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広島・呉。ぼくは好きな場所で好きな仕事を見つけた 刻を超える呉湾クルーズガイド・杉山裕二

2025年4月7日、呉湾の上。
戦艦大和の戦没から80年たったこの日、一人のガイドがこう語った。

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戦艦大和の生涯、その始まりを謳い上げたガイドの名は、杉山裕二(37歳)
実は、彼は2022年まで、東京の製餡(せいあん)工場にいました。
しかし今は、呉湾めぐりのガイドの一人として、生き生きと働いています。

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「刻を超える呉湾クルーズガイド」
彼の人生を、一変させたものとは一体なんだったのでしょうか。

呉の人が口々に言う「杉山くん」

これまで呉について、何本かnote記事を書いてきました。
そんな中、ポプラ堂さんだったり、梶本時計店さんだったり、呉の人たちが時折、杉山さんの名前を口にするのです。

ぼく自身、Twitterを見ていて不思議でした。
昭和レトロな服を好み、こんなツイートをされます。

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以前は東京に住んでいたが、今は呉湾めぐりのガイドをしている……。
杉山さんとは一体どんな人なんだろう?
純粋に興味が湧き、取材を申し込みました。

大和が大好きな小学生

ミツ「呉のみなさんが、よく杉山さんのことをおっしゃるんですよ」
杉山「お話に出していただき光栄です」
ミツ「杉山さんが呉に移住した、きっかけの一つが「戦艦大和」だったと、以前にTwitterで見た記憶があります。そのあたりからうかがっても良いですか?」
杉山「わかりました。大和の存在は確かに大きいですね。もともと出身は静岡の沼津なんです。市立図書館で「大和と武蔵」という学習マンガを読んで、存在を知りました。その後、同じ図書館で松本零士先生の「宇宙戦艦ヤマト」のアニメをVHSで見て、どハマりしました」
ミツ「大和の魅力ってなんでしょう?」
杉山「一目でわかる美しさとカッコ良さですね。ホント〝一目惚れ〟でした」

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(大和ミュージアム 1/10大和)

それから時は流れ、2013年4月、DMM GAMESが運営するブラウザゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』のサービスがスタートします。
ところが、杉山さん自身、艦これはプレーせず、最初は「艦娘(かんむす)」からも距離を置いていたといいます。それは一体なぜでしょう?

最初は戸惑いが先行するも……

ミツ「杉山さんは提督(艦これプレーヤー)ではないのですか?」
杉山「じつはぼく自身、艦これは一度もやったことがないんですよ」
ミツ「そうなんですか〜。それはなぜですか?」
杉山「元々ミリオタだったので、戦争とか史実とかちょっと詳しかったんです。大和をはじめ、戦艦にも興味がありました。それがいきなり擬人化して、かわいい女の子になってしまったので、戸惑う気持ちの方が大きかったんです」
ミツ「それが変わる瞬間があったんですね」
杉山「しずまよしのりさんの「画力(えぢから)」によるところが大きいです」

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しずまよしのり……日本が誇る「神絵師」の一人。
艦これでは、大和/武蔵/長門/陸奥/雪風/島風/天津風/時津風/秋月/照月/涼月/初月/秋津洲/アイオワ/サラトガ/伊13/伊14/アトランタ/防空棲姫などのイラストを担当している。

艦これにおける大和の実装……2013年8月イベント海域『南方海域強襲偵察!』の、最深部突破報酬として先行配布、同年12月24日に実装された『大型艦建造』で正式に実装された。

ミツ「しずまさんの画っていいですよね〜。ぼくも大好きです」
杉山「しずま大和を見た時の衝撃は、今でも忘れられません」
ミツ「どのあたりに魅力を感じますか?」
杉山「細かいディテールと書き込みですね。例えば「傘」。しずま大和って傘を持っているじゃないですか」
ミツ「赤い傘をお持ちですね」
杉山「あれって〝箱入り娘〟を表現していると思うんです」
ミツ「みなさん、大和を評する時に〝箱入り娘〟とおっしゃるんですが、これってどういうことなんですか?」
杉山「実際、大和はとんでもない箱入り娘ですよ。基礎研究自体は起工の数年前から行っていましたし、建造時には国家予算の数パーセント(機密保持で虚偽の予算申請)を使っていました」
ミツ「国家予算の数パーセント! 途方もない額ですね」
杉山「建造する過程においても機密が徹底されました。ドックをわざわざ深く掘り直して機密保持の大屋根を付ける、町中に壁を作り、民家や列車は海側の窓を閉めさせられる、もちろん建造関係者は機密保持をこれでもかと徹底させました」
ミツ「以前、艦船めぐりに乗った時に、とにかく秘密裡に作られた、という話は軽く聞いていましたが、想像以上の徹底ぶりですね」
杉山「一見すると酸いも甘いも噛み分ける大人の女性のようですが、よく見ると表情や言動に幼さが残る。一人称をわざわざ〝大和〟って言ったり、ホテルじゃないって自分から真っ先に否定しますし、他にも可愛いところはたくさんありますが、言い出したらキリがないのでこの辺りで……」
ミツ「そもそも、傘の話でしたよね」
杉山「マストをモチーフにした傘を持っているのは、沈没の直接原因が航空攻撃だったので、デザインによる可愛さ+事実の印象付けが見事です。そのマストには飛んでくる航空機を早期発見する〝電探〟も付いていました」
ミツ「そんなところまで配慮して、しずま大和はデザインされているんですね」
杉谷「それと、左足の黒いニーソックスに「非理法権天(ひりほうけんてん)」って、文字が入っているじゃないですか?」
ミツ「確かに、あれは何なんでしょう?」
杉山「天一号作戦時(1945年)沖縄に向かう大和に「非理法権天」の幟(のぼり)が掲げられていたと言われているんです」
ミツ「それに基づく文字だったんですね〜」

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(左足に「非理」の文字が見切れている)

杉山「あと一つ、いいですか?」
ミツ「なんでしょう?」
杉山「大和好きの間で、有名な写真があるんです。それが、艤装(ぎそう)工事中を捉えた写真です。写っている3本の主砲の内、1本が斜め上に傾いています。こういう部分も、しっかりデザインに取り入れているんです」

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(1本だけ、ななめ上に傾いた主砲)

杉山「もう少し補足すると、史実の戦艦大和の写真では大和の姿を隠すために、右側に空母鳳翔が停泊しています。艦娘大和の右側にも艦娘鳳翔の飛行甲板が同じようにレイアウトされています。この辺りの細やかさ、描き込みにもしずま氏の〝愛情〟を感じます」

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(左下の記載/主砲の傾き/右側に鳳翔さんの飛行甲板)

ミツ「神絵師の繊細な仕事に、ただただ脱帽です」
杉山「しずま氏としてはゲームはあくまできっかけで……」

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杉山「……というメッセージがあったんじゃないでしょうか。知っている人間ほど刺さるやつですね。単に可愛く擬人化して終わりではなく、史実をもとに細かい部分にまでこだわったデザイン、声優の竹達彩奈(たけたつ あやな)さんが演じる言動、それらに込められたメッセージ……。しずま大和には心の底から感心しました」
ミツ「最初、どう接していいかわからなかった艦娘(かんむす)という存在が、しずまさんの大和によって、ぐっと距離が近づいたんですね」

竹達彩奈……代表作は「けいおん!」(中野梓)「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」(高坂 桐乃) 呉と縁深いところでは、竹原市を舞台にした「たまゆら」で主人公・沢渡楓を演じている。
艦これでは、大和/夕雲/巻雲/長波/松/シロッコ(イタリア駆逐艦)などを担当している大人気の声優さん。

このあと、杉山さんにとって大きな転機となる、2022年呉イベがやってきます。
実はこの時、杉山さんは他の提督とは〝全く違う行動〟を取っていました。
それは一体何だったのでしょう?

転機は2022年、呉イベ

艦これでは、2019年に呉イベが開催されました。
その勢いのまま、2020年も開催が予定されましたが、新型コロナの流行を受けて、延期……。(それでも全国から訪れた一部の提督によって、エア呉イベとして盛り上がりました)

ようやくコロナも収まり、2022年4月、呉イベが開催されました。
この時、杉山さんも呉に降り立っていました。

ミツ「呉には初めて行かれたんですか?」
杉山「いえ、以前にも友人と来たことはありました。自分の意志で一人で来たのが初めてだったんです」
ミツ「今でも覚えている風景ってありますか?」
杉山「それはもうたくさんあります。そんな中でも印象深いのは、呉に到着して銭湯から見た呉湾の景色ですね」
ミツ「銭湯ですか?」
杉山「この時、夜行バスで行ったんです。朝の早い時間に呉について、駅前のレクレビルに入っている銭湯(現在、リニューアル中の大和温泉)の湯船に浸かっていたんです。その時に呉湾が見えて、不意にこんな思いが胸に込み上げました」

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杉山「無性に泣けてきちゃって、湯船の中でボロボロ泣いてしまったんです」
ミツ「ずっと憧れてきた大和と、同じ世界にいるような気分になったんですね」
杉山「湯船で涙が目立たず良かったです」
ミツ「その後、多くの提督は、大和波止場の公式物販に並んだり、スタンプラリーに参加するんですが、杉山さんはどうされたんですか?」
杉山「銭湯で身も心もさっぱりした後は、ホテルに入ってスーツに着替えました」
ミツ「スーツですか?」
杉山「ぼくのインスタをみてもらえるとわかりますが、こういう格好が好きなんですよ」

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ミツ「これはなぜ……?」
杉山「さっきミリオタだったという話をしましたが、軍服オタクでもあったんです。古(いにしえ)のものに愛着が湧く性分でして、こんな風に考えたんです。〝実際に大和が存在した時代の装いで呉の街を歩いたら面白いんじゃないか?〟……って」
ミツ「妙なことを考えましたね!」
杉山「軍服オタクの延長で背広趣味もやってましたから。海軍工廠の職員の集合写真や、大和の進水式に参加している技官の写真を参考にしてビンテージスーツに理解のある洋服屋に頼んでいます。もちろんそのままだとコスプレになってしますので、今の人が見ても自然に見えるように、ファッションのイロハも勉強しながら着こなしに取り入れています。本当に写真から出てきたんじゃないかと思わせたら勝ちだと思ってます」
ミツ「昭和が見えます」
杉山「ちなみに呉に着いて初めての食事は、呉駅前にあるレストの『大和のオムライス』でした」
ミツ「ホント、徹底してますね〜。腹ごしらえもすんで、いよいよ呉散歩ですね」
杉山「不思議な感覚でした。他の提督たちが、公式物販やスタンプラリーをしている中、たった一人、スーツ姿で呉の街をあちこち歩きました」

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(宝石の山本さんの前での1ショット)

ミツ「2022年の呉イベは、ぼくも参加したので、どこかで杉山さんとすれ違っているかもしれませんね」
杉山「お店もコラボ店以外を精力的に回りました。おかげで魅力的な人とたくさん出会えました」
ミツ「どんな人たちですか?」
杉山「梶本時計店さん、ポプラ堂さん、わいずカフェさん、たくさんの人たちと話をしました。その時に「心から呉を楽しむ姿勢がいいね!」とおっしゃっていただきました」
ミツ「だから、皆さんの口から杉山さんの話題が出るんですね〜」
杉山「大和を始まりとした〝呉への敬意〟が伝わって、嬉しかったですね」

これは運命なのか? 部屋が見つかる

2022年の呉イベから、杉山さんの人生、運命の歯車が回り始めます。
イベントが終わった後も、連休の度に呉を訪れるようになるのです。

杉山「休みの度に、呉に通っていましたね」
ミツ「なにかピンとくるものがあったのでしょうか?」

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杉山「とにかく居心地がいいんです。心のパズルがピタッとはまる場所というか、しっくりくると言いますか。ここに住めたらなあ〜と考えるようになって、何となく物件を探していました。そしたら……」
ミツ「あったんですか?」
杉山「大和の造船ドックの裏側に空き部屋を見つけたんです。ああ、もうこれは「運命だ」と思って、移住を決意しました」
ミツ「当時はまだ、東京の製餡工場で働いていたんですよね?」
杉山「10年以上お世話になった会社です。かなり慰留もしていただきましたが、ぼくの意志が固いと知ると、最後は認めてくださいました」

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ミツ「呉にはいつ移住されたんですか?」
杉山「2022年の10月ですね」
ミツ「4月の呉イベから半年……。人生を変える決断をされたんですね」
杉山「ぼくは常々、人生を実りあるものにするために、大事なことが2つあると思っているんです」
ミツ「それは一体なんでしょう?」

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杉山「好きな場所とやりたい仕事。これに尽きると思っています」
ミツ「呉への移住によって「好きな場所で生きる」は、実現できたわけですね」
杉山「そうです。ただ、本当に後先考えずに、体一つで呉に来てしまったので、やりたい仕事を見つけるには、ちょっと時間がかかりました……」

やりたいことを求め、もがく日々

2022年10月、呉への移住を実現させた杉山さん。
しかし、文字通り「その身一つ」でやってきてしまったので、仕事がありません。

ミツ「やりたい仕事はどうやって探ったんですか?」
杉山「とにかく行動しました」
ミツ「行動とは?」
杉山「フィールドワークとして、呉のいろんな場所でスーツ姿で写真を撮影したり、事業者向けのセミナーに参加したり、青年会議所の方と接点を作ったり、いろんな場所に顔を出していました」
ミツ「まさに、もがいていたわけですね」
杉山「そんな時、艦船めぐりを運営しているバンカーサプライさんによる、亀ヶ首発射場(かめがくびはっしゃじょう)の見学ツアーに参加したんです」

※亀ヶ首発射場……呉市、倉橋島にあった呉海軍工廠の砲弾発射試験場。

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(亀ヶ首のツアーの広告)
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ミツ「ここで、バンカーサプライさんが登場するんですね」
杉山「バンカーサプライ、艦船めぐり……。そうだ、こういう道もあったか!と光明を見つけた思いで、ガイド募集をしていないか電話をかけたんです」
ミツ「どうでしたか?」
杉山「締め切られていました。今はガイドは募集していないと……」

もがく日々から、売り込む日々へ

ミツ「それは困りましたね。どうしたんですか?」
杉山「自分を売り込むことにしました」
ミツ「……え?」
杉山「バンカーサプライの横山社長に、何度もアプローチに行って「こんなことがやりたい!」と、自分を売り込んだんです」
ミツ「ものすごい情熱ですね」
杉山「何度かトライした結果、採用してくださいました」
ミツ「すごい! バンカーサプライにはいつ入られたんですか?」
杉山「2024年の6月1日、正式に入社しました」
ミツ「とはいえ、ガイド未経験ですよね。デビューはいつだったんですか?」
杉山「2024年の7月にはデビューしてました」
ミツ「ええええ、早すぎませんか?」

呉湾艦船めぐりとは

ぼくが驚くのには理由があります。
艦船めぐりに乗られた方はご存知かと思います。
船が出航すると、およそ35分、ガイドさんの解説が始まります。
カンペなんてありません。インカムをつけて、ずーーーっと喋りっぱなしです。

湾内に停泊している護衛艦、潜水艦、造船中の船。
湾内の状況は、日々刻々と変わります。そうした変化にも触れながら、ガイドをしなければならないのです。

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どうすれば分かりやすく伝わるのか?

ミツ「ガイドの人、ずーーっと喋りっぱなしじゃないですか」
杉山「大枠の台本はあります。研修中、先輩ガイドの皆さんをお手本にして学ばせていただきました」
ミツ「……7月のデビュー、緊張はしましたか?」
杉山「最初の1カ月は夢中でやっていたので、あまり記憶がありません。少しずつ慣れてくると、どうすればお客さんに〝わかりやすく伝わるのか〟考えるようになりました。大枠の台本は決まっていますが、声の抑揚や表現は、ガイドそれぞれが工夫することが出来るんです」
ミツ「杉山さんは、どんな風に磨いていったのでしょう?」
杉山「講談師や活弁(かつべん)の動画を見て、言い回しを工夫しました。特に、参考になったのは、神田伯山(はくざん)さんの節回しですね」

神田伯山……小気味いいテンポ、圧倒的な話術と節回しで人気を博す。いま最もチケットが取れないと言われる講談師。

こうして呉に移住し、艦船めぐりガイドという仕事を得た杉山さん。
それから1年近くの年月が流れます。
そして、2025年6月、思いがけない人物が呉にやってくることになるのです。

呉に父、来たる

杉山「ある時、父から連絡があったんです。「6月に広島に行く用事があるから、呉に寄って、艦船めぐりを見に行くよ」……と」
ミツ「おーー、急展開ですね」
杉山「ただ一つ問題がありました」
ミツ「それは一体……?」
杉山「ガイドのシフトって当日の朝じゃないとわからないんですよ」
ミツ「そういえば、杉山さんもその日のシフトを朝にツイートされていますね」
杉山「その日は、父が乗る便に、シフトが当たらなかったんです」
ミツ「そうなんですか……」
杉山「まあ、こればかりは巡り合わせですから仕方ありません。……そしたら、同僚のガイドがシフトを代わってくれたんです」
ミツ「それは良かったですね〜」
杉山「同僚の皆さんには、本当にいつもお世話になっています。いくら感謝しても足りません」

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杉山「これを父に見てもらうことが出来て、嬉しかったです」
ミツ「お父さんは、杉山さんの仕事ぶりを見て、どんなことをおっしゃっていましたか?」
杉山「もともと口数が多い人ではありません。それでも……」

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杉山「この一言が嬉しかったですね。呉に移住する時も、口うるさいことは何も言いませんでしたし、自由にやらせてもらいました。心配もかけましたが、ちょっとは親孝行ができたのかなって思えました」

呉で大好きな風景

取材も終わりに近づく中「呉で一番好きな風景」について聞きました。

杉山「やっぱり自宅から見える風景ですね」

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杉山「仕事が終わって自宅に帰って、ビールを飲みながら、君が代のラッパを聴く。この時に、呉に移住して良かったなと、心の底から思います」
ミツ「幸せそうな顔を浮かべている杉山さんの顔が目に浮かびます」

お客さんに言われて嬉しい言葉

最後に聞いてみました。

ミツ「お客さんから言われて、一番嬉しい言葉ってなんですか?」
杉山「そうですね。色々ありますけど、やっぱりこれです」

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幼き日、大和に奪われた心。
心の片隅に置きながら、東京で悶々と過ごした日々がありました。

でも、2022年の呉イベから人生の航路が変わりました。

ポプラ堂、梶本時計店、わいずカフェ……、青年会議所の人たち、バンカーサプライの横山社長、艦船めぐりの同僚ガイドの方々、船長の今村さんの名前も取材の中で登場しました。

人の縁を大切にする人なのだな。
……ということが、よく伝わってくる取材でした。

最後、この言葉を改めて皆さんにお伝えします。

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杉山さんのプロデュース、艦船めぐり特別便

2025年8月8日。
大和の進水日を皮切りに、「艦船めぐり特別便」が、3日間(8日・9日・10日)に開催されます。詳しくは、杉山さんの投稿をご覧になってください。

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呉湾 艦船めぐり15周年

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2025年7月20日、呉湾 艦船めぐりは15周年を迎えました。
それにともない、公式HPもリニューアルされました。

【公式】呉湾艦船めぐり

こちらのページの「スタッフ紹介」で、ガイドのみなさんをチェックできます。


艦これ・鎮守府まとめ記事

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