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ABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」騒動に同社社長が言及。SNS社会でより問われる「演出とは」 #エキスパートトピ

芸能記者
写真:アフロ

23日に放送されたABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」でのヤングケアラー騒動について30日、同社の今村俊昭社長が定例会見で言及しました。小学6年生からの依頼に応えた内容が引き金になり当該家族に批判が寄せられていることについて「取り上げ方に慎重な対応が必要だった」「物作りの心構えをいま一度見直していきます」などと説明。27日に同社から出されたコメントを契機に、番組の演出についてネット上であらゆる意見が飛び交ってもいました。

ココがポイント

「探偵!ナイトスクープ」演出でABC社長が謝罪 「心構え見直す」
出典:朝日新聞 2026/1/30(金)

「探偵!ナイトスクープ」炎上問題でABCテレビの今村俊昭社長「家族の方々に大きなご負担をおかけしている」
出典:スポーツ報知 2026/1/30(金)

ナイトスクープ「ヤングケアラー」で誤解招く演出謝罪 朝日放送、家族らに中傷相次ぐ
出典:産経新聞 2026/1/27(火)

エキスパートの補足・見解

バラエティー番組は独自の味付けを競う料理店のようなものです。釣ってきた魚をそのまま皿に乗せて出すわけにはいかない。うろこを取り、内臓を処理し、調理法を考える。ディレクターの腕の見せ所です。

産地や釣った時期を偽装して値打ちを上げる。安価な深海魚を鯛だと言って出す。これらは味付け=演出ではなく、ヤラセと呼ばれるものです。ヤラセはドーピングのようなもので、面白さは一時的に増すかもしれないが信頼を失います。

今回の内容はあくまでも“味付け”の範疇だったと感じています。ただ、ヤングケアラーという社会問題が隣接していた。実際に当該家族への誹謗中傷が起こっている。ここは噛み締めるべきポイントだと思います。

なにかあればSNSで拡散される。常に人が人のあら捜しをする世の中になりました。「楽しさ」よりも「正しさ」。テレビに求められるものも変わってきています。

「ナイトスクープ」という関西の人から圧倒的に愛されている番組だからこそ、波紋が大きくなった部分はあると思います。演出とは何なのか。今一度、作る側、見る側がそれぞれの視点を点検する。その契機にする前向きさを各々が持ってこそ、こましな世の中につながるのだと思います。

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ありがとうございます。
芸能記者

立命館大学卒業後、デイリースポーツに入社。芸能担当となり、お笑い、宝塚歌劇団などを取材。上方漫才大賞など数々の賞レースで審査員も担当。12年に同社を退社し、KOZOクリエイターズに所属する。読売テレビ・中京テレビ「上沼・高田のクギズケ!」、中京テレビ「キャッチ!」、MBSラジオ「中西正男のエラいすんまへん…。」、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」などに出演中。「Yahoo!オーサーアワード2019」特別賞など受賞。著書に「なぜ、この芸人は売れ続けるのか?。この連載と連動したYouTubeチャンネル「芸能記者・中西正男の正味の話」を展開中。原稿の裏話やよりリアルに説明する動画を日々アップ。

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