韓国の新興宗教「新天地」に家宅捜索 政界と癒着疑惑、検察など捜査
韓国の検察と警察からなる合同捜査本部は30日、新興宗教「新天地イエス教証しの幕屋聖殿(新天地)」の総本部などを家宅捜索した。2022年の大統領選に保守系最大野党・国民の力から立候補した尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領を支援することなどを目的に、多数の信者を党員として強制的に加入させた疑いがあるという。韓国メディアがこの日、一斉に伝えた。 【写真】影響力拡大めざし、政界に接近か 韓国の捜査で旧統一教会トップ逮捕 家宅捜索はソウル近郊の京畿道果川市にある総本部や研修施設などであった。新天地は尹氏が大統領選の公認候補に選ばれる21年の予備選の際などに、信者を国民の力の党員に強制的に加入させたとして政党法違反などの疑いが持たれているという。韓国紙・朝鮮日報などは、21年以降で5万人の信者が党員に加入したとの内部証言を捜査本部が得ている、と伝えた。 韓国では世界平和統一家庭連合(旧統一教会)も強制捜査を受け、教団元幹部から違法に政治資金を受け取ったとして尹氏の側近の国会議員に対し、ソウル中央地裁が懲役2年、追徴金1億ウォンの実刑判決を言い渡している。捜査本部は旧統一教会や新天地と政界との癒着疑惑について調べるため、今月発足した。(ソウル=清水大輔)
朝日新聞社