【独自調査】生成AI“止まらぬ進化”―選挙での“巧妙な”フェイク拡散どう防ぐ?SNS大手5社に聞く“偽・誤情報”対策【それって本当?】
Q、フェイク情報の投稿を繰り返すような特に悪質なアカウントについて、アカウントを停止したり、収益化を停止したりすることも考えるべきだという専門家の指摘もあります。参院選後にこの点につきまして行ってきた取り組みはありますでしょうか。また今回の衆院選の期間で特に悪質なアカウントについては、こういった措置を行われますでしょうか
【Google】回答なし
【LINEヤフー】当社では、利用規約や各種ガイドラインに違反する投稿が確認された場合、投稿の削除やサービスの利用停止など、必要な措置を講じている。特に、フェイク情報の投稿を繰り返す悪質なアカウントについても、個別の事案に応じて適切に対応しています。
なお、当社において一般ユーザーが投稿コンテンツの収益化を行うことができるサービスはLINE VOOMのみですが、当社の収益化に関しては各種の審査基準を設けています。1月23日時点では「再生・閲覧数稼ぎを目的とした「選挙や政治のビジネス化」を目的とした投稿が拡散しておらず、今後とも適切にモニタリングを行っていきます。
【Meta】回答なし
【X】回答なし
【TikTok】コンテンツモデレーションにおいて、コミュニティガイドラインの「許容されない」ルールに該当するコンテンツが確認された場合、当該コンテンツを削除します。また、コミュニティガイドライン違反が繰り返された場合や、1度の違反であっても重大性が高いと判断される場合には、TikTokアカウントを永久停止することがあります。
現在のTikTokプラットフォームの仕組み上、日々投稿される動画と広告として配信される動画は直接的に紐づいておらず、ユーザーが投稿した動画が自動的に再生回数に応じて収益化される仕組みにはなっていません。
TikTokでは、クリエイターが自身の動画を通じて報酬を得ることができる収益化プログラム「Creator Rewards Program」を提供していますが、本プログラムへの参加には、18歳以上であること、コミュニティガイドラインを遵守していること、質の高いコンテンツを継続的に投稿していることなど、一定の条件を満たす必要があります。そのため、悪質なコンテンツが自動的に収益化される仕組みとはなっていません。
また、TikTokでは、コミュニティガイドラインに準拠する限り、政治的なコンテンツの共有が認められています。一方、政治広告はその性質上、TikTokにおける体験には適さないものと考えており、有料での政治広告の掲載を認めていません。有料政治広告ポリシーに基づき、政治家や政治団体によるあらゆる形式の広告を禁止しています。
これらの対応は、昨年の参議院議員選挙後も継続して実施しており、今年2月に実施予定の衆議院議員選挙の期間中も、同様の方針で対応を行う予定です。
Q、SNSのアルゴリズム機能によって異なる意見や新しい情報に触れる機会が失われる「フィルターバブル」と呼ばれる状態が専門家によって指摘されています。選挙では投票行動を決定するための材料として幅広い情報に触れることを求めるユーザーもいると考えられますが、このような「フィルターバブル」が選挙に与える影響をどう考えますでしょうか。また幅広い情報が届くように、検討されている方策などはありますでしょうか
【Google】回答なし
【LINEヤフー】選挙においては、特定の情報や思想に偏らず、多様な視点の情報に触れることが極めて重要です。これは、フィルターバブルやエコーチェンバー、偽・誤情報といった偏った情報環境の影響を受けることなく、健全な判断を行うための情報リテラシーの向上につながると考えています。
Yahoo!ニュースで提供している「ヤフトピ」では、編集者が公共性・信頼性の高い情報を選定・構成しており、ユーザーが偏りなく幅広い情報に触れられるよう配慮しています。一方で、Yahoo!ニュースアプリやサービスのタイムラインでは、ユーザーの関心に応じた情報も提示し、硬軟織り交ぜたバランスの取れた情報提供を目指しています。 さらに、異なる視点からのヤフコメに気付きやすくなる仕組みとして「多様性AI」を実装し、多様な意見や視点に触れるきっかけの提供にも取り組んでいます。
【Meta】法令遵守及び自らのポリシーを厳正に執行してまいります。また、必要なポリシーの見直しを不断に行ってまいります。さらに、政府がリードするデジタル・ポジティブ・アクションの下、すでに多くのプラットフォームがこれに賛同していますが、世論の形成に依然として重要な役割を果たす報道機関をはじめとする多くのステークホルダーが社会的なレジリエンスを確保するためにともに連携をすることが求められていると考えます。
オンラインでの選挙保護対策において、Metaは常に業界をリードしています。選挙のたびに学んだことを取り入れ、新たな脅威に先手を打てるよう努力を重ねています。
【X】回答なし
【TikTok】選挙に限らずですが、ユーザーの皆さんが幅広い情報に触れて自ら考えるための環境を提供することが重要だと考えています。TikTokでは、「おすすめ」フィード(レコメンドシステム)で視聴者に提示するコンテンツの範囲が狭すぎたり、反復しすぎたりしないようにするために、さまざまなテーマを組み合わせるシステムの設計に取り組んでいます。
例えば、同じTikTokクリエイターが作った動画や同じサウンドを使った動画を2本続けて見せることは基本的に行いません。また、視聴したことがあるものを再度おすすめすることは避けています。もしユーザーにとってコンテンツが自分に合っていない、あるいはテーマの多様性が十分でないと感じた際にはユーザー自身の判断で「おすすめ」フィードをリセットすることもできます。