日本の展示会で、ゾワッとした話をする。
10年前は「日本製」が当たり前だった産業機械。
今年の展示会、気づいたら中国メーカーが半分を占めていた。
しかも「安かろう悪かろう」じゃない。
精度も出てる。納期も早い。サポートも悪くない。
正直、設計者として焦った。
なぜこうなったか?
30年この業界にいて、痛いほどわかる。
日本は「品質」で勝ってきた。
でも品質は、時間が経てば追いつかれる。
中国は「スピード」で来た。
失敗しても3ヶ月で改良版を出す。
日本が1年かけて完璧を目指す間に、3回転している。
さらに厄介なのが「若手の経験値」だ。
中国の若手設計者は、
20代で10機種以上設計している。
日本の若手は、
「失敗するな」の空気で挑戦させてもらえない。
書類作成と会議に追われ、設計に集中できない。
この差、10年後どうなるか。
考えるだけで怖い。
じゃあ日本はどうすべきか?
答えは一つ。
「失敗を許容するスピード」を取り戻すこと。
完璧を求めすぎて動けない組織から、
まず動いて、直して、また動く組織へ。
日本の技術者は優秀だ。
足りないのは技術じゃない。
「挑戦する環境」だ。