新党「中道改革連合」の野田佳彦共同代表は1日、衆院選(2月8日投開票)の東京7区に立候補している党公認候補の応援で、東京・渋谷で街頭演説。高市早苗首相(自民党総裁)が1月31日の川崎市での演説会で、進行する円安をめぐり「『外為特会』の運用が(円安で)今、ホクホクの状態だ」と発言したことについて、「『生活者ファースト』の考えが、まったく分かっていない」と、バッサリ切り捨てた。
野田氏は、高市首相が、予算委員会で26年度予算の審議を行わないまま衆院解散総選挙に踏み切ったことを、「いくら野党でも、私たちは年度内成立を阻むようなことはしない。議論をして、採決には応じますよ。政府が自ら、年度内成立をあきらめて解散する。意味がさっぱり分かりません。暮らしを後回しにしているのではないですか、みなさん」と、今回の解散判断を批判。「暮らしを最優先にするのが、生活者ファーストの中道の政治です」と呼び掛けた。
その上で「『生活者ファースト』の考えが、まったく分かっていないと思った、昨日の総理の発言がありました。『円安ホクホク』発言です」と、首相発言に言及。「円安なら輸出型の企業がもうかる。それは、その通り。一方で、政府が持っている『国為替資金特別会計』というのがあるが、為替の大きな変動があった時にはこの資金を使うために、ためている。今、円安だから、外貨建てでやっているから、運用益が出ている。それを『ホクホク』と言った」と、首相発言を解説し、「、輸出型の企業がもうかっている。いいね。政府ももうかっている。いいね。それで、とどまっているんですわ」と嘆きをまじえ、「ホクホク」「ホクホク」と、庶民には縁遠くなっている高市首相の発言を繰り返した。