片柳すすむ

かたやなぎ 進
日本共産党 前川崎市議会議員
活動レポート

差別排外主義的な街頭宣伝にどう向き合ったかー川崎区の共産党の事例(上)

2025年2月25日
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ヘイトスピーチ問題にかかわりネット上で様々議論されているため、2月24日にツイッター(X)で表記の内容の連続投稿をしました。若干の加筆をしてブログにも掲載します。

こちらの「上」は「ヘイトスピーチが危惧される街宣」が行われる際に、私たちがその近くで「ヘイトスピーチ反対政治宣伝」を行うときの考え方や心得を書いたものです。
選挙での駅頭宣伝の際にも同様の事態になりうるとここでも指摘していますが、選挙の時にどう考えるか・候補者陣営としてどう考え準備してきたか、については「下」(選挙中でも)党と「候補者」ができる「ヘイトスピーチ反対」の行動で詳しく展開しています。

文中で( )で示した数字はツイッターの文字数制限のために記したものですが、意味上の区切りにもなっているので、2つのポストに文がまたがっているところは編集したうえで掲載します。


(1) 差別排外主義的な駅頭宣伝に川崎区の日本共産党がどう向き合ってきたのか、「日本共産党」の旗を掲げたヘイトスピーチ反対の政治宣伝で留意した諸点を連続投稿します。
あくまで私たちの例にすぎず、同じことをしろと言うつもりはありませんし、誰かを批判しようとしているものでもありません。

①「日本共産党」の旗を掲げる

(2) ①日本共産党の旗を掲げて主張を正面から述べる
日本共産党のヘイトスピーチ反対の政策 をビラや演説で正面から訴えています
ヘイトスピーチが行われることが危惧される街宣が予告されたとき、私たちはいつも(100%ではないですが…)通行人から目立つ近くの場所で市民向けに日本共産党のノボリを掲げ「ヘイトスピーチ根絶」の政治宣伝を行ってきました。

②「ヘイト街宣」の周りの状況を市民に分かりやすく

(3) ②「ヘイト街宣」の周りの状況を通行人に分かりやすく示す
「ヘイト街宣」前ではカウンターの市民が抗議をしています。通行人にはマイノリティの方々もいるため、差別をかき消す目的や差別をする側が強く「叱られている」印象にさせる目的で、強い言葉や大きな音で抗議を行っている場合があります。

(4)そのため、通行人の市民にとっては「何が起きているのか?」「なぜこんな騒然としているのか」と疑問を持つことになります。
なので私たちは「過去に『●●人を射殺せよ』などというプラカードを掲げた団体が来ている。それに対し市民が抗議している」と状況説明を行うことを重視してきました。

③「差別排外主義勢力」を市民から孤立させる

(5) ③排外主義勢力を孤立化させる―それが結果として党への共感につながる
上記①②を実践することで、差別的言動を行う勢力を孤立化させていくことができると考えます。
また日本共産党の「差別を許さない」姿勢をしめすことにより、結果として市民からの共感を得ることにもつながると思います。

④「カウンター」と一体化しない

(6) 同時に重要だと考えてきたのは
④「カウンター」と一体化しない
ということです。
カウンターの市民の皆さんとはヘイトスピーチを許さない・差別排外主義反対という点で一致しており、一人一人の行動に深いリスペクトの気持ちをもっています。
しかし、

公に党の旗を掲げたメンバーが訴えるべき対象は「差別主義者」ではなく、「駅を利用し周辺を通行する市民」です。

市民の皆さんに広く党の差別は許さない政策と姿勢を伝えること・今起きていることを知らせることこそ重要だと考えてきました。

⑤付け入るスキを見せない

(7) 次に
⑤排外主義勢力に付け入るスキを見せない
ことです。

端的に言えば「決めつけ」をせず言質をとらせないことです。
もし私が「おまえは差別主義者だ」とか「今ヘイトスピーチが行われている」などと演説の中で言ったとすれば、相手側は「我々は差別などしていないのに、共産党の片柳が『ヘイトスピーチだ』と言っている。言論弾圧だ」と言うことができてしまいます。そんなスキを見せないことを重視してきました。これも彼らを「孤立化」させるために重要だと考えます。

(8) 余談 / 私にも内心の自由があります。「差別主義者」だと思う人物は何人もいます。法的な「不当な差別的言動」の定義に当たらない「グレーゾーン」の発言に逃げ込んでも、それは差別です。「自分たちの宣伝は川崎市にヘイトスピーチと認定されてはいない」と言っても、私はそんな発言は許しません。

(9) しかし地域の党を代表する人間として、外向きに「差別主義者だ」とは言い捨てないようにしています(面と向かって「差別主義者だ」と批判することこそ重要だ、という考えも理解します)。
内心では「差別主義者だ」と思っている者もいるし、厳しく批判・糾弾しています。

⑥どんな場の政治宣伝も「前線」になりうる

(10) 本論に戻りもう一つ別の角度で問題になるのは、
⑥どんな場所・政治宣伝も「カウンター」的な場面になりうる
ということです。

私たちは「カウンター」ではなく政治宣伝として駅頭に立っていますが、望まなくても宣伝(選挙活動含む)の場が「カウンター」のような前線の場になってしまうことはありえます。

(11) 具体的には面前に「ヘイター」などが来て罵声を浴びせたり言いがかりをつけてきた場合です。その可能性は川崎だけでなくどこでもありえるのは当然です。
それを一定想定しつつ、面前の「ヘイター」と対峙した局面でも共産党の「差別は許さない」姿勢が市民から見えるように努力してきました。

(12) 国会議員や国政候補と「ヘイトスピーチ許さない」宣伝をしたこともあります。
その際には市民運動の皆さんも警戒にあたってくれましたし、私たちもトラブルに発展しないよう様々注意を払ってきました。
その際にも一番の根本に置いているのは「差別は許さない」という意思を明確に示すことです。

(終わりに)
以上です。
繰り返しますが、この連続投稿は川崎区の共産党が「ヘイト街宣」にどう向き合って「反ヘイト」の政治宣伝をしてきたのか、という一例にすぎません。
どこの地域でも同じことをしろと言うつもりは全くありませんし、誰かを批判しようとしているものでもありません。

片柳すすむ

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