片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党 前川崎市議会議員
活動レポート

(選挙中でも)党と「候補者」ができる「ヘイトスピーチ反対」の行動(下)

2025年3月2日
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ヘイトスピーチ問題にかかわりネット上で様々議論されているため、2月28日にツイッター(X)で表記の内容の連続投稿をしました。若干の加筆をしてブログにも掲載します。

こちらの「下」は、選挙の時に「選挙演説や選挙政策の形を取ったヘイトスピーチ」などが行われた場合に備えて、私たちが候補者陣営としてどう考え準備してきたか、その考え方や心得を書いたものです。
日常的な「ヘイトスピーチが危惧される街宣」に対して私たちが「ヘイトスピーチ反対政治宣伝」を行うときの考え方については「上」差別排外主義的な街頭宣伝にどう向き合ったかー川崎区の共産党の事例で詳しく展開しています。

文中で( )で示した数字はツイッターの文字数制限のために記したものですが、意味上の区切りにもなっているのでそのまま掲載します。


■選挙運動と「ヘイトスピーチ反対」は両立できる

(0)選挙運動とヘイトスピーチ対応の最前線を当事者の立場で経験した人間として経験を連続投稿します(選挙の当事者、という意味です。また差別を受けた当事者ではありませんが、その場にいた者ということです)。
一番言いたいのは、選挙とヘイトスピーチ反対の取り組みは両立できる、ということです。
ツイッター上では明記しませんでしたが、私たちが川崎区で実践してきたことを中心に若干の想定を交えてまとめて投稿しています。誰かに「こう実践すべき」と求めているものではなく、あくまでも私たちの経験を述べているつもりですのでご承知ください。

■分断の原因をつくったのは誰か

(1)最初に言っておきたいのは
今回の問題の場にいた誰も責められるべきではなく、分断の原因をつくっているのは差別排外主義勢力の側だということ、
私の使う「ヘイト」「差別排外主義」などの用語は、個別具体的に不当な差別的言動をしていることを指してはいるわけではないこと、
です。

(2)今回の件で悪辣だと感じるのは差別排外主義勢力の側が「選挙政策として差別排外主義政策を語った」ことです。
またそれを利用して、元々日本共産党に分断を持ち込んでいる人たちが党内部に深く亀裂を入れようと動いていることがもう一つの問題です。
そんな分断に乗せられず団結したいです。

(3)このあと具体的に
「差別排外主義的主張をする他候補がいるときに、日本共産党(や反差別の立場に立つ)議員がやれること」
をあげていきたいと思いますが、
その前にもう少し別の前置きにお付き合いください。

■「選挙ヘイト」には慎重に対応すべき

(4)【「選挙ヘイト」には慎重に対応すべき】
当然選挙でもヘイトスピーチは許されません
が、相手方は選挙政策の形で「グレーゾーン」の範囲で差別的主張をしてきます。
そうなると日本共産党の議員や候補者が裏をとらず「ヘイトスピーチやめろ」などと明言して批判するのは危険なことになります。

(5)ヘイトスピーチ解消法で禁止されている『不当な差別的言動』は「危害告知」「著しい侮辱」「排斥・排除」の3類型です。
それらにストレートに違反した相手方の「選挙演説」が動画などで記録できていれば良いですが、そうでなければ「妨害行為だ」「言論弾圧だ」という口実を与えることになります。

川崎市「人権条例」周知パンフより抜粋

(6)当然これは候補者やその陣営の話なので、市民の対抗言論や落選運動は別の話です。「グレーゾーンであっても差別は許されない」と言うこともできると思います。
しかし選挙中に候補者陣営がそんなことを言うわけにはいきません。

(7)「グレーゾーン」でも差別的な演説が目の前でされたら放置はできません。
川崎区で市議選に差別排外主義的政策を掲げた候補者(A氏、B氏2人)が出たことがあり共産党後援会員にA氏の運動員から差別的な暴言を受けたこともあります。先日の総選挙の時にも市民から差別的な言葉をかけられました。

(8)もし私が候補者のとき、目の前で差別排外主義的な「選挙演説」が行われたらどう動くでしょうか(その経験はないが)。
共産党の差別反対の立場や多文化共生政策、また日本の起こした侵略戦争の正当化を許さない立場を訴える演説をすると思います(普段「反ヘイト政治宣伝」で訴えている中身です)。

■中間まとめ=慎重に批判すべきだが、選挙中でもやれることはある

(9)少しまとめます。
裏をとらずに「ヘイトスピーチだ」と批判することは慎重にすべきと思いますが、
党と候補者が選挙中でも「ヘイトスピーチ反対」でやれることはいくつもある、ということです。
具体的にあげていきます。

■選挙中でもできること〔川崎区の事例ふくめて〕

(11)同時に選挙中なので「見せ方」も重視しないといけません。
何より通行する市民には差別される国の出身者もいます。差別に傷ついているはずです。
その方々に「差別を許さない」党と候補者の姿を見せるのは極めて重要です。
通行する多数の良心的な市民が共感できるよう「見せる」必要もあります。

(12)市民から見て「共産党の方がまともなことを非暴力的に言っている」と見えることが望ましいです(差別をかき消す目的での強い言葉の必要性は理解します)。
また場面により「共産党はそんな差別は許さない!」と厳しく言う場面もありえます。
選挙の場では「見え方」を意識するのは当然です。

■候補者陣営として行ってきたこと

(13)候補者陣営の話です。
「ヘイト候補」が出馬する選挙区で候補者陣営がすべきは、他党派分析の際に反差別政策をどう打ち出すか検討し判断することです。
具体的には「ヘイト候補」の政策に対置して、当該地域での多文化共生政策やヘイトスピーチ反対政策を、選挙演説や宣伝物等に盛り込むことです。

(14)でも、選挙戦の訴えは「給食無償化」「国保料引き下げ」や大型開発などのくらしと政治姿勢の問題が中心になるはずです。
近くに「ヘイト候補」がいるときや長く演説するときにヘイトスピーチ反対政策を入れる感じでしょうか。
ともかく、選挙とヘイトスピーチ反対の行動は両立できるのです。

■終わりに

(終わりに)
繰り返しますが、この連投は我々川崎区の共産党の取組みを振り返り、若干の想定を加えまとめたものです(片柳の私見で)。
この通りに動けなかったなどとして誰かを責めるつもりは皆無です。
差別排外主義勢力にも、日本共産党の分断を狙う人たちにも、乗せられることなく団結するために役立てたいと思って書いています。

片柳すすむ

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