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川口にスパイスの香り…味でつながる隣人たち…「ともくらフェス2025」近づく

外国人が多く暮らす埼玉県川口市で、今年も「ともくらフェス」が開催される。主催はNPO「在日クルド人と共に」。多文化共生を「体験する」ことを目的としたイベントで、11月24日(月・祝)11時から16時まで、並木元町公園で開かれる。入場無料・雨天決行。

昨年のフェスでは、クルド人のブースに中東料理が並び、私はカフェバグダッドとして「日本で食べられる中東料理ガイドブック」を販売させてもらった。今年は刊行したばかりの増補改訂版を販売する。

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「日本で食べられる中東料理ガイドブック」第2版

公園にはスパイスの香りや紅茶の湯気が立ちこめ、中東、アフリカ、ウクライナ、ベトナムなど多くの国の人びとが自国の味を紹介する。異なる文化が、食を通じて自然に交わる光景が今年もみられそうだ。以下、出店者を紹介していく。


クルドの台所から

在日クルド人の女性たちによる「Kurd Cafe」。豆のスープ、クルド風ピザ、甘い焼き菓子が並べられる。手刺繍のスカーフやアクセサリーも販売され、料理と手仕事の両方からクルド文化を伝えるブース。

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クルドカフェ

ヨルダンのオリーブオイル香る「アンナシーム」(ヨルダンでの買い付けの都合で出店取り止め)

飯能市に最近オープンしたアラブ料理店「アンナシーム」が、今年初めてフェスに参加する。ヨルダン出身のシェフによるホンモスや煮込み料理は、無農薬・無添加のオリーブオイルを惜しげもなく使った本格派。中東の料理は香辛料が主役と思われがちだが、ここではむしろオイルのやさしさが印象に残る。ヨルダンの家庭料理を通して、遠い国の食文化を知ることができる。

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アンナシーム

ハラールとヴィーガンを結ぶ「アットゥトゥ」

「アットゥトゥ」はハラールとヴィーガンの両方に対応する食品や飲み物を扱うブース。宗教や嗜好の違いを越えて、誰もが同じ食卓を囲めることを目指している。売り上げの一部は難民・移民支援に充てられるという。
食べることが支援につながるという発想は、フェスの理念そのものだ。多様性を受け入れることを、味と香りで示している。

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アットゥトゥ

パキスタン・スパイス料理「シディーク」(キッチンカー不調で出店取り止め)

本場のスパイス料理を提供する「シディーク」も出店する。カレー、ビリヤニなど、どれも香ばしい香りがただよう。ハラール食材を使った料理は宗教的な配慮と文化の理解を両立させており、多文化共生の現場そのもの。

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シディーク

スリランカ家庭料理「アーユボーワン」

スリランカ家庭料理の店「アーユボーワン」では、カレーやコットゥ、紅茶などが味わえる。
鮮やかなスパイスとともに、現地の暮らしを映す料理は、異国の空気を穏やかに伝えてくれる。

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アーユボーワン

世界の屋台が集まる公園

十色とうがらしファーム」は、見沼田んぼで育てた世界各国のトウガラシを販売する。辛さの中に香りの違いがあるという説明に、思わずうなずく人も多いだろう。

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十色とうがらしファーム

避難民女性の手づくり菓子


ウクライナの「NATALYA」は、避難民の女性たちが手づくりした菓子や雑貨を販売する。ミートパイ、キャラメルクッキー、バラの形のパンなど、どれも丁寧な仕事ぶり。売り上げの一部はウクライナ支援に充てられる。

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NATALYA

ウクライナの手仕事、「カリーナ」

カリーナ」は、ウクライナから避難してきた女性たちの手仕事を紹介するブース。色とりどりの刺繍や編み物、小さな布細工、手づくりの雑貨。どの作品にも、長い冬を越えるための工夫と祈りのような丁寧さが宿っている。

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カリーナ

ベトナム出身の若者が文化伝える


ベトナムの「マイコイ川口グループ」は、揚げ春巻きや蓮の実おこわ、ベトナムコーヒーを提供する予定だ。地域で活動する若者たちが、食を通して自らの文化を伝える。

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アフリカから3店

アフリカからは、ナイジェリア料理の「DJ KITCHEN」、カメルーン料理の「AFRO JAPAN」、コンゴの布を使った雑貨店「コトンガ キトコ」が参加する。香辛料の刺激、布の鮮やかさ、リズムと笑顔。公園の一角がアフリカの市場のようになる。

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DJ KITCHEN
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アフロジャパン
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コトンガキトコ

難民支援と創作の手

難民自立支援ネットワークREN」は、アフリカ布のバッグやビーズアクセサリーを販売するほか、ブレスレット作りの体験ワークショップも行う予定。買うことが支援になるだけでなく、つくることが理解につながるという姿勢が一貫している。

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書店「ててたりと」は、移民・難民をテーマにした書籍を販売する。利用者が描いた手づくりPOPも展示される予定で、静かな知の空間をつくり出すだろう。

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ててたりと

埼玉朝鮮初中級学校・幼稚園」は、チヂミやキンパ、牛すじ煮込みの販売に加え、チョゴリ柄の文具を並べる。子どもたちの学びと母親たちの手仕事が並ぶブースである。

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埼玉朝鮮初中級学校・幼稚園

ひとさらの向こうにある「共生」

ともくらフェスは、単なる国際交流イベントではない。
食を媒介にして、異なる背景を持つ人びとが共に生きるための「練習の場」でもある。料理を味わいながら会話を交わすことで、ニュースや数字では見えない現実が見えてくるはず。

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コメント

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たばちゃん

とても面白そうなイベントですね 今年は予定があって参加できないですが、機会があれば是非、参加したいと思います

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川口にスパイスの香り…味でつながる隣人たち…「ともくらフェス2025」近づく|カフェバグダッド
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