中華系が多いマレーシアでは多発
筆者が取材拠点を持つマレーシアでも中国人観光客のマナーの悪さは話題になっている。1月、高原リゾート地のキャメロン・ハイランドの宿泊施設の庭で、中国人観光客の女性が排便、監視カメラに一部始終が記録された。また、彼女が排便している間、一緒にいた別の女性が見張りをしていたことも映っていた。
2019年にはクアラルンプールの西にある港町、ポート・ディクソンの海水浴場で人々が泳いでいる中、中国人観光客と見られる成人女性が、足もとが水に浸かる程度の深さの砂浜でしゃがんで排便、これも動画となってSNSで拡散された。
多くのマレーシア人ネットユーザーが嫌悪感を示し、「猫でさえトイレに行くのに」「中国では公共の場所全体がトイレなのか?」などと投稿していた。
こうした各地で起きた過去の迷惑行為も、韓国で相次いだ行為をきっかけにSNSでシェアし直されている。マレーシアは3割ほどの中華系国民がいて、日本や欧米より物価が安いため、必然的に中国人の来訪が多い国だ。
それだけに中国人の迷惑行為の事例も比例して多く聞かれることだが、最も衝撃を受けたのは、留学生による滞在先のマンションの使い方だ。
退出時の部屋内はゴミだらけ、設置物は破損多数というケースがかなり多い。当然、不動産業者からは嫌われまくっており、入居を断る家主もいる。
クアラルンプールのアメリカ大使館が見下ろせる一等地にある新しめのマンションでも、半年間、留学した男女大学生3名が過ごした2LDKの部屋は退出後、ゴミが散乱し、なぜか床が泥まみれになっていたという。さらにトイレは詰まった状態で溢れた上に、さらに何度も排便した跡があり、不動産担当者を絶句させた。
清掃には2週間かかり、修復に2万リンギ(約66万円)以上かかったそうだ。また、盗難被害も報告されており、家主によると「備え付けの大型テレビがなくなっていた」という。
「弁償してほしいが、彼らに電話してもすぐに切られてしまい、対応してくれない」と不満の声を漏らす。