人生の可能性を閉ざす言葉の使い方

「動けない」という言葉自体が、
自分にかけている
自己催眠であることを自覚せよ

世の中には「動こうと思っているのに動けない」と口にする人が少なくない。

だが本当のところ、それは「動けない」のではない。正確に言えば「動く気がない」だけの話である。本人はその事実を認めたくないために、「動きたいのに動けない」と言い訳を繰り返し、自分を納得させているにすぎない。

女性の横顔
写真=iStock.com/KEN226
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飢えた虎が目の前に放たれたら誰でも全力で逃げるだろう。このように人はその気になれば、いくらでも動ける存在。動けないのではなく、単に「自分に暗示をかけて動いていない」だけである。

「動けない」と繰り返す行為は、自己暗示であり、自縄自縛の呪い。そうやって自分自身に呪いをかけ、ますます動けなくしている。この呪縛は、長期的に見れば人生の可能性を閉ざしてしまう。

呪いを解く第一歩は、まず「動けない」という言葉が、自分で自分にかけている自己催眠であることを自覚するところから。

小さな「前倒し」を幾度も積み重ねる

言葉を変えれば、
現実が変わる。
自らにかけてきた
「動けない」という呪いを、
「動く」という言葉で
上書きすればよい

「動けない」という自己催眠の呪縛から逃れる方法はシンプルである。「動く」と決め、その言葉を掛け声にして即座に行動する習慣を築くだけ。

言葉を変えれば、現実が変わる。自らにかけてきた「動けない」という呪いを、「動く」という言葉で上書きすればよい。

この変革を加速させるのは「小さなことを先送りしない」というルール。「着想は一晩寝かせると色あせる。思いついたら即、着手」というルールを徹底し、「検討してみよう」「明日やろう」などの先送りの言葉を辞書から削除する。

ナポレオンが「余の辞書に不可能という文字はない」と語ったように、私たちは「余の辞書に先送りという文字はない」というつもりで生きるべき。

この本が良いと聞いたら即座に注文し、会いたい人が頭に浮かんだらその場でメッセージを送る。こうした小さな「前倒し」を幾度も積み重ねることで、「前倒し体質」になっていく。