藤田ことねと秦谷美鈴が恋人になるまで
今回は妄想モリモリです。キャラ崩壊や解釈違い等々あると思われますのでご注意ください。
あと最後に申し訳程度に手毬を書きました。
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「藤田ことねさん…あなた、まりちゃんのなんなんですか?」
気づけばそんな質問をしていました。いつもならこんなに怒ることは無いし、そもそもこんな質問しないのに…ちょっと、ほんのちょっとだけいつもより焦っていたんです。まりちゃんと喧嘩したからです。もちろん喧嘩なんてよくあることですが、今回は事情が違いました。
「えっと…秦谷美鈴さんだよね?あたし何かしちゃった?」
「いいから早く答えてください」
「えっと…まりちゃん…手毬?手毬はただのクラスメイトだけど」
「ただのクラスメイトにお弁当を作ったりなんてしませんよね?さぁ、本当のことを言ってください」
さらに声が低くなります。これほど怒ったのはいつぶりでしょうか?
「ホントにただのクラスメイトなんだけど…強いて言うなら利用し合う関係?」
「利用し合う?」
「そ。手毬ってあんなんだけどめっちゃ歌上手いじゃん?あたし歌は全然でさー…だからたまに歌教えてもらってんの。んであたしはお返しにダンスとかメイクとかネイルとか、手毬が苦手なのを教えてんの。弁当は別で有料だけどね」
「つまり藤田さんとまりちゃんはお友達ということですか?」
「友達?あたしと手毬が?ないない」
「…嘘ではなさそうですね」
藤田さんの答えに胸を撫で下ろします。二人が特別な関係だったらどうしよう…などと考えていた自分が恥ずかしいです。しかし、あのまりちゃんが数日間ずっと楽しそうに食べている藤田さんのお弁当…少し気になりますね。
「その…ご迷惑をおかけしておきながら頼むことでは無いのですが、よければ藤田さんが作るお弁当をわたしにも食べさせていただけませんか?」
「別にそれくらいなら良いけど…そんな特別美味しいわけじゃないよ?」
「少し気になったんです。あのまりちゃんが楽しそうにお弁当を食べているのを見ましたから、どんな味なのかと…参考に出来る部分もあるでしょうし」
「じゃあお昼休みとかどう?ちょっとならあたしの分けてあげる」
「良いんですか?なら、お返しにわたしも何かさせていただけませんか?」
「弁当ちょっと分けるくらいでお返しなんて求めないって」
「しかし…」
ご迷惑をおかけしておきながら何もせず一方的に要求するというのは自分を許せませんし…
「うーん…じゃあ早く手毬と仲直りしてよ。あいつ最近ずっと動きが騒がしくてさー」
「そんなので…良いんですか?」
「そんなのって、あたしからすれば結構大事なんだけど…あたしに出来る手伝いならするからさ」
「これはわたしたちの問題ですしお手伝いまでなんて…」
「気にしないで。あたしだって今後迷惑かけるかもだし、そん時に返してくれたら良いからさ」
「…分かりました。藤田さんがそれで良いなら」
もしかすると、この人はとても良い人なのかもしれません。
ええなぁ…