【中東食ニュースレター】羊とヨーグルトの普遍性…講道館地下で味わうヨルダン料理
日本柔道の聖地、東京・春日の「講道館」。その地下一階に、アラブ料理が食べられるちょっと不思議なレストランがある。その「ハビービ講道館」で休日のランチタイムに、ヨルダン料理のマンサフを食べてきた。アラブ食文化の核心に触れる体験だった。
この食事会に誘ってくれたのは、日本や世界の各地でさまざまな料理を食べ歩いているオグさん。
当初の参加表明メンバーがそれぞれ、マンサフに関心を持ちそうな友人などに声をかけ、8人が春日に集結した。近くの文京区のホールで成人式があったためか、界隈は着物姿の若者でにぎわっていた。
個人的には、日本でマンサフを食べるのはこれで3度目。大阪のヨルダン料理店「七つの丘」、埼玉・飯能の「アンナシーム」、そして今回のハビービ講道館。回を重ね、この料理が、シリア地方、さらにはアラブ圏の料理の中でも特別な一皿であることが、より強く実感できた。
マンサフという料理を特徴づけるのは、「ジャミード」。ヨルダンの乾燥ヨーグルトで、白く球形に固められ、指で叩けば硬質な音を返すほどに水分を抜かれている。
料理を担当したヨルダン人のビラール・イアルサルマンさんによると、今回使われたジャミードは、ヨルダン中部タフィーラ県の実家で家族がヤギの乳から手作りしたものだという。国を越えて運ばれてきた発酵乳製品のかたまりが、東京で再び命を吹き返す。
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