トランプ大統領、イラン核合意に圧力「ベネズエラ作戦より大規模な艦隊が向かっている」
トランプ米大統領が28日(現地時間)、イランに向かう米軍艦隊の規模がベネズエラ軍事作戦当時より大きいと公開的に警告し、イランに早期の核合意を促した。軍事的圧迫と外交的要求を同時に前面に出しながら圧力の強度を高めたのだ。 トランプ大統領はこの日、トゥルース・ソーシャルに「巨大な艦隊がイランに向かっている。偉大な空母『エイブラハム・リンカーン』を筆頭とする艦隊は、ベネズエラに送ったものより規模が大きい」とし「必要なら迅速かつ激烈に任務を遂行する準備と意志、能力を備えている」と投稿した。イラン近海に展開する空母打撃群が最近のベネズエラ軍事作戦より威力があることを強調し、イランに対しても緊急軍事行動が可能という点を示唆したのだ。 トランプ大統領は「イランは迅速に交渉テーブルで出て来て、公正で公平性のある『核兵器禁止』合意をするべき」とし「時間はあまり残っていない」と圧力を加えた。トランプ大統領は過去に交渉決裂後に米軍のイラン核施設空襲につながった「ミッドナイトハンマー(Midnight Hammer)」作戦に言及しながら「次の攻撃ははるかに過酷なものになるだろう」と警告した。米国は昨年6月、この作戦でフォルドゥ、ナタンズ、イスファハンに位置するイラン核施設3カ所を空襲した。当時、B-2戦略爆撃機7機と潜水艦1隻、航空機100機が投入された大規模な軍事作戦だった。 実際、米国は軍事的圧力の程度を高めている。前日、中東地域には空母「エイブラハム・リンカーン」と対空防御能力を備えた誘導ミサイル駆逐艦3隻がインド洋に展開された。また、2024年4月のイスラエル・イラン武力衝突当時に投入されたF-15E攻撃戦闘機編隊も中東に移動し、空軍戦力が補強された。 イランも米国の動きを注視して対応している。国連イラン代表部はこの日、Xでトランプ大統領の「大規模艦隊展開」コメントを共有しながら「イランは相互尊重と相互利益に基盤とする対話には開かれている」としながらも「米国が圧力を加えるならイランは自らを防御し、前例のない形で対応する」とし、強硬な立場を明らかにした。また「米国は過去のアフガニスタン・イラク戦争で7兆ドル以上を浪費し、7000人以上の自国民の命を失った」とし、武力使用の代償を警告した。 イランのペゼシュキアン大統領は戦争状況でも政府の機能が停止しないよう非常権限委任措置の施行に入ったと、フィナンシャルタイムズ(FT)が前日報じた。中央の権力を地方31州に分散し、非常時に州知事が司法・軍機関と直接連絡して中央の承認なく独自の決定を下せるようにしたのが核心だ。生活必需品輸入手続きも簡素化し、外貨がなくても隣接国との物々交換を許容するなど必須物資を供給して行政の中断を防ぐという趣旨だ。FTは「米国とイスラエルの追加軍事攻撃を単なる仮定でなく時間の問題と認識したことを見せる措置」と解釈した。