香港の現金強奪事件、日本人ら逮捕 羽田で未遂の1.9億円の一部か
香港中心部で日本人が日本円の現金約5100万円を奪われた事件があり、香港警察は31日、日本人3人を含む23~52歳の男女6人を強盗容疑で逮捕したと発表した。東京の羽田空港近くで30日未明に現金約1億9千万円を奪われそうになる強盗未遂事件があり、その後、香港に運ばれた現金が被害に遭った可能性がある。
香港警察によると、30日午前9時半(現地時間)ごろ、香港中心部の上環(ションワン)で日本人の男性2人が所持していた現金を奪われたと警察に通報があった。2人はこの日朝、航空便で香港に到着したばかりで、タクシーで両替店に到着したところだったという。
香港警察はその後、事件に関わった疑いで6人を逮捕。このうち1人は被害を申告していた27歳の日本人で、共に逮捕されたほかの容疑者に情報を提供していた疑いがあるという。ほかの日本人2人は強盗の実行役とみられ、事件から約6時間後に空港で拘束された。香港警察は容疑者らから約1100万円を回収したという。
警視庁は羽田事件との関連含め情報収集
警視庁は警察庁を通じて情報収集を進め、香港と羽田空港などの事件の関連を調べている。
警視庁の暴力団対策課などによると、羽田空港近くの強盗未遂事件は30日午前0時10分ごろに発生。50代男性ら4人が白い車に乗った4人組に催涙スプレーのようなものをかけられたというものだった。
日本と香港、電話で話していると・・・
同課が日本に残った被害者側から聞き取ったところ、被害者側4人のうち50代男性ら2人が、現金を持って羽田空港から香港に向かった。香港に到着した50代男性と電話で話している時に、現金が奪われたことを示唆する声がしたという。奪われたのはリュックサックに入れていた現金だったとしている。
被害者側の一部は「毎日のように、金(ゴールド)の業者から金を買い取り、売却したお金を香港で両替している」などと警視庁に説明しているという。
羽田空港の事件で犯行グループの4人組が使った車は、トヨタ・プリウス。ナンバープレートは偽造されたもので、横浜方面に逃走したといい、警視庁は行方を追っている。
上野では4億円超強奪か、「貴金属店から預かった円を香港で両替」
この強盗未遂事件前の29日午後9時半ごろには、東京都台東区東上野1丁目の路上で、男性らが約4億2千万円を奪われたと被害申告した強盗事件が発生。被害男性らの一部は「貴金属店から預かった日本円を香港で両替することを生業としている」と警視庁に説明している。別の1人は、香港に現金を運搬するにあたり、1回3万円の報酬を約束されたが、これまでに運搬した分の報酬はまだ受け取っていないという趣旨の話もしているという。
上野の事件で犯行グループが関連して使った車は、暴力団関係者名義のトヨタ・アルファードで千葉・流山方面に逃走したという。警視庁は、羽田、香港、上野の事件の関連について調べる方針だ。
- 【視点】
香港は政治面ではかなり自由を失いましたが、経済活動は相変わらず自由です。カナダのフレーザー研究所は、香港の経済の自由度を世界一と評価しています。 経済の自由は、世界からの資金を集め、金融活動を活発化させ、さらに金融業の集積によって利便性が
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