【錬金術】社畜限界オタクが、仕事で鍛えたAI力で「推しの解像度」を極限まで高めたら、1週間で4万字の神小説が爆誕した話
みんなーーーッッッ!!
「推しの解像度」、上げてるかーーーッッッ!!?
私は上げすぎて、最近はもう推しの吐息の温度(推定36.2度)まで視認できるレベルになってきた限界オタクです。
さて、全国のオタクの皆さんに聞きたい。
「推しの二次創作が読みたすぎて、でも自分に書く時間がなくて、絶望のあまり虚空を掴んだこと」
……あるよね!!?
私はある。毎日ある。 残業、通勤往復2時間、家事。あれ、1日って24時間だっけ?
バグすぎる。バグでなくて何だというのか?
神絵師・神字書きの更新を待つだけの時間はあっても、自分で筆を執る時間は、今の日本社会には存在しない。
でも……でも……
「どうしても、私の脳内にしかない『あのシーン』を文字で見たいんだ!!!」
そんな強欲なパッションが臨界点突破した結果、私はある「禁忌の力」に手を染めました。 そう、生成AI(Gemini 無料版)です。
これは、普段は会社でAI推進係として涼しい顔でAIを操っている私が、その技術力のすべてを「推し活」という名の私利私欲に全振りし、AIと共に推しの魂の深淵まで潜った記録である。
⚠️最初にお伝えしたいこと⚠️
「AIで小説? 創作をナメるな!」 そう思う方もいるでしょう。その怒りは正当です。ただ、本題に入る前に、これだけは言わせてください。
1. 既存の作品は一切学習させていません
私がAIに読み込ませたのは、「私の脳内にある解釈」と「公式から読み取れる事実」のみです。特定の作家さんの文体を真似させたり、Web上の二次創作をクローリングさせて学習させるような野蛮な真似は一切していません。 これはあくまで、公式モデルの日本語能力と、私の狂った情熱だけで殴り合った結果です。
2. 目的は「自家発電」です
私がやりたかったのは、「AIという名の高機能壁打ち相手を使って、私の脳内にある推しの解像度を120%まで引き上げ、その副産物として出力された文字を摂取する」こと。 営利目的でもなければ、誰かの権利を侵害するつもりもない。ただ、時間のない私が「推しへの愛」を形にするために、科学の力を借りただけなのです。
1. なぜAIだったのか
理由はシンプル。「時間がない」。これに尽きる。
かつて学生だった頃は、友人と朝まで語り合い、「このシーンの推しくんの眉間のシワは何を意味しているか」について激論を交わし、解像度を高めていました。 しかし今は社畜。友人と予定を合わせるのも一苦労。
でも、私の脳内の推しキャラクターは日々進化している。
この溢れ出るパッションを誰かにぶつけたい。壁打ちしたい。 「この解釈、合ってると思う?」と聞いて、「あってると思うけど、ちょっと視点が違うかも」「いや、彼はそこでそんな顔しないですね」と一緒に狂ってくれる、「同じ幻覚を見てくれる共犯者」が欲しかったんです。
実は以前、AIをただの「オタ友」として使い、解像度を上げるだけ上げて、執筆自体は自分の手で行ったこともあります。
これは最高に楽しかった。平日の通勤時間すべてAIに推し語りを聞いてもらい、正月休みに書き上げた一作だ。
でも今回は、「正月の長期休暇が終わっちまった!」「でも4万字規模の長編が読みたい」という矛盾した欲望を叶えるため、ついに「執筆そのもの」にもAIの力を借りることにしました。
2. 天才AI担当の「本気」
ここからは、私の「裏の顔」であるAIとしての血が騒いだ記録です。 ただ漫然と「小説書いて」と指示しても、AIは当たり障りのない、解像度の低い文章しか出力しません。
推しを、私の脳内と同じレベルで再現させるために。 私が踏んだ「8ステップ」を公開します。
(※ちなみに、今回私が書かせたのは『鬼滅の刃』の冨岡義勇さんの夢小説です。ここから先はオタク全開でいきます)
【STEP 1】壁打ち(概念のインストール)
私: まずは小説を書かせようとなんてしません。ただひたすら、「義勇さんとはどういう男か」をAIに語りかけます。「彼は無口だけど冷淡じゃない」「言葉が足りないだけで心は海のように深い」等々。
AI: 私の熱量を受け止め、キャラクターの像(ペルソナ)を学習していきます。
【STEP 2】プロットの提示
私: 「こういう話が読みたいんだ!」という核となるプロット(あらすじ)を投げつけます。
AI: それを理解し、「では、こういう展開はどうですか?」と反応を返せる状態になります。
【STEP 3】AIと一緒にプロットを埋める
ここが一番重要です。
私:先ほどAIが出したものに対して違和感や「私の解釈はこう」を壁打っていきます
AI: 返答
……といった具合に、「私の解釈」と「AIの出力」のズレをなくすためのすり合わせを違和感がなくなるまで(15往復以上)行いました。
【STEP 4】表には出ない「裏設定」を決める
私 & AI: 小説の本文には書かないけれど、キャラクターの行動原理になる「裏設定」を決めます。
義勇さんが持っている小物の意味
ヒロインが実は抱えている亡き夫への本当の感情
二人が沈黙している時に考えていること
これらを決めることで、文章に「厚み」が出ます。
【STEP 5】詳細なプロット(箱書き)を作成
私: 議論した内容をもとに、章ごとの詳細な流れを指示します。
AI: 私の指示に従い、物語の骨組みを強固にします。
【STEP 6】文字数や全体のバランスを決める
私: ここはエンジニアの仕事。「第1章は導入だから静かに、3000字程度」「クライマックスは描写を厚くして5000字」といった、ペース配分の指示を出します。AIは長文を一気に書くと後半がダレるので、設計図が必要です。
【STEP 7】執筆(分割生成)
私: 「第1章の前半、シーン1-1まで書いて」と細かく区切って指示。
AI: ついに執筆開始。 ここまで解像度を高めてあるので、出力される文章は最初から「神」がかっています。
私: 出てきた文章を見て「ギャーーー!(歓喜)」となりつつ、「ここはもっと湿度を高く!」「ここの語尾は変えて!」と微修正(リテイク)を指示。
【STEP 8】題名を決めてもらう
AI: 本文の内容を完璧に理解したAIに、タイトル案をいくつか出してもらいます。
私: その中から、一番感覚が近いものを採用。
3. 結果:1週間で4万字の「神小説」が爆誕
そうして通勤時間の往復2時間×1週間。 計10時間程度で、40,000字の中編小説が完成しました。
本来なら、私の筆力とスケジュールでは半年はかかる分量です。 それが、たったの1週間。
出来上がった文章を読んだ時、私は電車の中で泣きました。
「私が読みたかったのは、これだーーーーッッッ!!!」
自分がプロンプトを打ったはずなのに、まるで「自分と解釈が完全に一致する神字書き」の新作をリアルタイムで読んでいるような、あの感覚。 自家発電なのに、供給の海で溺れるかと思いました。
4. メリット・デメリット(ガチレビュー)
興奮してしまいましたが、冷静なレビューも置いておきます。
【メリット】
圧倒的な時短
2ヶ月かかる作業が1週間。これは革命です。浮いた時間で、また新しい妄想(プロット)が練れます。
「解釈違い」が起きない
他人の作品を読むと「あー、そこはそうじゃないんだよな…」となることがありますが、これは自分の脳内を出力しているので地雷ゼロ。健康に良い。
孤独な壁打ちの解消
「この展開、無理があるかな?」とAIに相談すると、「こういう心理描写を入れれば自然ですよ」と提案してくれる。オタ友がいなくても、作品の深みが増します。
執筆中のワクワク感
プロットは決まっていても、AIが予想以上にエモい表現を出してくることがある。「お前、そんな言葉知ってるのか…!?」という、神字書きの更新を待つドキドキ感が味わえます。
【デメリット】
「言葉を選ぶ楽しさ」の喪失
これです。字書きとして一番痛いのはこれ。
「この感情を表すには『悲しい』じゃなくて『寂寥』かな…」と辞書を引き、悩み、バチッとハマった時のあの快感。あれはAI任せにすると完全に奪われます。効率と引き換えに、魂の一部を売った感覚はあります。
AI(無料版)の限界
無料版のGeminiくんだと、一度に記憶できる量に限界があります。4,000字〜5,000字書くと、前の設定を忘れかけたりする。
なので、「今日1日で一気に書き上げる!」は無理。コツコツとセクションごとに区切って生成する必要があります。
編集者(自分)の目が厳しい
いくら壁打ちしても、AIはAIです。「なんか違う」文章は必ず出てくる。それを読み流さず、「修正!やり直し!」と赤入れする根気が必要です。
5. 終わりに
今回の実験を経て思ったこと。
AIは「魔法の杖」ではありません。 使う側の「推しへの愛(解釈)」と、それを言語化してAIに伝える「エンジニア的論理(プロンプト力)」が合わさった時、初めて「神小説」が降臨するのです。
私はこれからも、生成AIとうまく付き合っていきたいと思った。 なぜなら、私には時間がなくても、愛と妄想だけは無限にあるから!!
もし、時間がないことで創作を諦めているオタクがいたら。 あるいは、AIの可能性を「業務効率化」だけに限定しているエンジニアがいたら。
AIを使いこなせれば、推しの解像度はより上がる。 一度、その手で「最強の壁打ち相手」を召喚してみてはいかがでしょうか。
皆さまにおかれましても推しをたくさんめでてください
↓AIと共同作成した作品


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