残高が増えたから疑わなかった…交流サイトでだまされ70代男性が5400万円失う 鹿児島県警「広告からLINE誘導は詐欺疑って」
鹿児島県警は2日、県内の70代男性が交流サイト(SNS)を通じた投資詐欺で計約5400万円をだまし取られたと発表した。組織犯罪対策課は「投資のサイト上で、利益が出たと見せかけ信用させる手口が多発している」と注意を呼びかけている。 ▶自称警官から「容疑者として捜査する」と電話。LINEに誘導され「詐欺で得た金がないか確認する」と振り込みを要求――70代女性が4800万円の詐欺被害 鹿児島県警
同課によると、男性は昨年8月中旬、スマートフォンで「投資の勉強会」に誘う広告を閲覧。実業家や投資の講師を名乗る人物とラインでつながった。招待されたライングループ内で株の売買のタイミングを教わり、他の参加者が利益が出たことを報告していたため信用し、架空の証券会社のサイトで口座を開設した。 投資目的で10回にわたり、指定された個人名義の口座へ現金を振り込んだり、証券会社の外勤スタッフを名乗る受け子に手渡したりした。県内の繁華街の食品店内や自宅で手渡し、相手は毎回別の男女だった。サイト内の口座の残高が増え、疑わなかったという。 12月上旬、証券会社のサイトで「口座が凍結され出金できない」とのメッセージを見て不審に思い、県警に相談し被害が発覚した。県警の担当者は「広告からラインに誘導される場合は詐欺を疑って。少額でも安易に振り込まず、周囲に相談してほしい」と訴えた。
南日本新聞 | 鹿児島
【関連記事】
- ▶自称警官から「容疑者として捜査する」と電話。LINEに誘導され「詐欺で得た金がないか確認する」と振り込みを要求――70代女性が4800万円の詐欺被害 鹿児島県警
- ▶「遺品を返してもらうから為替を買いたい」 でも、手には外国の私書箱宛て封筒と「高額当選」の郵便物…不審な状況を見逃さなかった郵便局員がお手柄
- ▶金融機関や自治体職員になりすます。メンバー替え6人だます――被害額は800万円。トクリュウか…指示役ら8人を容疑で逮捕 鹿児島県警
- ▶近くの他人より遠くの孫…高齢者のうそ電話詐欺防止へ薩摩川内警察署協議会が「斬新なアイデア」
- ▶会社員の男は元金融の営業担当…5年前、顧客をだました着服事案を告訴された――詐欺容疑で46歳を逮捕 鹿児島南署