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何度も対人関係で酷い目に合う…と主張する攻撃的被害者の特徴

Xには人間関係の敗北者・脱落者が沢山いる。彼等は嘆く「コミュニケーションが苦手である」「空気が読めない」「マジョリティな趣味に興味が持てない」「余計な1言をいってしまう」「沈黙が苦手」「陰気」etc。彼等は自分が人間関係が苦手な理由を自己分析する。

1方で「自分に非はないのに常に理不尽に攻撃される!」と主張する層も存在する。彼女達は嘆く「少し男性に優しくしたら勘違いされた」「やたら男性にぶつかりまくられる」「男性に女尊断碑的な理由で不当な扱いを受けた」etc。その言い分には明確な特徴がある。それは「被害者は女性で加害者は必ず男性」なことだ。これは「男性は女性に対して積極的に攻撃を仕掛けてくる」ことを意味しているのだろうか?勿論そうではない。客観的データは、女性は男性以上に積極的に攻撃を加えることを示している。

例えば職場で女性は男性より失礼な態度をとられた事を報告するが、具体的には誰に対して失礼な扱いを受けるか?を調査した米国研究では、女性は男性からではなく、「他の女性」から失礼な扱いを受けやすいことが判明した。

https://psycnet.apa.org/doiLanding?doi=10.1037%2Fapl0000289

また同じく米国労働省のデータ分析において女性は女性上司の下で働くと満足度が低くなることが判明している。更にこの結果は、労働者の職務固定効果をコントロールした後でも持続するほど強固なものだった。

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0927537116301129?via%3Dihub

更に上司と部下の性別の組み合わせが、部下の健康(心身の不調)にどう影響するかを調査したでは「女性部下 × 女性上司」の組み合わせの場合、「男性部下 × 男性上司」や他の組み合わせに比べて、部下が報告する「心理的苦痛」や「身体的症状」のレベルが高いことが示された。

要は女性は女性に攻撃しないわけでも対人トラブルを起こさないわけでもないのだ。にも関わらず、男性の攻撃のみがピックアップされる理由は言う間でもない。女性が女性に自分に非は何もないのに1方的に攻撃されたと主張すると「本当にそうなのか?」というツッコミが入るからだ。対照的に女性→男性へのそれに対する「本当にそうなのか?」というツッコミは「セカンドレイプ」「Belive Woman」として切断出来る。要するに彼女たちにとって男性は「都合の良い加害者」であり、性別を理由にした被害の訴えは、自身の対人スキルの欠如や性格的な問題を隠蔽するための強力な「免罪符」として機能しているのだ。

冒頭で触れた「コミュニケーションが苦手」「空気が読めない」と嘆く層は、少なくとも「自分に非がある」と認識している点で、まだ救いがある。原因が自分にあると分かっていれば、改善の余地があるからだ。しかし、「私は悪くない、悪いのは常に攻撃的な男性だ」と信じて疑わない層は、永遠にそのループから抜け出せない。

確率論的に考えて、行く先々で(男性から)「理不尽な攻撃」を受け続ける人間がいた場合、周囲の人間が全員悪人である確率よりも、その人間自身が攻撃を誘発する何らかの信号(無礼さ、過剰な防衛心、あるいは特権意識)を発している確率の方が圧倒的に高い。これは「被害者非難」ではなく、単なる「共通項の抽出」に過ぎない。そして対人論証になってしまうのだが、Xでこのような主張…男性から何も悪くないのに1方的に攻撃された等…をされる方は、ほぼ例外なく攻撃的で、強い言葉を用いており、なにより断定的だ。

そして現在、このような如何なる場面でも被害者となる…のではなく自認する層の特徴や機序が明かされつつある。中でも画期的な概念が

対人被害者傾向(TIV)の心理学的構造と人格特性

被害者意識は、従来外傷的出来事や不公正な扱いに対する反応として研究されてきた。しかしGabayらによる一連の研究は、客観的な被害体験の有無にかかわらず、自己を「恒常的な被害者」として定義する安定した人格特性が存在することを実証した。これを「対人被害者傾向(Tendency for Interpersonal Victimhood: TIV)」と呼ぶ。

https://www.researchgate.net/publication/341548585_The_Tendency_for_Interpersonal_Victimhood_The_Personality_Construct_and_its_Consequences

TIVが高い個人にとって、「被害者であること」はアイデンティティの中核を成す。彼らは世界を「自分を不当に扱い、搾取しようとする悪意ある他者」で満ちた場所として認識しており、その認知スキーマは極めて強固である。この特性は時間的にも状況的にも安定しており、職場、家庭、友人関係など、異なる対人コンテキストにおいても一貫して発現する。重要なのは、彼らが訴える「被害」が必ずしも虚偽ではないとしても、その解釈や意味づけ、そして反応の強度において、客観的な事実とは乖離した独自の「心理的現実」を生きている点だ。

そして2023~2025年の研究により、TIVは単一の要素ではなく、以下の4つの相互に関連する心理的次元によって構成されていることが突き止められた。これらの次元が複雑に絡み合うことで、攻撃的な被害者という特異な行動パターンが形成される。

1.被害者としての承認欲求

TIVが高い個人は自身の苦しみや不遇さを他者に認めさせ、正当化したいという渇望を持っている。これは単に「慰め」を求めるレベルを超え、自分の存在意義をかけた承認闘争の様相を呈する。彼等は周囲が自分の被害を10分に認めない場合、それを「無理解」や「冷淡さ」と解釈し、激しい怒りや敵意を向ける。この欲求は底なしであり、どれほど同情や配慮を受けても、「まだ足りない」「完全に理解されていない」と感じ続ける傾向がある。このメカニズムは、周囲の人々を「加害者(無理解な人々)」と「救済者(理解者)」に分断し、対人関係を不安定にさせる強力な要因となる。

道徳的エリート意識

「被害者は常に正しく、加害者は常に悪である」という単純化された道徳観に基づき、TIVが高い個人は自らを道徳的に優れた存在として位置づける。彼等は自分が他者を攻撃したり、ルールを破ったりしたとしても、それは「過去に受けた不当な扱いに対する正当な防衛」や「バランス回復のための措置」であるとして正当化する。この「道徳的免罪符」は、彼らが自身の攻撃性や加害行為に対する罪悪感を感じることを防ぐ防波堤として機能する。結果として、彼らは最も攻撃的な行動を取りながら、最も倫理的であるという自己像を維持することが可能になる。

共感性の欠如

パラドキシカルなことに、自らの苦しみへの深い共感を他者に要求する1方で、TIVが高い個人は他者の苦痛や立場に対する共感能力が著しく欠如していることが示されている。彼らの認知資源は自身の被害感情の処理に占有されており、他者の視点に立つ余裕がない。彼等にとって他者は自分のニーズを満たすための道具か、自分を脅かす敵のいずれかでしかない。この共感の欠如は、対人トラブルにおいて相手を容赦なく攻撃したり、搾取したりする行動を抑制するブレーキが効かない状態を生み出す。

反芻

TIVが高い個人は、過去の対人葛藤や侮辱された記憶を執拗に反復想起し(反芻)、その際の怒りや屈辱感を現在進行形で再体験し続ける傾向がある。この反芻は問題解決や感情の鎮静化には寄与せず、むしろ攻撃的な動機づけを維持・強化する燃料となる。彼らは何年も前の些細な出来事を詳細に記憶しており、現在の関係においてもそれを持ち出して相手を非難する。この時間的展望の歪みにより、彼らの世界では過去の加害と現在の状況が混然1体となり、常に「戦時下」のような緊張状態が維持される。

https://www.researchgate.net/publication/372255336_The_Villainy_of_Victimhood

https://www.researchgate.net/publication/388789655_Exploring_self-victimhood's_place_in_moral_personality_and_unethical_organizational_behavior

また関連して人間関係等でトラブルが起きた際、人間が「相手が悪い」と思ってしまう心理は敵意的帰属バイアスとして昔から研究されていた。

敵意的帰属バイアス(HAB)

攻撃的な被害者がトラブルメーカーとなる認知的な核心には、「敵意的帰属バイアス(Hostile Attribution Bias: HAB)」が存在する。これは他者の意図が曖昧な状況(例:挨拶を無視された、肩がぶつかった、メールの返信が遅い)において、それを「悪意ある意図によるもの」「自分への攻撃」と自動的かつ体系的に解釈する認知バイアスである。  

HABは社会的情報処理モデルにおける情報の「符号化」および「解釈」の段階で発生するエラーである。通常、人は曖昧な刺激に対して、状況的要因(相手が忙しかった、気づかなかった等)を考慮して穏当な解釈を行う。しかしHABが高い個人は、過去の経験や不信感に基づくスキーマが優先され、瞬時に「敵意」を検出する。この処理は意識的な熟考を経ない自動的なプロセスであることが多く、本人にとっては「客観的な事実」として知覚されるため修正が困難である。

攻撃の循環モデルと自己成就的予言

そして今回のnoteの核心がココだ。HABは当然ながら単なる誤解にとどまらず、現実の対人トラブルを生成する「自己成就的予言」の起点となる。その循環プロセスは以下の通りだ。

1.トリガーイベント: 日常的な、あるいは曖昧な社会的相互作用が発生する(例:道で男性とぶつかった)。

2.敵意的解釈: HABにより、これを「自分を陥れるための攻撃」「人格否定」と解釈する(例:わざとぶつかってきたに違いない)。

3.情動的反応と反芻: 怒り、屈辱感、恐怖が喚起され、怒りの反芻が生じる。これにより、攻撃的な反応準備状態が形成される(例:今度ぶつかってきたら力を入れて押し返してやる/避ける=逃げるなんてしない)。

4.反応的攻撃: 防衛のため、あるいは報復として、相手に対して攻撃的な行動(激昂、無視、陰口、提訴など)をとる。この攻撃は、本人にとっては「やられたからやり返す」正当防衛である(例:敢えてぶつかってきそうな男性を探す)。

5.他者の反応: 突然攻撃された相手は困惑し、防衛のために反撃するか、距離を置く(例:ぶつかった男性が舌打ちしたり睨みつけてきた)。

6.バイアスの強化: 相手の反撃や拒絶を見て、本人は「やはりあいつは敵だった」「自分は被害者だ」という確信を深める。初期の誤解釈が、現実の対立によって事後的に「証明」されてしまうのである。

このサイクルにおいて客観的には「過剰反応してトラブルを起こした」のは本人であるが、本人の主観的世界では1貫して「被害者」であり続ける。

(2026年1月現在3万いいね)

神経科学的知見

脳科学に興味ない方は「女性の脳はHABを起こしやすい」とだけ覚えて読み飛ばして。

~ここから~
2022年以降の脳科学研究は、HABの神経基盤に光を当てている。機能的近赤外分光法(fNIRS)を用いた研究では、HABが高い個人同士が曖昧な社会的シナリオを聞いている際、左腹内側前頭前野(VMPFC)において高い神経活動の同期を示すことが明らかになった。

VMPFCは社会的情報の価値評価、情動制御、および他者の意図推論(メンタライジング)に関与する重要な領域である。この同期現象は、HABを持つ人々が、世界を解釈する際に特有の「神経的なテンプレート」を共有していることを示唆している。つまり、彼らの「被害妄想的」な解釈は、ランダムなエラーではなく、脳の特定の情報処理パターンに基づいた体系的な反応なのである。また、この領域の活動は曖昧な状況において特に顕著であり、明確な敵意がある状況よりも、解釈の余地がある状況こそが彼らの攻撃性を触発するトリガーとなりやすいことを裏付けている。

更にHABと反応的攻撃の関連においては、怒りの制御や衝動性の抑制に関わる前頭前野の機能低下や、脅威検出に関わる扁桃体の過活動が関与している可能性が濃厚だ。幼少期の虐待やネグレクトなどの逆境体験は、脅威に対する過剰な警戒心を発達させ、神経系を「戦うか逃げるか」モードに固定化させることで、成人後のHABの形成に寄与する。

ここで私のnoteの読者なら「逆境経験自体は男性の方が多いが、PTSDは女性に偏る」「女性の脳は扁桃体の影響を受けやすい」ことを指摘するだろう。

念の為、軽く解説するとPTSDの男女比は1:2だが、過去25年間の関連研究(合計290件以上)を統合して分析したところ、事故、身体的暴行、戦闘、災害、目撃体験など、多くのカテゴリで男性の方が遭遇率が高いことが示された。

また男女に不快な画像を見せ、その時の脳の反応をfMRIでモニタリングした研究では、不快な刺激に対して女性の方が扁桃体活性を長く持続させ、尚且つ男性と違って複数回同じ刺激に曝しても反応が弱まらなかった事が確認された。

~ここまで~

ダークトライアドと戦略的被害者性

「攻撃的被害者」の実像を理解する上で欠かせないのが、反社会的な人格特性群である「ダークトライアド」——ナルシシズム(自己愛)、マキャベリズム(謀略性)、サイコパシー(精神病質)——との関連である。一見すると、これらの特性は「強者」や「支配者」として振る舞うイメージがあるが、最新の研究は、彼らが頻繁に、そして戦略的に「被害者」として振る舞うことを明らかにしている。

研究者は「高潔な被害者シグナリング(Virtuous Victim Signaling)」という概念を提唱し、ダークトライアド特性を持つ個人がこの戦略を好むことを実証した。これは、以下の2つのシグナルを組み合わせたものである。  

被害者シグナル: 「私は被害を受けた弱者である」→ 資源の獲得(同情、金銭、配慮)。

高潔さシグナル: 「私は被害を受けてもなお、正しく倫理的である」→ 免罪符の獲得(批判の封殺、信頼の向上)。

この2重のシグナルにより、彼等は「道徳的に優れた弱者」という不可侵の地位を確立する。研究では、このシグナリングを頻繁に行う個人ほど、実際には嘘をついて不当な利益を得たり、偽造品を購入したり、組織内で不正を行ったりする傾向が高いことが示されている1。つまり、彼らがアピールする「高潔さ」や「被害」は、実態とは正反対の隠れ蓑であることが多い。

男性とトラブルになりやすい女性のタイプ

これはガチであまり指摘したくないのだが、ASDの女性(及び男性)は異性との望まない性体験ないし性被害に遭いやすい傾向にある。障害者の性被害のメタアナリシスにおいては女性においてASDと知的障害(現知的発達症)は特に性被害の予測因子であり、パンピー女性の数倍に達すると推計された。またASD女性特有のデータとしても、生涯で性的被害に遭う確率は非常に高く、研究によっては70〜80%以上のASD女性が何らかの性被害を経験している。

その要因は言う間でもなくコミュ障だ。相手の嘘や悪意を見抜くのが苦手だったり、言葉通りに受け取ってしまうことが多く、今がどういう状況なのか判断し迅速柔軟に対応することが苦手だからだ。

また女性ASDは男性ASDに比して、そうでないにも関わらずコミュ充と自己認知しやすく、成人期以降のソーシャルスキルの伸びが悪い。例えば5〜10歳のASD児童の男女を調査して自閉症傾向をはかるテストをさせた結果、性差として男性はジェスチャーが苦手な1方、女性は表情が読めない傾向があったがコミュ力総体は差があるか微妙だった。また更に男性は加齢に従ってコミュ力が女性より上昇したり、症状が軽減する傾向まで確認された。

これは2026年現在1月、実証する研究はなく、あくまで間接的証拠に基づく個人推論になってしまうが、例えばASDないしASD様症状を有し、尚かつ自分をコミュ充と自認している女性が男性と人間関係トラブルを起こしたら、彼女はどのようにソレを認知するだろうか?彼女の解釈が敵意的帰属バイアスに結びいてしまう事は想像に難くない。またそれをX等に投稿した結果、ジェンダーバイアスやフェミニズムの文脈で「貴方は間違いなく何の非もない1方的被害者」と太鼓判を押されたら?(実際男女の性愛は良い悪いは別にASDフレンドリーになっていること自体は間違いない。明確な同意の有無確認。No mean No等)

繰り返すが、これはあくまで仮説であり、全てのASD女性がコミュ充を自認してるわけでも、ソーシャルスキルが伸びにくいわけではなく、あくまで傾向である(ただ全てを男性の責に帰す風潮は間違いなく彼女達のソーシャルスキルの伸びや自覚を阻害してると断言する)。

ただXで自分と対人トラブルを起こした男性と何の根拠もなく「ASD」と断罪する彼女達を見ていると、かつてASD女性が自分の困難に気付かず、人間関係トラブルの原因は全て相手側にあるとしてパンピー男性をASDとして攻撃したカサンドラ症候群の騒動を思い出さずにはいられないのだ。

まとめ

これまで見てきたように、Xなどで観測される「常に男性から攻撃されていると主張する女性たち」の正体は、単なる運の悪さや、ミソジニー社会の犠牲者という言葉では説明がつかない。

そこには、以下の要素が複雑かつ強固に絡み合った「認知の地獄」が存在している。

・生物学的基盤: 不快感情に固着しやすい扁桃体の特性や、曖昧な情報を脅威として処理する脳の配線(VMPFCの同期)。

・発達的要因: 社会的合図を読み取れず、状況を適切に解釈できないASD的な特性やコミュ力の欠如。

・認知的歪み: 自身の読み取りエラーを「相手の悪意」に自動変換する敵意的帰属バイアス(HAB)。

・人格的適応: その攻撃性を「正義」や「道徳」でコーティングし、アイデンティティの中核に据える対人被害者傾向(TIV)とダークトライアドの戦略的利用。

これらが「悪魔合体」した結果、彼女達は「自らトラブルの火種を撒き散らしながら、返ってきた火の粉を見て『また放火された!』と叫ぶ」という無限ループに陥っている。

最も残酷な皮肉は、彼女たちを救うはずの現代社会の潮流——「女性の訴えを無条件に信じよう(Believe Women)」「お気持ちの尊重」が、逆に彼女たちの病理を悪化させている点だ。本来であれば「それは君の勘違いだよ」「君の言い方も悪かったよ」という周囲からのフィードバック(現実検討)によって修正されるはずの認知の歪みが、社会的な承認によって「正当な告発」として強化されてしまうからだ。

「自分はコミュ力が高い」と誤認したまま、男性からの戸惑いや拒絶反応をすべて「発達障害(男性)からの加害」や「ミソジニー」として処理する彼女たちの姿は、かつてパートナーに障害のレッテルを貼って攻撃したカサンドラ症候群の再来とも言える。自分が「コミュニケーションの障害」を抱えていることに気づかないまま、世界全体を「敵」認定して戦い続ける姿は、ドン・キホーテよりも遥かに悲劇的で、周囲にとっては害悪だ。

もし貴方の周りやTLに、常に「被害」を訴え、常に誰かを断罪し、その言葉が攻撃性と道徳的優越感に満ちている人物がいたら、思い出してほしい。彼女が見ている地獄は、社会が作ったものではなく、彼女自身の脳が作り出した幻影である可能性が高いということを。

そして、その幻影に石を投げれば投げるほど、彼女の「被害者アイデンティティ」はより強固になり、貴方は新たな「加害者リスト」に加えられるだけだ。この構造を理解した我々にできる唯1のことは、彼女達のナラティブに安易に同調せず、かといって刺激もせず、静かに距離を置くこと……つまり彼女達の脳内で繰り広げられる戦争の「エキストラ」になることを拒否し、そして物証や客観的根拠なき言説は、それが如何なるものであれ「個人の個人に基づく発言」以上の意味はないことを思い出すことだ。そして出来れば、周囲の人間達にも主張に基づく発言は、それが如何にエコーチェンバーしたり共感されようと客観的現実の保証ではないことを思い出させて欲しい。

オマケ:攻撃的被害者からの身の守り方

攻撃的被害者への対応において、通常の「話し合い」や「共感」は逆効果となる。彼らは共感を「同意」と解釈し、譲歩を「弱さ」とみなして要求をエスカレートさせるからである。 Bill Eddyが提唱するBIFFモデルが有効だ。

・Brief(簡潔に): 長い説明は揚げ足取りの材料になる。必要最小限のことだけを伝える。

・Informative(情報中心に): 感情や意見を排し、事実とルールのみを伝える。

・Friendly(友好的・冷静に): 敵対的な態度は相手の攻撃性を正当化させる。礼儀正しく、しかし事務的に接する。

・Firm(断固として): 交渉の余地がないこと、境界線(ルール)は動かないことを明確に示す。

繰り返すが攻撃的被害者に最もやってはいけないことが「対話(修復的司法)」だ。彼らは対話の場を、新たな「劇場」として利用し、反省したふり(偽りの謝罪)をして制裁を逃れたり、被害者をさらに心理的に操作・威圧する機会にしたりするからである。人間関係の場において、泣いたり、大声を出す事にかけては確実に相手が上手であり、貴方にこの土俵における勝ち目はない。

このようなケースでは、対話よりも、物理的・心理的な分離と、厳格な法的・規律的介入(従来の応報的アプローチ)が必要となる場合が多い。まず第1に貴方がすべきは「話し合えば分かり合える」という幻想を捨て、第2に物証や客観的根拠が必要とされない/重視されない場には絶対上がらないことである。


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