首都圏の中学受験が東京と神奈川でスタート 難関校で熱気、保護者らエール「気負わずに」

駒場東邦中学校の入学試験に臨む受験生ら=1日午前、東京都世田谷区(千葉真撮影)
駒場東邦中学校の入学試験に臨む受験生ら=1日午前、東京都世田谷区(千葉真撮影)

首都圏の私立中学受験は1日、有力校が集中する東京と神奈川で本格的にスタートした。中高一貫でトップクラスの男子進学校として知られる駒場東邦(東京都世田谷区)も同日、朝の寒さの中で多くの受験生が訪れ、熱気に包まれていた。

駒場東邦の前では午前7時の開門・受付を目指し、続々と集まる受験生や保護者の姿があった。最寄りの池尻大橋駅から同校までの約500メートルに渡って道なりに受験生と保護者たちの姿が切れ目なく続いた。難関校の入試を直前に控え、神妙な面持ちで歩く受験者の姿も多く見られた。

開門後に受付が始まると、保護者が受験生の肩を軽く叩いたり、堅く手を握るなどして激励する姿がみられた。「きっとやれる、絶対に大丈夫!」と力強い口調でエールを送る保護者もいた。

埼玉県の会社員男性(48)は長女(11)を会場に送り出した。「ようやく2月になり、本番が始まったという気持ち。娘の体調を気遣い、昨晩は早めに寝かせた。今朝は緊張もみられず普段通りのようで安心した。気負わずに頑張って欲しい」と話した。

今年、駒場東邦の入試出願者数は615人で、昨年の617人とほぼ変わらず、倍率も同じ2.6倍だった。日能研が発表している主な都内の難関男子校の倍率(1月31日午後6時現在の確定校)では、開成4.2倍、武蔵3.4倍、早稲田(入試区分1回)4.3倍、早稲田大学高等学院3.4倍、海城(1回)3.9倍ーなどとなった。

栄光ゼミナール入試情報センターによると、今年の中学受験者総数は前年並み、受験率も同様に18%台を維持する見込み。また、上位校にこだわらず確実に合格を勝ち取る「堅実志向」も、昨年からの傾向として続く。偏差値だけでなく学校の施設や教育内容、進学実績、在校生の雰囲気など、総合的に判断する選択の多様化がみられるという。(千葉真)

会員限定記事

会員サービス詳細