「路上排便」に賛否両論が集まるワケ
筆者自身も海外旅行で、中国人観光客の排泄を目の前で見たことがある。
地中海に浮かぶ島国マルタ、ルネサンスの理想都市といわれる世界遺産、要塞都市ヴァレッタを散歩中、公衆トイレ前に集まっている男性7、8名の中国人旅行客が、「有料」であることに不満な様子で立ち往生。
果てに2人の男性がそのトイレの横で壁に向かってズボンを降ろし立ち小便をした。行き交う人々は、その光景を見て目を丸くし、スタッフが悲鳴を上げていた。
南アフリカのケープタウンでも、野生ペンギンが見られる有名な海岸で、中国人女性客の集団がペンギンにジュースの空き缶やペットボトルを次々に投げていたので、筆者がやめるよう注意したのだが、その後、この一行の数名が公園内で排便をしようとして警備員と揉めごとになっていた。
近年、経済成長が進む中国の都市部では先進国と変わらない文化水準になっていて、街もクリーンになり、生活者のマナーも良く、店では人がきれい列をなしているから、路上で排便をするような人々がまだいなくなっていないのか、と驚く。
以前から情報交換している天津市の中国人記者に聞いたところ、「北京や上海など経済的に発展している地域はマナーが向上していますが、発展途上の地域では、いまもマナーの悪さが問題になっていますし、人口が多いので何千人かにひとりはおかしいのがいて、どうしても目立ってしまう」という。