アジア最大の犯罪組織を追っていったら…行き着いたのは北海道・ニセコ 10億円別荘の所有者は誰? 正体は超大物の親族だった
▽「VIPも招かれる外国人の食事会」 カンボジアの政権中枢にいる一族がニセコに高級別荘を持っている。この別荘群のほかの所有者はどんな人たちなのか、興味がわいた。 登記情報を基に確認していくと、所有者はアジア各国にまたがっていた。 香港やシンガポール、タイの個人や法人などだ。タックスヘイブンとしても知られ、国際的な投資拠点となっている英領ヴァージン諸島に登記された法人も名を連ねていた。 登記情報からは、ニセコエリアの別荘地が日本人向けの一般的な別荘開発とは異なり、国境を越えた国際資本、しかも超富裕層の受け皿になっている実情がうかがえる。 北海道倶知安町によると、ニセコ町と蘭越町を含むニセコエリアの外国人宿泊数は、2023年度で延べ約74万人。スキー場近くの道路沿いを歩けば英語や中国語が飛び交い、日本人の姿はまばら。「まるで異国」などと報道されることも多い。 ラーメンは2千円、サンドイッチは5千円。「ニセコ化」とも称される外国人バブルの一端には、フン・マリー氏に代表されるような、各国の政財界に影響力を持つ超富裕層の姿があったのだ。
以前からニセコエリアに住む人々も、そうした変化を肌で感じているようだった。ある日本人住民は、こんな話を明かした。 「このあたりの別荘地ではよく、外国人が集まる食事会が開かれていて、VIPと言われるような人たちもたびたび招かれています。私も以前、『中国人のVIP』と称される人物に引き合わされたことがあります。一体どんな人物なのか、顔を見ても分かりませんでしたけど。でもカンボジア政府の大物まで関係しているとは知りませんでしたね」 その後も周辺で取材を続けようと試みた。だが管理人とみられる外国人男性が現れると、英語でこうとがめられ、すぐに立ち去るよう促された。 「ここはプライベートなエリアだ」 交渉しようとしたが、取りつく島がない。 現時点で取材はここまでだが、ニセコエリアに世界中から人と資本が集まり、バブルがヒートアップしている様子は垣間見えた。各国の要人クラスの超富裕層も熱い視線を送り続けている。 読者からの情報提供などを募集しております。こちらにお寄せください。
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