【速報】新倉山浅間公園桜まつりを開催しないと決定 民家庭先で排泄行為など オーバーツーリズムが深刻な影響 観光客の過度な集中を抑制へ 山梨・富士吉田市
UTYニュース2/3(火)11:11
【速報】新倉山浅間公園桜まつりを開催しないと決定 民家庭先で排泄行為など オーバーツーリズムが深刻な影響 観光客の過度な集中を抑制へ 山梨・富士吉田市
山梨県富士吉田市は新倉山浅間公園桜まつりを開催しないことを決定したと、発表しました。
観光客の過度な集中を抑制し、地域住民の生活を守るためと持続可能な観光都市を目指すとしています。
富士吉田市では国内外からの来訪者が急増し、受け入れの限界を超えたオーバーツーリズム(観光公害)が地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしているとしています。
市では約10年前から「新倉山浅間公園桜まつり」を開催してきましたが、SNSによる爆発的な認知拡大などで桜の見頃には1日1万人以上の来訪者が殺到する事態になっているとしています。
このため、住民の生活が脅かされる状況として、
●生活環境の侵害
交通渋滞に加え、トイレを借りるため一般民家のドアを無断で開ける、敷地内への不法侵入、吸い殻の投棄など。
●衛生・人権上の問題
民家の庭先での排泄行為や注意した住民に対して騒ぎ立てる事案も確認。
●児童への影響
多くの観光客が通学路の歩道に溢れ、児童が押し出されるように歩く状況が 生じていて、保護者や地域から安全面を懸念する声が寄せられている。
「市民が多大な負担を強いられている中で、なぜ行政がイベントとして開催し続けるのか」という 厳しい意見があり、富士吉田市は市民の平穏な生活はいかなる観光振興策よりも優先されると判断し、苦渋の決断に至ったとしています。
富士吉田市では今年は、これまで実施してきた「新倉山浅間公園桜まつり」は開催しないということで観光HP をはじめとする様々な媒体で名称は使用せず、イベントとしての位置づけを取りやめます。
これにより、観光客の過度な集中を抑制し、地域住民の負担軽減を図りたいとしています。
その一方で、桜の開花時期には市民の安全確保と混乱防止のため、周辺への警備員配置、交通整理、臨時駐車場や仮設トイレの設置等の 安全対策は継続して実施するとしています。
富士吉田市の堀内茂市長のコメント
「富士吉田市にとって、富士山は単なる観光資源ではなく、私たちの生活そのものです。しかし 今、その美しい景色の裏側で、市民の皆様の静かな暮らしが脅かされている現実に、私は強い危機 感を抱いています。まずは市民の皆様の生活環境と尊厳を守り抜く。そのために、10 年続いた『桜 まつり』という看板を下ろす決断をいたしました。これは富士吉田市が真に持続可能な、質の高い 観光都市へと生まれ変わるための転換です。今後は適切な仕組みを構築し、住民の暮らしと観光が 共存できる環境づくりを目指し、市民の皆様が誇りを持って、世界中の方々を心から歓迎できる街 を構築してまいります」