「逮捕されることはない」退職代行『モームリ』社長ら逮捕 創業当時から違法行為か
退職代行サービスを行う『モームリ』の運営会社に家宅捜索が入ってから約3カ月。3日に社長と妻が逮捕されました。元従業員が取材に応じ“報酬目的の斡旋行為は創業当時から行われていた”と証言しました。 「逮捕されることはない」退職代行『モームリ』社長ら逮捕 創業当時から違法行為か
“報酬”目的で弁護士紹介か
延べ4万人の退職を代行してきたとうたう、モームリ。2日も54人の実績を報告していました。逮捕されたのは、運営会社『アルバトロス』の社長・谷本慎二容疑者(37)と、妻で従業員・谷本志織容疑者(31)です。2人は、紹介料目的で利用者を弁護士にあっせんした、弁護士法違反の疑いが持たれています。 民間の業者による“退職代行”は、意思を通知することしか認められていません。モームリには以前から「弁護士のような業務を行っている」と指摘する声があがっていて、東京弁護士会は告発状を提出していました。
事業拡大「健全に運営」主張
去年10月、警視庁は関係先に家宅捜索を行いました。谷本容疑者を知る人によると、その後も「逮捕されることはない」と話していたといいます。 谷本慎二容疑者(2023年11月公開の動画) 「批判に関して、真っ向からお答えしたいと思っています、アンチよ、聞け!」 (Q.退職代行って弁護士資格ないとグレーじゃなかったっけ。高くても弁護士に依頼したほうがいいで) 「おっしゃる通り確かに、難しい案件や心配な方には弁護士をお勧めしています」 しかし、その弁護士から「アフィリエイト広告費」や「賛助金」の名目で“紹介料”を振り込ませていたとみられます。 谷本慎二容疑者(2023年11月公開の動画) 「退職代行=違法ではなくて、違法な退職代行があるというのが正しい見解ですね。この内容に関しては、当社の顧問弁護士にも確認してもらっているので、私たちは健全に運営をしています」 強気な姿勢で事業を拡大していた谷本容疑者。当初、14平米ほどだったオフィスも約50平米、約100平米、約400平米とどんどん拡大していきました。創業から3年で、売上高が3億円を超えるほど注目されていた、モームリ。退職に悩み、相談してくる人の多くは20代ですが、利用者には50代の公務員男性もいました。民間業者であるモームリは、公務員や会社役員、個人事業主などの退職代行を行うことはできません。