ガチ中東、日本の街角にあり ―― 扉を開ければ、そこは異国
「カフェバグダッド」こと、久保健一です。私がこれまでの中東地域での経験に基づながら、日本での食べ歩きを形にした『日本で食べられる中東料理ガイドブック』について、少し説明してみたいと思います。
中東の現場で記者として過ごした9年間、私は常に「食」に助けられてきました。紛争や政治のニュースが飛び交う場所であっても、現地の家庭の食卓やレストランには、温かいホスピタリティと豊かな食文化が息づいていたからです。
帰国後、ふと足元を見れば、日本にも驚くほど本格的な中東料理の店が増えていました。そこで、「日本にいながら、中東を旅するように食べる」ための手助けができればと思い、このガイドブックを作りました。
この本に込めた思い
単なる美味しい料理の紹介集にはしたくありませんでした。私が大切にしているのは、「一皿の背後にある物語」です。
• 「なぜこの場所にこの店が?」というコミュニティの背景
• 「なぜこの味になるのか」という現地の気候や歴史との繋がり
• 「どんな思いで日本へ来たのか」という店主たちの歩み
こうした文脈を知って食べる一皿は、きっとただの食事以上の体験になるはずです。
具体的な使いかた
この本を手に取ってくださった方には、こんな風に使っていただければ幸いです。
• 「ガチ」な味に出会うために
日本で一般的な「ケバブ」のイメージを超えた、現地の人が日常的に食べる郷土料理を含め、幅広い料理を分類して紹介しています。
• 中東を「知る」ための入り口として
ニュースで見聞きする「遠い中東」ではなく、スパイスの香りや豆の食感を通して、その土地の「人」を身近に感じてもらうための情報として活用していただきたいと思います。
• 自分だけの「旅」を計画する
名古屋の郊外や埼玉の住宅街など、意外な場所に根付いた中東の「点」を結ぶなどして、週末に旅をするような感覚で歩いてみてください。
私が長年、中東各地で見てきた光景と、日本で出会った素晴らしい料理たちが繋がっていく。その一端を、この本を通じて共有できれば、これほど嬉しいことはありません。
ガイドブックの入手方法はこちらにまとめてあります。
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