌がるかもしれないが)直接、会って話すことも考えたい!!
さあ、栄養補給の時間だ。









