ナイフを作る人たちは気づいて
いるだろう。
ここ10年程で、ナイフ製作用の
材料の在庫が異様な程に減って
いる事を。
日立金属の倒産、再生だけでな
く、鉄鋼業界全体が急激に斜陽
している日本の産業の現状とた
ぶん密接な関係にあるかと思え
る。
今や鉄鋼業も中国の進出が著し
く、世界を席巻している。
さしあたり、ナイフ製作の鋼材
や材料が乏しくなっているのは
非情に困惑する。
ハンドル材のマイカルタにして
も、ほんの10数年前までは豊富
に品ぞろえがあったのに、今で
はアイボリー超のホワイトマイ
カルタを筆頭に普通のマイカル
タさえも在庫切れが続出だ。
つまり、無い。存在自体が無い。
生産者が企業として息絶えた可
能性もある。
とにかく、ナイフ用鋼材自体が
現状ではほぼ無い。
25年前の百花繚乱が嘘のようだ。
おそらく、今の時代は包丁生産
企業やナイフ製作専門業者に供
給する分だけで一杯一杯で、一
般的なコマーシャルマーケット
には出回らないという困窮した
状態なのではなかろうか。
有名どこのナイフメーカーの在
庫も在庫なしだらけが続いてい
る。著名な刃物専門の鋼材屋さ
んにしてもだ。
日本、本当にやばい。
原資の蓄積は生産力の向上と生
産量の増量が基軸だからだ。
- 記事はありません
- 日本刀が結ぶ縁