中道改革連合の小沢一郎氏(83)は1日、自身のX(旧ツイッター)を更新。高市早苗首相(自民党総裁)が1月31日、衆院選(2月8日投開票)の演説会で、円安が進んでいることをめぐり「『外為特会』の運用が(円安で)今、ホクホクの状態だ」と発言したことを、厳しく非難した。

外為特会は「外国為替資金特別会計」のこと。高市首相は川崎市の演説会で、為替の変動にも強い日本経済をつくることの必要性を訴える中で、「為替が高くなったことはいいのか悪いのか。円高がいいのか、円安がいいのか」と言及しながら「かつて民主党政権のとき、ドルは70円台の超円高で、日本でものを作って輸出しても売れないから、日本の企業は海外にどんどん出ていった。それで失業率もすごく高かった。それがいいのか」と主張。自身が訴える「責任ある経済財政」のもとで円安が進んでおり、物価上昇やインフレにつながるとの指摘もあるが、首相は「いま、円安だから悪いといわれるが、輸出産業には大きなチャンス」とした上で、「外為特会というのがあるが、これの運用が今、ホクホクの状態」と発言した。「円高がいいのか、円安がいいのか、総理が口にするようなことではないが」と断りつつ「為替が変動しても強い日本の経済構造をつくりたい。だから国内投資をもっと増やしたい」と、主張した。

円安のメリットについて述べる一方で、デメリットには触れなかった高市首相の発言に、小沢氏は「円安でホクホク?」と疑問を呈し、「円安でどれだけ日本が貧しくなったか物価高でどれだけ家計が苦しんでいるか、高市総理は全く理解しておらず、この発言で円安が加速する可能性も。総理は経済を分かっていない。極めて危うい」と、厳しくただした。

小沢氏は衆院選に岩手3区から立候補。同選挙区には、自民党元職の藤原崇氏(42)、参政党新人の及川泰輔氏(47)も立候補している。

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