紀伊国屋書店に夜明けまで…チケット完売 朝まで「あっという間」

堀越理菜
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 営業後の本屋で夜明けを迎える。そんなオールナイトフェス「KINOFES2026」が1月31日夜から翌朝まで、紀伊国屋書店新宿本店(東京都)で開催された。750人が訪れ、本への愛と熱気があふれる一夜となった。

 若者に本屋へ足を運んでもらおうと、初めて企画されたイベント。昨年12月にX(旧ツイッター)で告知したところ、4時間で入場チケットが完売したという。

 上野千鶴子さんと鈴木涼美さんの対談や、松井玲奈さんのトーク、ユーチューブで人気の佐伯ポインティさんによる選書イベントなど、様々な催しには、立ち見もあふれるほどの人が集まった。

 店内を舞台にした体験型のミステリーツアーもあった。店内の検索機を使ったり、照明を落としたフロアに行ったりと、営業後の書店ならではの仕掛けが用意されていた。

 神奈川県静岡県から友人同士で来たという会社員の山口捺暉さん(26)と佐川花歩さん(26)は、じっくりと書棚を眺め、本について語り合っていた。「買いたい本がたくさんある。爛々(らんらん)としていて、(イベントが終わる)6時なんてあっという間にきてしまう」。東京都の看護師、小倉舞優さん(29)は、「夜の本屋さんで過ごすという言葉にひかれて来た」。普段歌集は読まないが、出版社ナナロク社の村井光男さんらが参加者のリクエストを聞いて即興で歌集を選書するイベントに参加し、選んでもらった2冊を購入したという。

 星真一店長は、未来に本屋を残すために「リアルの本屋に来るきっかけを作りたかった。本がたくさんある空間の面白さを伝えたい」。また開催したいと意気込んでいた。

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この記事を書いた人
堀越理菜
文化部|文芸担当
専門・関心分野
文芸、放送、ジェンダー