大卒者など外国人留学生の日本企業への就職の機会は、日本人と同様で平等だ。給与など待遇面も同様で、日本では、外国人だからといって差別されることはない。
しかし、今回の一件を見て、これから、日本企業が外国人を採用する際、従来はなかった「確認事項」などを用意し、それを順守・徹底することが必要になってくるかもしれない。また、企業側の管理体制の見直しも求められるだろう。
情報の収集源が全く異なる
もう1つ、今回の問題で私が感じたことは、在日中国人と日本人は通常、見たり、読んだり、聴いたりしているメディアが異なるという点だ。
海外に住む日本人も同様だが、海外に住んでいても、現地メディアの情報を現地の言葉で100%理解することは難しい。
そこで、大きなニュースであれば、いったん日本語メディアの報道を見て、現地のニュースを理解するという人も多い。両方のメディアを同時に見ているという人もいるが、母国語のほうが、情報がすんなり入ってくるので楽だという人のほうが多いだろう。
日本に住む中国人も同様で、日本語が堪能な人でも、ふだんは中国メディア(中国のテレビ番組、ニュースなど)を見ていることが多い。日本のニュース(たとえば自民党の総裁選挙など)も、中国語メディアでまず読んで、概要を理解する、という人も少なくない。