【R-18】なぜ受けは「え」と喘がないのか?声の出し方から考察してみた!【おふざけ】
恩師たちには大変申し訳なく思っている
私は大学で言語学を専攻していた。しかし成績はすこぶる悪く、音韻論(言葉を話すときの声の出し方にまつわる分野)の単位はCギリギリでとった。
そんな私が人一倍好むものがある。えっちな創作物全般だ。
えっちな創作物全般に欠かせないものがある。喘ぎ声だ。
今から私は自作エロ小説を題材に、喘ぎ声の出し方について、考察・解説をしていく。
そのために、大学で学んだ言語学の知識を用いたい。
私は、恩師たちに右の頬をぶたれたら、左の頬を差し出す覚悟だ。
もちろん、こんな下卑た文章に、言語学者たちの汗と涙の結晶を使うことの抵抗感はある。先生方もまさか、こんな用途に使われるだなんて思っていないだろう。
だけど、私が大好きなエロ小説に関わることだ。私の全身全霊で書きたい。
恩師の先生方、お元気でしょうか。
低空飛行で大学を卒業した学生は今、こんなことをやっています。
あの学び舎での日々は大変実り多いものでした。先生方の教えは今、私の血となり肉となり、この記事を書いています。
大学へ向かって45度のお辞儀をしたところで、はじめよう。
※このnoteはふざけ半分で書かれたジョークです。
※本noteの内容は鵜呑みにせず、もし人に話したくなったときは、以下の文献などを参考にしてみてください。
まず喘ぎ声ってどんなの?
以下は、私が書いたBL小説からの引用だ。
「ん、ふ……、っん……あ、あ」
「ふぁ、……ん、ん、う……」
「ひぁ……ん……」
「ん、ふ……ぁ」
「っあ、あ」
「はぁ、あ……っ、ん、ぅ」
「ひゃ、あ……っ!」
これらは意味のある言葉ではない。濡れ場の中で、「思わず漏れてしまった」声だ。
そして一般的な喘ぎ声とは、これを指している気がする。
本記事で取り扱うのも、この「思わず漏れてしまった」声だ。
以下に、もっと詳細な定義を書く。
・性行為中、思わず漏れてしまった声
・意味のある発語ではない
たとえば性行為中の「ダメえええ」「いやあああ」といった台詞の、太字の部分は喘ぎ声として数えない。
では、このアンアン喘ぐ声の特徴を、いくつか抽出してみよう。
出てこない「い」「え」の謎
喘ぎ声にはいくつか系統がある。私はあんあん喘がせるが、「おほっ」「おおお」などの喘ぎ方もまた存在する。
ここで何人かの読者はお気づきかもしれないが、喘ぎ声でなかなか出てこない母音がある。
それは、「い」と「え」だ。「え」に至っては、例の中で全く出てこない。
ではなぜ、「い」と「え」は喘ぎ声として使われにくいのか。考えてみよう。
母音のトライアングル
日本語の母音は「あ」「い」「う」「え」「お」の5つだ。
上はざっくり、母音を発音するときの口の開き方の図式だ。あくまで超ざっくり。
「ɑ」(右下にあるやつ)についての解説は後ほど。
口をタテにもヨコにも大きく開くのが「あ」で、ヨコに大きく開いてタテに閉じるのが「い」、タテにもヨコにも閉じるのが「う」という理解をしていただければ幸いだ。
つまり、「あ」「い」「う」の3音は口を大きく動かす音で、「え」と「お」は中間の音。
そして喘ぎ声頻発母音は、「あ」「う」、おほ喘ぎについては「お」だろう。
ではなぜ「あ」「う」「お」なのだろうか。「え」と「い」は、なぜ出てこないのか。
その答えは、きっとこの図にある。
喘ぐときは省エネ発音
最中の受けは大変だ。攻めの愛撫に耐え、突き上げに耐えなければならない。少なくとも、私の書くエロ小説ではそうだ。
そうなると、口から漏れるのは「思わずでちゃった」声にならないだろうか。それも身体がままならなくて、口を動かすのにも不自由するようなときに漏れ出る声だ。
つまり喘ぎ声とは、省エネでなければならない。漏れ出る声で複雑なことなんか言えないからだ。それは母音にも言えることだろう。
そんなわけで、まず「あ」が頻発であることは納得がいく。なぜなら気持ちよさに耐えかねて、口を大きく開いたときに声を出せば、「あ」になるに決まっているからだ。
次は、「う」について考えてみよう。
「う」は口をすぼめて出す音だ。これは察するに、あんあん喘ぐのが恥ずかしい受けが声を我慢しようとして、思わず漏れてしまった、慎ましやかな声ではないだろうか。
また、挙げた例では「ん」と同時に用いられていることが多い。「ん」と「う」は近い音だ。頷くときの「うん」と、否定するときの「ううん」を思い出してみてほしい。口を閉じたまま発音してはいないだろうか。
音声学的にはいろいろ言えるのだが、ひとまず、「う」と「ん」は結構取り違えやすい音だ、と、思う。
考えるに、口を閉じたまま苦悶の声を漏らしたときの音が「う」と「ん」で表現されることが、それなりにあるんじゃないだろうか。そのため、結構ここらへんの区別はニュアンスなんじゃないかと思う。
奔放に喘ぐ「お」
「おほ喘ぎ」についても考察してみよう。
上の図では、母音を発音するときの口の開き方について説明した。「え」は「い」と「あ」の、「お」は「あ」と「う」の中間の音だ。
ここで「ɑ」という謎の音が出てくる。日本人には「あ」とほぼ同じ音に聞こえるこれは、「あ」よりも発音するときの口の幅がやや狭い。口をちょっと縦長にして発音するのだ。
なんでわざわざこの話をしたかっていうと……多分「おほ喘ぎ」は、口をタテに大きく開けた時の喘ぎ方なんじゃないか? と思ったからだ。
唇をすぼめながらも、顎は大きく開いていると、「お」や「ɑ」になる。つまり……
しっかり上のお口を開けているけど、唇だけはすぼまっているという、ドスケベシチュにおいて「お」という喘ぎ声が出現するのだ。
つまり「おほ喘ぎ」は……ドスケベ!(名推理)
出てこない「い」「え」の理由
これまで「あ」「う」「お」が喘ぎ声においてよく見られる理由を考察してきた。
ここから見えるのは、「い」「え」という音で喘ぐことの理由のなさだ。
つまり、「い」「え」で喘がないのは、それで喘ぐ理由が、ないからだ!
喘ぐ理由ってなんだよ。
でも、喘ぎ声は省エネにならざるを得ない声だ。となれば、このやり方なら声が出やすい! 力が入るとこの声が出る! この声の出し方はドスケベ! なんてものを、無意識に取捨選択して出すものと言える。
つまり「い」「え」なんて発音する理由がない/発音しにくい音は、出さない。これが恐らく、この2音が喘ぎ声においてリストラされがちな理由だ。
喘ぎ声を書くなら……
喘ぎ声の書き方っぽいことを言うのなら、上に挙げた母音の発音の図を参考にできるかもしれない。
つまり、口をいっぱいに開けて、大きく喘ぐのが「あ」、慎ましやかなのが「う」、とにかくドスケベなのが「お」。
この3つの母音を手掛かりに、喘ぎ声を作成できるんじゃないだろうか。
例えば……
「あ、あ……う……っあ!」
「うう……あ、……ぅう」
これだけでも十分、喘ぎ声としてイケる。「あ」と「う」の緩急次第で、無限に喘ぎ声のバリエーションが生み出せる。
つまり「あ」と「う」は、喘ぎ声のスターターデッキ。これさえあれば、まず「喘ぎ声」を戦えるのだ!
奥深い喘ぎ声の世界
いかがだっただろうか。
このnoteでは、喘ぎ声の母音の不思議を考察してみた。もしこのnoteの評判がよければ、子音についても考察・解説してみたい。
重ねて、大学の恩師たちに、深い感謝を申し上げる。
先生方の深い知見がなければ、このnoteを書くことはかなわなかった。
私はこの知見を痴見としてしまったが、読者の方々にガハハと笑っていただければ、それ以上の喜びはない。
ではまた次回。言語学サイコー!
長い言い訳
いかがだっただろうか。
本noteについて、いくつかご指摘をいただいた。詳細な内容は伏せるが、私の甘さによるものだった。申し訳ない。
そこで2025/4/24にアップデートを加えた。これによって、もう少しだけ誠実な内容になっているかな、と思う。
また、この記事はジョークだという前提をもとに御覧いただければと思う。
なぜならば、私は言語学で学士号をとっただけの素人だからだ。学術的な知識はかなり浅く、また、教え導いてくれる師も今はいない。最初に「ちょっとおかため」と書いてしまったのは間違いだったな~、と反省している。
とはいえ、本noteでクスリとでも笑っていただければ幸いだ。あるいは、言語学って面白そう! と思っていただけたら、それに勝る喜びはない。
それでは大学の方角に向かって「調子に乗ってすみませんでした」と45度のお辞儀をして、このnoteを閉じよう。
調子に乗ってすみませんでした!!!
言語学サイコー!(こぶしを突き上げる)
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コメント
2鳥羽さん初めまして!
今回のnote、読み物としてすごく面白かったです。今までの経験が余すことなく活きていてさすがの目の付け所だなと感心いたしました。そして、他のR-18のnoteも毎回興味深く拝読しています。これからのnoteも楽しみにしております☺️
お褒めの言葉、ありがとうございます!
今までの全てを活かして書いたnoteなので、そう言っていただけて本当に嬉しいです。他のnoteもご覧いただき、ありがとうございます!精進いたします💪