2026年1月31日(土)
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高市首相 争点隠し 「積極財政」訴えるも…食品消費税ゼロや「政治とカネ」には言及せず

[ 2026年1月31日 05:30 ]

街頭演説で支持を訴える自民党総裁の高市首相=30日午後、福岡県行橋市
Photo By 共同

 与野党幹部は30日、衆院選の演説を各地で行い、舌戦を繰り広げた。高市早苗首相(自民党総裁)は持論の「責任ある積極財政」による成長戦略を訴えるが、食料品消費税ゼロや「政治とカネ」問題といった主要な争点への言及を抑えている。重要政策の改革、変更について国民の審判を仰ぐ必要があるとして衆院解散に踏み切った経緯もあり、中道改革連合は議論を回避していると批判を強めた。

 首相は大分市で街頭演説し「自民の公約に“責任ある積極財政”が入った。何をやるのか。危機管理投資と成長投資だ」と強調した。ただ「私の悲願」とする飲食料品の消費税2年間限定ゼロに向け「検討を加速する」とした公約には触れなかった。

 恒久的な食品消費税ゼロを掲げる中道の野田佳彦共同代表は京都市で「首相は、時期や財源以前に消費税を言わなくなった。争点からずらそうとしている」と指摘。名古屋市の街頭演説では裏金関係の前議員らを公認した自民の対応を「反省がない」と批判した。

 野田氏と並んで演説を行った斉藤鉄夫共同代表は政治とカネ問題で自民との連立を離脱したとした上で、首相の解散判断に関し「自分中心の政治の典型だ」と非難した。

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