文学フリマ東京41・参加レポート…拡大する参加者数、中東ZINEの手応え
11月23日、空前の熱気に包まれた文学フリマ東京41。公式発表によれば3,212出店・3,760ブース、来場者数は18,971人(うち出店者5,463人・一般来場者13,508人)。数字が物語る通りの、人、人、人。開場前、会場となった東京ビッグサイトの展示場の入口には長蛇の列が伸びていた。入場料が1500円にまであがっているというのに。「創作物への欲望」はお金でははかれない、ということなのかも知れない。
私は「日本で食べられる中東料理ガイドブック」の増補改訂版を初めて販売した。開始からしばらくは穏やかだったものの、開始1時間後ぐらいから、じわじわと来訪者が増え、2時間後ぐらいからはブースを外す暇もなく、お客さまへの対応を続けることになったのは嬉しい誤算といってもいい。SNSで事前にチェックして、ブースめがけてまっすぐに来てくださる方も多かった。
お隣は、「イラン文化同好会ミーヌー」。初のZINE『ミーヌー・ナーメ』がお披露目されていた。メンバーのひとりは、かつて私がペルシャ語を学んだ恩師。事前に「隣接申請」したのだが、配置の妙を実感した。さらに、周囲には中東や中央アジアにまつわるブースが軒を連ねていた。相乗効果があったと感じる。文学フリマ事務局の心憎い采配に感謝したい。
いよいよ初文学フリマ始まりました!早速買ってくださった方々、心から感謝です pic.twitter.com/NVKDvhOql3
— フォルーグ・ファッロフザード (@forughfarrokhz1) November 23, 2025
ただ、会場はあまりに広かった。「もうひとつの会場」へ向かうには、エスカレーターを二度上らねばならない構造。つい後回しにしてしまい、ブース巡りの時間がほとんど取れなかったことが、唯一の心残り。それでも、旧友に教えてもらったいくつかのブースを訪れ、出展者と言葉を交わせたのは良かった。
規模の拡大や、プロ作家の参入増加で、過去の東京の文学フリマとはかなり様相が変わった。実際、うちのブースに来てくださった方々の多くは、事前にSNSで目星をつけて来訪していた。効率的ではある。けれど、ぶらぶらと歩きながら未知の創作物に出会う——そんな偶然の愉しみはやや影を潜めているようにも思う。
文学フリマというイベントが、これからどの方向へ歩んでいくのか。ひとりの出店者として、その行く末を見届けたい。
なお翌24日は、埼玉県川口市で開催された多文化共生イベント「ともくらフェス」に出店。2日連続はさすがに体力の限界を試されたが、それでも、顔と顔が向き合う場でZINEを手渡す喜びは何物にも代えがたい。来月もブックイベントに出店予定。都合のつく方は、どうぞお立ち寄りいただきたい。
12月13日、東京・西早稲田で開催の #ブックイベント に、出店者として参加します。 pic.twitter.com/4d0htmG67d
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) November 10, 2025
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