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いなげや

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社いなげや
Inageya Co., Ltd.
本社
本社
種類 株式会社[1]
市場情報
東証プライム 8182
1978年10月31日 - 2024年11月28日
本社所在地 日本の旗 日本
190-8517[1]
東京都立川市栄町6丁目1番地の1[1]
立飛ビル1号館
北緯35度42分54.7秒 東経139度25分24.8秒 / 北緯35.715194度 東経139.423556度 / 35.715194; 139.423556座標: 北緯35度42分54.7秒 東経139度25分24.8秒 / 北緯35.715194度 東経139.423556度 / 35.715194; 139.423556
設立 1948年(昭和23年)5月20日
(株式会社稲毛屋)[1]
業種 小売業
法人番号 2012801000159 ウィキデータを編集
事業内容 スーパーマーケット事業
代表者 代表取締役社長 本杉吉員
資本金
  • 1億円
(2025年2月28日現在)[2]
発行済株式総数
  • 5238万1447株
(2021年3月31日現在)[3]
売上高
  • 単独: 1903億4400万円
(2025年2月期)[2]
営業利益
  • 単独: 21億0100万円
(2025年2月期)[2]
経常利益
  • 単独: 34億6800万円
(2025年2月期)[2]
純利益
  • 単独: 94億9000万円
(2025年2月期)[2]
純資産
  • 単独: 483億2900万円
(2025年2月28日現在)[2]
総資産
  • 単独: 831億4600万円
(2025年2月28日現在)[2]
従業員数
  • 連結: 2,805人
  • 単独: 2,045人
(2021年3月31日現在)[3]
決算期 2月末日
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ[4]
主要株主 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス
(2024年11月30日現在)
主要子会社#グループ・関連会社」参照
関係する人物 猿渡浪蔵(創業者)
外部リンク www.inageya.co.jp ウィキデータを編集
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株式会社いなげや[1][5]: Inageya Co., Ltd.[5])は東京都立川市に本社を置き、関東地方南部を中心に店舗を展開するスーパーマーケット大手チェーン。イオン傘下のユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスの子会社である[6]

概要

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東京府南多摩郡稲城村(現・東京都稲城市)の農家の子であった猿渡浪蔵が、甲武鉄道(現・中央本線)の立川駅前に移り住み、その周辺(府中、村山、東大和、国分寺)にて大八車による塩干物の引き売りを始めた。次第に商売が繁盛し、野菜なども売るようになったが、引き売りできる品数に限界を感じ、1900年明治33年)立川の住居を店舗に改装して「稲毛屋」として開業したことが、同社の始まりである。

「稲毛屋」の屋号は、創業者の出生地一帯を鎌倉時代統治していた地方豪族稲毛三郎重成にあやかりつけられたものである[広報 1]千葉市稲毛区とは関係がなく、店舗も存在しない。

沿革

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事業所

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  • 立川 青果・生鮮センター(東京都立川市泉町)
  • 国分首都圏ドライセンター(東京都昭島市拝島町)
  • 武蔵村山 精肉・鮮魚センター(東京都武蔵村山市伊奈平)
  • 入間惣菜センター(埼玉県入間市上藤沢)
  • 千葉センター(千葉県船橋市豊富町)
  • 国分船橋ドライセンター(千葉県船橋市日の出)

店舗数・ブランド

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いなげや練馬関町店(練馬区)
いなげや練馬関町店(練馬区
ina21五日市店(あきる野市)
ina21五日市店(あきる野市
旧・ESBI清瀬店(清瀬市、現在は閉店)
旧・ESBI清瀬店(清瀬市、現在は閉店)

出店店舗数

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※店舗数は2025年5月22日時点、店舗数・地域分類は上記公式サイト「店舗一覧」に基づく。

  • 全店合計 - 132店舗

(いなげや:108店舗、ina21:17店舗、blooming bloomy:7店舗)

(いなげや:56店舗、ina21:12店舗、blooming bloomy:4店舗)

(いなげや:24店舗、ina21:1店舗、blooming bloomy:3店舗)

(いなげや:21店舗、ina21:4店舗)

(いなげや:6店舗)

かつて台湾現地企業「裕源企業」との合弁により台湾中部において「裕毛屋」として出店していたが現在は資本提携が解消され名称のみが残っている[12]

  • いなげやInageya
    • 通常ブランド。2024年現在107店舗が使用している。
  • ina21EDLP形式の店舗)
    • 17店舗(千葉県を除く)がこのブランドを使用している。
  • blooming bloomy(高質形式の店舗)
    • 6店舗(東京都と埼玉県のみ)がこのブランドを使用している。

廃止されたブランド

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  • ESBI(エスビイ、EDLP形式の小型店舗)
    • 千葉県を除いた3都県の店舗で使用していたが、最後の1店となった立川南口店の閉店を以て廃止。また、ESBI+(エスビイプラス)の屋号をウェルパークの店舗が使用していた。

地域と共に歩むいなげや

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  • 創業110周年を記念して創業の地である多摩地区青梅市に環境保全を目的とした「すこやけくの森」を開設。
  • 埼玉西武ライオンズ<西武鉄道創立100周年記念シリーズ>パシフィック・リーグ公式戦に協賛。2012年8月11日から5試合開催[広報 3]。所沢西武園店では開店当初から埼玉西武ライオンズコーナーが置かれメガホンやビクトリーフラッグ等の一部グッズの販売が行われている。

POSシステム

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POSシステムは、富士通製を使用している[広報 4]

ポイントカード

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一部店舗を除き、「ing(アイエヌジー)・ファンカード」と称するポイントサービスを実施している。ポイントカードはクレジット機能なしの「ing・fanクラブカード」と、三井住友カードと提携したクレジット機能付きの「ing・fanVカード」の二種類がある。

不祥事

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  • 2003年(平成15年) - チーフをしていた20代男性が過労自殺[13]
  • 2016年(平成28年) - 2014年(平成26年)に脳梗塞で亡くなった従業員が過労死認定される[13]
  • 2017年(平成29年) - 東京地方裁判所が男性従業員に対するパワハラを認め、22万円の賠償を命じる判決を会社と指導員に言い渡した。知的障害を抱える男性従業員に対し、女性上司による差別的言動を認定した[14][15][16]。その後、双方が控訴。2018年に東京高等裁判所で和解成立。女性に不適切な言動があったことや、いなげやが適切な対応ができなかったことを認める内容。いなげやが、精神的に傷つき退職したことに遺憾の意を示し、研修などを充実させて障害者の職場環境の整備に努めることも盛り込まれた。[17][18]

グループ・関連会社

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出典

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 流通会社年鑑 2003年版, 日本経済新聞社, (2002-12-20), pp. 148-153 
  2. ^ a b c d e f g 第77期決算公告(2025年2月期)” (PDF). 株式会社いなげや. 2025年8月17日閲覧。
  3. ^ a b 株式会社いなげや『第72期(2019年4月1日 - 2020年3月31日)有価証券報告書』(レポート)、2020年6月25日。
  4. ^ 第76回定時株主総会決議ご通知” (PDF). 株式会社いなげや (2024年6月26日). 2025年8月17日閲覧。
  5. ^ a b 株式会社いなげや 定款 第1章第1条
  6. ^ a b 新生U.S.M.H | ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社”. ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社 | (2024年11月29日). 2024年11月30日閲覧。
  7. ^ イオン、「いなげや」を連結子会社化…首都圏でスーパーを展開”. 読売新聞 (2023年11月30日). 2023年12月1日閲覧。
  8. ^ a b ウエルシアHD、いなげや子会社のドラッグストア・ウェルパークを完全子会社化”. 読売新聞 (2024年4月18日). 2024年4月19日閲覧。
  9. ^ a b ウェルパークを完全子会社化”. 日本経済新聞 (2024年4月19日). 2024年4月19日閲覧。
  10. ^ USMHといなげやが統合 11月末に株式交換”. 時事通信 (2024年4月18日). 2024年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月19日閲覧。
  11. ^ 2024/11/08 IR 株式交換公告”. 株式会社いなげや. 2024年11月30日閲覧。
  12. ^ “いなげや、台湾合弁から撤退、SM子会社を売却”. 日本食糧新聞. (2002年12月27日). https://news.nissyoku.co.jp/news/nss-9104-0024 2020年9月21日閲覧。 
  13. ^ a b 産経ニュース スーパーいなげやでチーフが過労死 平成15年にも過労自殺 遺族が「再発防止」求める
  14. ^ 障害者に暴言 「いなげや」に賠償命令 東京地裁”. 日本放送協会 (2017年11月30日). 2017年12月2日閲覧。[リンク切れ](アーカイブサイト)
  15. ^ “スーパー「いなげや」に賠償命令 障害者に女性上司がパワハラ「仕事ぶりが幼稚園児以下だ」”. 産経新聞. (2017年11月30日). https://web.archive.org/web/20171130121552/http://www.sankei.com/affairs/news/171130/afr1711300037-n1.html 2017年12月2日閲覧。 
  16. ^ “いなげやに22万円賠償命令=知的障害の従業員に暴言-東京地裁”. 時事通信. (2017年11月30日). https://web.archive.org/web/20171203013729/https://www.jiji.com/jc/article?k=2017113001091&g=soc 2017年12月2日閲覧。 [リンク切れ](アーカイブサイト)
  17. ^ 障害者パワハラ訴訟が和解 いなげやが環境整備を約束 産経新聞 2018年11月6日
  18. ^ いなげや、元障害者従業員と和解~職場環境が不十分だったことを認める~ 2018年11月9日 障害者雇用ドットコム

広報資料・プレスリリースなど一次資料

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関連項目

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外部リンク

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