しつけの問題? ワクチンが原因? 発達障害にまつわる「デマ」が母親たちを苦しめている

  • 作成:2022/02/02

親世代が子どもだった頃に比べ「発達障害」という言葉は身近になりました。それだけに、発達障害にまつわる誤った説が出回ることも増え、不安に陥る親、それも母親は多いようです。小児科医の森戸やすみ先生は、「不必要に母親を責めないで」と警鐘を鳴らします。

森戸 やすみ 監修
どうかん山こどもクリニック 
森戸 やすみ 先生

この記事の目安時間は3分です

しつけの問題? ワクチンが原因? 発達障害にまつわる「デマ」が母親たちを苦しめている

発達障害は脳機能の障害で、育て方は関係ない

まず初めに、発達障害の定義を確認しておきましょう。
政府広報オンラインには、発達障害は「広汎性発達障害(こうはんせいはったつしょうがい)、学習障害、注意欠陥多動性障害など、脳機能の発達が関係する障害」とあります。日本小児神経学会のQ&Aでは、発達障害者支援法において「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害などの脳機能の障害で、通常低年齢で発現する障害」と定義されています。

日常的には、ちょっと変わったところがある人や困った子のことを「発達障害ではないか」とか、「親の育て方のせいでは」などと言う人がいますが、それは間違いです。発達障害は「変わった子」という意味ではなく、医学的、法律的な定義があるのです。

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1982文字

1971年、東京生まれ。小児科専門医。一般小児科、NICU(新生児特定集中治療室)などを経て、現在は東京都内のどうかん山こどもクリニックに勤務。『小児科医ママが今伝えたいこと! 子育てはだいたいで大丈夫』(内外出版社)、『小児科医ママの子どもの病気とホームケアBOOK』(内外出版社)など著書多数。二児の母。

病気・症状名から記事を探す

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行

協力医師紹介

アスクドクターズの記事やセミナー、Q&Aでの協力医師は、国内医師の約9割、33万人以上が利用する医師向けサイト「m3.com」の会員です。

記事・セミナーの協力医師

Q&Aの協力医師

内科、外科、産婦人科、小児科、婦人科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、整形外科、精神科、循環器科、消化器科、呼吸器科をはじめ、55以上の診療科より、のべ8,000人以上の医師が回答しています。

Q&A協力医師一覧へ

今すぐ医師に相談できます

  • 最短5分で回答

  • 平均5人が回答

  • 50以上の診療科の医師