自民大勝はない、創価学会の動きは侮れない 「選挙の神様」久米晃さんの衆院選予想
創価学会は勝負に出た「高市首相に自らの存在感を知らしめる絶好の機会」と
―― 「創価学会票」が丸ごと立憲に移動するのか、自民党議員とのしがらみとか、いろいろな見方があります。 「(学会関係者は)シャカリキでやっています。自分たちの存在感を知らしめる絶好のチャンスじゃないですか。とくに高市さんに対して、目にものを見せる機会ですから。 久しぶりにF(フレンド)作戦(学会員以外の友人、知人に投票依頼をする運動)の働きかけがあったと聞きました。前回(自公連立時代)は、政治とカネの問題があったので、(自民党への投票は)歩留まりが悪かった。で、自民党は負けた。今回は、政治とカネの象徴である萩生田光一氏と下村博文氏の両議員の公認を外してくれと公明が頼んでも、高市首相は蹴とばした。それも連立離脱の大きな理由だと思います。『高市を痛い目に遭わせてやろう、目にもの見せつけてやろう』という気持ちは、学会、公明党に猛烈に強いんじゃないですか。 中道とは何か、原田稔会長の言葉を印刷して、立憲の全国会議員に配ったとも聞きます。今まで立憲と公明は闘っていたじゃないか、という人がいるけれど、(自公連立が誕生した26年前以前は)自民党だって『四月会』(反創価学会キャンペーンを続けた)作って批判していた。それが10年もしないうちに連立した。あまり言わない方がいいと思います」
「消費税減税」は争点でなくなった、最近の政党はご機嫌取りばかり
――選挙の争点ですが、「みらい」を除いては全党が「消費税減税」(食料品などの種別や期間の別はあるが)を言っている。金融市場から警告を受けているのに、「財源論」が深まらない。 「消費税の減税は、争点じゃなくなっちゃいました。安倍さんが突然の解散を、最初にやったときは、消費税の税率アップを2年間ストップしました。これには、有権者が拍手喝采しました。だけど今回は主要全党が消費税率を下げる、と言っちゃったもんだから、消費税問題は争点ではなくなった。 どの政党も、正論を言わなくなっています。ポピュリズムというのはこのことですね。有権者のご機嫌取りみたいなことばかり言ってる。政党はやはりきちんと、責任をもって説明しなければ。その説明力がない。有権者は政治不信に陥る。大衆に迎合するようなことばかり言っているから、有権者は政治家を信用しなくなっている」