この「途中までできたのであとはヨロ」っていう投げ方、最大級に専門家をイラつかせるので絶対にやめた方がいいAIの使い方ですね。
法律、医療は言わずもがなですが開発、デザイン、その他あらゆる専門性をともなう分野で起きてます。
「いいところまで行ってる」という判断は本当に難しくて、それこそ専門家でも見積もりを間違えることが多いのに、なぜ素人に「あとは簡単でしょ」みたいな扱いをされなければいけないのか。あと少しだと思うならじゃぁ最後まで自分でやれや、ってなりますね。
これはクリエイティブ系の仕事だと一番顕著で、「一番美味しい部分だけ自分でやっといたから、あとはケツ拭きだけやってね」っていう失礼極まりない依頼をしてることに気づけないのは人と仕事をする態度として最悪です。
で、ここからが本当に伝えたいことなのですが、そんな人間の心情やインセンティブに配慮しなければ仕事が進まないという時代は遠からず終わる、ということです。
ピープルマネジメント自体を楽しんで社会的使命感を持って取り組んでいる人からすれば決して合意できないでしょうけど、冷徹に効率だけを見れば排除すべきボトルネックなので、目前に迫ったAGIが到来すれば必ずその次元で競争する時代が来ます。文明とはそのような暴力性を内包したものです。
つまり、やるなら本当に最後まで独力でAIでやりきっちまえよ、ということです。人に甘えんなと。フルパワーを投入し、その全リスクを負い、失態かましたら責任を取れと。
今、生成AIネイティブ世代というのは本当に猛スピードで成長していて、「非エンジニアです」って言いながら、そこいらのエンジニアよりよっぽどシステム全体に詳しい、みたいな逆転が起きてるわけです。
間違ってたのは「非エンジニア」という自己認識の方で、AIと一緒に作りまくる過程で実は一人前のエンジニアになってしまっていたと。
そういう急成長を可能にする最強の家庭教師が生まれた、と考える方が現実的だと思うのです。
サボるためのAIの使い方は負けが宿命づけられている。AIが活かせるのは脳フル回転の超人だけ、という時代が来ますよ。
Quote
高橋雄一郎
@kamatatylaw
最近、AIで契約書を作成したので弁護士に最終チェックを頼むという依頼があるが、間違いが多すぎで通常よりもかなり時間がかかる。むしろ最初からこちらにまかせてくれたほうがいい。AIに入力したプロンプトとデータと出力と修正経緯をもらえば、何がしたかったのかよくわかる。 x.com/lawkus/status/…