“皮膚科の権威”東大院教授を逮捕 高級クラブや風俗店…高額接待繰り返し要求か

日テレNEWS NNN1/26(月)21:21

“皮膚科の権威”として知られた、東京大学の大学院で教授を務める男が逮捕されました。共同研究先に高級クラブや風俗店など、高額な接待を繰り返し要求したとみられています。

■総額“490万円” 約30回にわたり接待受けたか

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銀座の“高級クラブ”でシャンパンを持ち、ほほえむ男。学問の“日本最高峰”東京大学の大学院教授・佐藤伸一容疑者(62)です。

佐藤容疑者は2023年から翌年にかけて、高級クラブや性風俗店などで、約30回にわたり接待を受けた疑いがもたれています。その総額は部下の分も含め、少なくとも490万円にのぼるということです。

佐藤容疑者の専門は「皮膚科学」。近年、特に力を入れていたのが、皮膚疾患への効能が期待される「CBD(=カンナビジオール)」の研究です。

2024年6月に公開された動画でも、その可能性を“力説”していました。

佐藤伸一容疑者(日本化粧品協会のYouTubeより)

「カンナビジオールに炎症を抑える抗炎症作用ですとか、紫外線の悪影響を取り除く抗紫外線作用、簡単に一言で言うのは難しいんですけど、リニューアル&レジリエンスという表現になるのではと。お肌の生まれ変わりって言えば一番近いですかね」

■「クラブに行ってもキスもできない」 性風俗店での接待も常態化か

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“皮膚科の権威”として知られた佐藤容疑者。接待は、その研究過程で行われていました。

佐藤容疑者ら東京大学側と「日本化粧品協会」は、3年前に共同研究をスタート。研究を統括する立場にあった佐藤容疑者は、見返りとして、協会側に“高額接待”を要求するようになったといいます。

26日、贈賄の疑いで書類送検された日本化粧品協会の代表理事は去年5月、その様子を語っていました。

贈賄の疑いで書類送検・日本化粧品協会代表理事

「食事は個室で、その後に『個室のバーないですか』とか、女性の接客されるところを望まれている感じだった」

接待は月に2回ほど、最も高いもので1人あたり10万円を超え…。

贈賄の疑いで書類送検・日本化粧品協会代表理事

「クラブに行っても手も握れないしキスもできない、じゃあ高級風俗とか」

レストランや高級クラブだけにとどまらず、東京・台東区の性風俗店での接待も常態化。1つ10万円超えのスーツケースもプレゼントされるなど、接待の総額は少なくとも490万円。一緒に接待を受けた部下で准教授だった男も収賄の疑いで26日、書類送検されています。

■度重なる要求に耐えかね…日本化粧品協会側の告発で明らかに

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東京大学で学ぶ現役の学生は…。

現役東大生

「アカデミア全体に対する信頼が下がっていくんじゃないのかな。襟を正してといいますか、もっとガバナンスをしっかりしていくべきだなと思います」

「(接待の)システムが作り上げられてしまって、それが内部で閉じてしまって同じ大学内でも見えてない状態。暗黙の了解があるのであれば直さないといけない」

度重なる要求に耐えかねた日本化粧品協会側の告発で明らかとなった“過剰接待”の実態。警視庁は、佐藤容疑者らの認否を明らかにしていません。

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