埼玉県川越市のフリーライター久保健一さん(57)が、中東地域の料理の魅力を伝える冊子を自費出版した。日本でなじみの少ない本場の味を楽しめる県内外の店も紹介。外国人との共生が課題となる中、肩肘張らないかたちでの異文化理解に向け、こう提案する。「見知らぬ一皿を前に『どんな味だろう』と興味を抱くことから始めたい」(福田真悟)
久保さんは2000~16年、読売新聞のエジプト・カイロ、イラン・テヘラン支局に計9年超、所属。中東地域を担当し、第2次インティファーダ(反イスラエル闘争)やイラク戦争などを取材した。
緊張感に満ちた日々の数少ない安らぎが、現地の食事だった。のめり込むきっかけは、パレスチナ自治区ガザで出合ったシャワルマ。ヨーグルトやスパイスをつけ込んだ肉をじっくり焼き、パンで包むアラブ圏で広く親しまれる料理だ。
「滞在中、毎日買い求めるほどおいしかった」。それ以降、駐在した2カ国のほか、トルコやシリア、モロッコなどの取材先で次々と新しい料理と出合い、多様な食文化に魅了されていった。
冊子では、139種もの料理を前菜や肉・魚料理、パンなどのジャンルごとに分類。煮込んだ肉や野菜をつぶ...
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