「この形状、金型で抜けません」
「この構造だと、組み立て工程が1つ増えます」
こういう場面を何度も見てきた。
全てが決まってから金型の相談が来る。
でも、その時点でもう手遅れなことが多い。
正直に言えば、
メーカーの設計担当で、金型をちゃんと理解している人は少ない。
これは悪口じゃない。
でも、だからこそもったいない。
開発段階から金型屋を入れてくれれば、
こんな提案ができる。
「この形状、少し変えれば金型費が下げれます」
「この2つの部品、一体化しませんか?金型は1つで済むし、組み立て工程もなくなります」
「この抜き方向なら、サイクルタイムが数秒縮まります」
部品点数が減れば、管理コストも減る。
組み立てがなくなれば、不良も減る。
結果、製品のトータルコストが下がる。
「もっと安くして」と言う前に、
「一緒に考えよう」と言ってほしい。
金型屋は図面通りに作るだけの存在じゃない。
製造のプロとして、設計に貢献できる。
開発の上流から関われば、
「下請け」じゃなく「パートナー」になれる。
それが結局、メーカーにとっても一番得なはずなんです。
Quote
「松野会長の金型・時事談義|30年の本音」
@Matsuno_Mold
これ、本気の提言です。
「もっと安くして」
製造業やってると、この言葉を何千回も聞く。
開発時に仕入れ費を抑えたいのは当然の心理。わかる。
でもこれ、製造側のモチベーションを完全に殺してる。
だから提案したい。
『利益還元方式』
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