円大幅安、一時155円台半ば 高市首相「円安容認」観測、株は乱高下―東京市場
2日の東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=155円台半ばに大幅下落した。高市早苗首相が1月31日に衆院選の応援演説で、足元の円安について「輸出産業には大チャンス。もっと助かっているのが外為特会(外国為替資金特別会計)で、運用が今ホクホク状態だ」と発言。市場では「円安容認発言」と受け止められ、円を売る動きが強まった。
トランプ米大統領は、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に、ウォーシュ元FRB理事を指名した。市場関係者は、「他の候補者に比べると利下げにやや慎重な姿勢を示すとされ、円売り・ドル買いが優勢となった」(外為仲介業者)との見方を示した。午後3時現在は154円87~87銭と前週末比1円08銭の円安・ドル高。
一方、2日の東京株式市場で、日経平均株価は乱高下した。終値は前週末比667円67銭安の5万2655円18銭。衆院選で自民党の優勢を伝える報道各社の情勢調査や、為替の円安進行を好感し、朝方は一時900円超高まで上げ幅を拡大した。しかし、短期売買の投資家が中心だったため、買いが一巡すると利益確定の売りが強まり急失速。午後は600円超下げた。