飯田一史

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飯田一史
@cattower
出版ジャーナリスト、ライター。出版産業、マンガ、子どもの本など。単著『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか 知られざる戦後書店抗争史』『「若者の読書離れ」というウソ』『ウェブ小説30年史』『マンガ雑誌は死んだ』等。DM以外の通知は切ってます ichiiida@gmail.com.グロービスMBA

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書評って何かの特集記事以外だとほとんど新刊しか扱えないというクソみたいな慣例があるけどTikTokの本紹介動画はPRを除けば新刊に限らず準新作、旧作を取り上げても受け手は気にしない。既刊本が動くきっかけをつくった点ではすでに実績ベースで書評よりも出版業界に貢献してると思いますけどね
朝読の「みんなでやる」(先生も読む)「毎日やる」「好きな本でよい」「ただ読むだけ」の原則が崩れ、大人はいっしょに本を読まない、実施回数が減る、読む本の指定が増える、アウトプットを求める、になってきている。それだと逆効果ですよという話を取材して書きました
今度出す本タイトル『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』なんですが、問い方を「なぜ」にしなかったのは、「なぜ」と問うと「本読まなくなったからでしょ」とか思い込みで短絡されるからです。読書冊数は雑誌は減っても書籍は減ってません。「雑誌と書籍」「読むと買う」は別の話。
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『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』、Amazonに書影が出ました。他の場所にも順次反映されるとのこと。発売前ですが取材(YouTube番組出演)と書店イベント、講演がひとつずつ決まっています。書店振興、本屋と図書館との連携等を考える「前提」になる歴史を書いています。それらと絡めての取材、
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元々「自由読書」は「読書=学校の課題図書=勉強=苦痛」というイメージを持つ子どもに対して「好きなものを読めばいい」とすることが読書推進につながる(副産物として語彙獲得→学力向上も起こる)という話なので、縛りを増やすほど自由読書で得られたはずの効果は低減する
かつて町の本屋は「待ちの本屋」ではなくガンガン外に売りに行っていた。本屋は店の外に外商(外売)もしている。70年代までは地方では売上の3~4割が外商から。しかし本の定価も書店マージンも上昇が微々たるものだったため人件費高騰を補えなくなり(人を雇えなくなり)本屋が外に営業・配達に行く比
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児童文庫が中学生にも(一部高校生にも)読まれるようになっているわけですけど、中高一貫校生、中受によって小4から娯楽を最小限に制約されてきた3年分の読書欲が解放されて中1になった瞬間、3年分児童文庫を一気に読む、という話を聞いておもしろかった。そういう需要もあるとは。
消滅する子どもの「読書」、読書時間1日あたり「ゼロ」が約半数の衝撃 高校生以上の不読率が2人に1人になるのはずーっと昔からそうなのに毎年「衝撃」とか形容する記事が出てくる学習能力のなさが衝撃。むしろ外部環境が変わっても不読者が激増しないことに驚くべきなんだよ
「本が売れなくなったから文具・雑貨・飲食等との兼業が増えた」とか言われますがその認識は全然正しくなくて、日書連調査では1967年からずっと、最低でも約半数は兼業書店。それも売上の40%以上が兼業商品の本屋が2~3割。トーハン「書店経営の実態」を見ても94年時点で兼業書店が61.5%。書店業自体
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マンガの蔵書・貸出にも力を入れる福島県白河市立図書館に取材しました。「図書館でマンガ」と言うとよく出る懸念・批判の大半は杞憂だという図書館界向けの話と、紙の雑誌凋落で子どもがマンガに触れる機会自体が減るなか図書館が重要なチャネルになるという出版業界向けの話
むかしは「百貨店の最上階に本屋があるのは集客してくれて上から順番にフロアを見てくれるから」というシャワー効果が謳われていたが、調べると戦前に書店組合の反対があり低層に書店を入れられなくなって高層に入れざるをえなくなった経緯があり、後付けの理屈か、後から効用が発見された可能性が高い
おっしゃる通り出版物流で「誰がいくら運賃負担するのか」問題は非常に重要で、たとえば返品「率」で見てもピンと来ないですけど返品「冊数」で見ると、本が売れてたと言われる時代は実際は返品の物量も激増していて、これで返品送料書店負担ならキツいわなと思うわけです hanmoto.com/bd/isbn/978458
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朱野帰子
@kaerukoakeno
リアル書店さんに同人誌を仕入れていただいてわかったことは十冊単位での発注だと利益のほとんどが配送費で飛んでしまうということ。いま読んでいる本で出版商流史においてこの「配送費を誰か負担するか」問題がずーーーーーーっとついてまわっていることを知って「そうか」と思っている。
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書店経営的には雑誌の購買量激減が致命的な出来事だったのに、講談社と読売の共同提言などに典型的なように、「書籍」の「”読書”推進」をすれば書店経営にもインパクトがあるみたいな見立てがよくされていますけど、小中学生向け以外では「書籍の読書推進」が書店経営に関係あると言うのは無理筋
ゴーストライターという名前がよくない!何か良い呼び方はないものか…という話が出ていたけれど、他の業界ではOEMと呼ばれていると思います
書評は高尚だから存在できてるんじゃなくて版元やメディアにとって利用価値があるからその枠が用意されて金銭が支払われているにすぎない。紹介した本が売れるかその媒体に客が来るかという効果がありそうかどうかで判断されている。影響力のあるTikTokの本紹介動画をくさすのはお門違い。
ジャンプ&ジャンプ+がなぜ圧倒的に「新人」重視なのか(普通に考えると新人は手がかかるので育ったあとの作家を起用したほうが手っ取り早いはず。なのに突出して新人作家の育成・登用の制度を作っているという謎)についてインタビューしました。前後編の前編 gendai.ismedia.jp/articles/-/814 #現代ビジネス
取協の「出版配送の現況と課題~今、起きていること~」を聞いたけど、出版社向けだけじゃなくて一般読者向けの説明会もしたほうがいいんじゃないですかね。本の値上げしないと運賃上昇を受けとめられず、取次が倒産してこれまでのような出版物流が続けられなくなる、と知っているか知らないかで値上が
今日発売のヤングマガジン掲載の図書館マンガ『税金で買った本』のビブリオバトルのシーンで拙著『「若者の読書離れ」というウソ』が取り上げられています。連絡をいただいたときにはびっくりしましたが、実際読んだら予想以上に大きく扱われていて2度びっくりでした。ありがとうございます!
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『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』はなぜ文献ベースで書いたのか?と訊かれますが、取材に基づく本は佐野眞一『だれが「本」を殺すのか』はじめ数多く、同じアプローチで迫ってもな、と。また出版産業については誤った思い込みが色々蔓延しているので、それを元に語られてもどうだろう、と思った
倍速視聴はダメだが一時停止したり巻き戻したりして見まくるのは良いという規範を改めて確認した。「遅くするのは良い」理由のひとつは「送り手の意図」を理解するのに後者は沿うと捉えられているから(それが望ましい視聴態度と思われている)。速度を変えて観ていること自体はいっしょだけど
新著『いま、子どもの本が売れる理由』7.16発売。出版市場の最盛期90年代には低迷し「子どもの本離れ」がピークにあったがその後児童書はV字回復、だが児童雑誌は凋落の一途にある不可思議さの理由とは?近年の小学生向けヒット作の背景とは?多数の資料と取材を元に書きました。
書店と出版社の契約は「返品条件付買切」なので返品するまで税法上も書店の資産です(常備寄託除く)。だから万引きされたら書店だけが損をする(版元側の資産となる本来の意味での「委託」取引でも善管注意義務違反で補填を押し付けられた可能性もありますが対策を書店丸投げにはしなかったでしょう)
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山田邦和
@fzk06736
今朝のNHK「あさイチ」に疑問。「新しい書店の試み」として、書店内にカフェを作って、客が自由に本を読みながらお茶や軽食をとれるようにしている、というのを称賛している。しかし、根本的なところで間違っていると思う。書店に並んでいる本は、原則として書店の所有物ではないのです。⇨
原作ずいの先生、漫画系山冏先生の公立図書館マンガ『税金で買った本』13巻のビブリオバトル編で拙著『「若者の読書離れ」というウソ』が取り上げられています。元々『税金で買った本』読者だった小3の息子に「パパの本、出てくるよ」と言って渡したら衝撃を受けてました笑
『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』関連講演やトークイベント用の資料を作っているのですが、文字だらけでシリアス一辺倒だと聞き手も疲れるのでいらすとやとか使ってソフトにしたいなと思いつつ、実際に起こったことを表現するとふざけているように見えるのでバランスがむずかしい。※いらすとや
私の知る限り出版業界人も含めて多くの人が著作物再販制について何かしら間違ったこと(部分的には合っているけど正確ではない)を言っていたり誤解したりしているのですが、初歩的だけど致命的な話を書いているので読んでください。
本日のSFセミナーの講演内容です。リクエストがあったので急いでアップしました
図書カードで本買われても書店のマージンは現金払いより少ないって意外と知られてないんだな。書店支援策として図書カード配れ論がけっこうみられるけど、あんま支援にならないと思うね
トーハンによる書店の使い分けの調査1996年を見ると、目的買いで行くのは大書店が最多だけど、「何となく」行く本屋は規模や立地に関係なく拮抗してる。ここはおもしろくも大事な点だと思う。 『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』 hanmoto.com/bd/isbn/978458
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