75/96
【7】躊躇なく腰を落とし…
「まだ、できるでしょ?」
イカされて放心状態だった俺を見上げ、美月がニコッと悪戯っぽく笑う。
その笑顔は、さっきまでの羞恥や絶望を、すべて吹き飛ばしていた。
俺も少しずつ呼吸を整え、「できるよ」と答える。
いつの間にか、互いにタメグチになっていた。
体を拭き、二人でベッドに移動する。
もうここまで来たら、行くところまで行ってやるという、半ばヤケになって俺は美月に覆い被さった。
「きゃっ……どうしたの、も〜」
と美月は抵抗する素振りを見せるが、顔は笑っている。
(攻められるのも嫌いじゃない)と、
その顔に書いてある。
俺は、たゆんたゆんした乳房にむしゃぶりつき、乳首を舐め回した。
彼女は乳首が弱いらしく、
「はあっ……んんっ」
と、吐息混じりに悶える。
その嬌声が、俺をさらに興奮させた。
だが、すぐに攻守逆転する。
彼女はシックスナインの姿勢で、また俺の肉棒にしゃぶりつく。
さすがAV女優だ。
攻めも受けも、すべてがセックスに繋がっている。
やばい、またイキそうになる。
俺は慌てて体勢を変え、今度は俺が美月のクリと穴を舌先でレロレロし、思わず互いに淫らな嬌声をあげた。
体が火照り、もう限界だと思ったその時、美月が俺の上に跨って騎乗位の姿勢になった。
そのまま俺のモノを挿れようとするので、さすがに焦って「待って……ゴムは?」と聞いた。
すると彼女は、「なんだ、そんなこと?」とでも言いたげな平然とした顔で、予想外のことを言った。
「私、生理不順でピル飲んでるから、大丈夫だよ」
そう言いながら、何の躊躇もなく腰を落とし、俺のモノがニュルニュルと彼女の割れ目に吸い込まれていく。
予想外のコンドームなしの生挿入。
避妊具で遮られない、生身の肉壁の快感が、亀頭の段差を直撃した。
「あっ……あああっ!」
俺は我慢できずに絶叫した。
体温と粘膜、そして肉の壁の締め付けが、あまりにもリアルで強烈だった。
彼女も
「んんんっ……おああっ……ぉぁぁっ……すごい!」
と嬌声をあげる。
その声は、AVで聞いた編集後の声ではなく、さっきスピーカーで聞いた「オホ声」に近い、本物の嬌声だった。
数日前にはモニター越しに見ていた彼女の裸が、いま俺の目の前で、リアルに汗をかいている。
そして彼女の本当の肉壁が、生の俺のモノをヌルヌルと咥え込んでる。
夢なら覚めないでほしい。
AV女優とのセフレ契約。
この非日常的な快感に溺れながら、俺の理性の残骸は、そう願うしかなかった。