捜査装い元警官に情報漏洩、元交際相手の戸籍入手 府警警部補初公判
捜査を装って取得した他人の口座情報を元警察官の行政書士に漏らしたなどとして、地方公務員法違反や公務員職権乱用などの罪に問われた府警羽曳野署の警部補草川亮央(あきお)被告(56)=休職中=の初公判が2日、大阪地裁であった。草川被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。 起訴内容は昨年2月、府警の元警察官・道沢正克被告(69)=同法違反の罪で起訴=の依頼で虚偽の「捜査関係事項照会書」を金融機関に出し、第三者の口座残高の情報を得て漏らしたというもの。2023年12月~24年1月に、虚偽の書類を使って元交際相手の戸籍謄本などを区役所から得た罪にも問われている。 検察側は冒頭陳述で、道沢被告は知能犯を担当する府警捜査2課の先輩で、初めは「車のナンバーから所有者を割り出してほしい」と頼まれたと指摘。道沢被告の仕事で必要な情報について、4~5年にわたり漏洩(ろうえい)を続けたと主張した。 また、学生時代に交際していた女性の生活状況を知ろうと、その交際男性の個人情報も得ていたとした。「被告から電話やメールが来て、ストーカーのような行為を受けていた」という女性の供述調書も読み上げられた。(遠藤美波)
朝日新聞社